【コロナ後への二歩】いろいろ弛んでます。ガーデンフェスティバルへ行く。


なんか日本がコロナの第5波で大変だ大変だとなっているようですが、その頃ドイツでは患者数は増加傾向にあるものの、日本以上に気持ちが緩んでいる印象です。いや、ドイツではというと主語が大きすぎるので、我が家ではに訂正。

私のお腹以上にコロナへの警戒がたるみきった私たちは今度はハノーファーで開かれていたガーデンフェスティバルへ。

なにそれって、いろんな業者がやってきて、外でいろんなものを展示即売しようという企画。確かにガーデニングが趣味とかいうお方にはとっても楽しい企画。

私はちなみにガーデニングもオリンピックも興味はありません。それでも行く気になったのは家にいるより遥かにマシだし、ハノーファーまででも車の運転ができればそれでいいのです。

たるんだ人は私達夫婦だけじゃなかった。前日に階下に住む義両親にガーデンフェスティバルへ行くことを伝えたらついてくるとのこと。はいはい、去る者は追わず来る者は拒まずですので一緒に行きましょう。

というわけで、家から車で走ること小一時間、ハノーファーの観光名所ヘレンホイザー・ゲルテン(Herrenhäuser Gärten)のすぐ脇の特設会場になっている(観光名所とは別の)公園へ。上の地図の右側のFriederikenbrückeあたりが会場への入口でLeibniztempelあたりまでがガーデンフェスティバルの専用会場になっている。

入場料はお一人様€12なり。殿様商売してますなぁ。

中はといえばこの混み方。ズームを使って圧縮撮影などしてません。ひたすらに人が多い。屋外とはいえマスクは必須。

おお、盆栽がある。ドイツ人はSの発音がZになるので、ボンザイと言いますけどね。

そのお隣はサボテン。個人的には好きじゃない。トゲがあるものが自分の部屋にあるとかあまり考えたくない。

そしていろんな食べ物も売っている。蜂蜜だお茶だチーズだと。

途中で気がついた。義父を筆頭にして金銭感覚がおかしくなっている。上の写真のチーズ、確かに試食したら非常に質の高いもので美味しかった。なんだけど、スーパーで買うより2倍も3倍もするやつをなんのためらいもなく買う義父にぎょっとする。もしかして、1年半も巣ごもりしていたからお財布の口も緩みきってますか。

花もいろいろ買えます。

球根も買えます。

さらには庭を飾るものもたくさん。

ね、ガーデニングがご趣味ならきっと楽しい場所だと思います。残念ながら興味のない私は「入場料€12も取っておいて、この(各商品の)価格設定は何やねん。このフェスティバルを企画している企業はきっと片手うちわだろうなぁ」などとブツブツ言っている。

カフェも併設されていたので一休み。こうしてお財布の中身がガンガン吸い取られていきます。

実はこのガーデンフェスティバルには以前も来たことがあります。ずっと眺めているとその時の記憶がいろいろ蘇ってくる。すなわち、けっこう多くの出展企業が同じなのだ。なので、来年もまた来たいかといえば…うん、ハノーファーまで運転したいからまた来よう。

帰り道に義両親が行き帰りの車代という名目でご飯をおごってくれるというのでお昼というには遅すぎる、夕飯というには早すぎる食事をいただく。私が注文したのは「小さいサイズのスペアリブ」

15分後やってきたのは

どーん

思わず私は言いましたよ。

「あのー、小さいサイズを注文したと思うのですが」

ウェイトレス氏:「ええこれが小さいサイズですよ」

ちなみにスペアリブの下にはウェッジポテトがてんこ盛り。こうしてまた私は我が母を恨むことになる。「食べ物を粗末にしてはいけません」という教えを私にしたことに。非常に正しいことだけど…こうしてお腹のお肉はますますたるんでいくのでした。

…ロックダウンが続いていたほうがある意味正解だったかもしれない。