【こそこそ更新】金融危機、私の場合

【作者謹告】お金の話なので、次の日記(バッグの話)を掲載したあとに、こっそりと載せておきます。なんか、もろにお金の話って避けるべきじゃあないかという思いがあるんですよね。というわけで、フォントの色を変えたりもせずに、写真もなしに、こそこそ更新です。


国際的に金融危機らしいです。別に持ち家があるわけじゃなし、会社も見た感じ安泰な私の場合、「あっそう」で終わりなのですが。こんな私はそれでも経済学士。ケインズが誰かもマクロ経済が何かもわかってないのに経済学士になれる日本ってほんっとにいい国ですな(マテ)。


そう考えれば、高卒だろうと大卒だろうと何にも関係ないのに、高卒より大卒のほうがエラくて、私のような三流私大卒より、一流大学と呼ばれる大学卒のほうがエラいという話らしいですね。やれやれですね。ひがみと言われれば返す言葉もありませんが。


なんか知らんけど私、自分の会社の株式を持ってます。と言っても大した額じゃありませんが。年に1回、給料(年単位)のン%の金額を最大額として株が買えるわけ。それが今月なのです。あ、ちなみに、どういう理屈だか知りませんが、インサイダー取引には当たらないそうです。ま、会社の内情を何も知らない私ごときがインサイダー取引などできるはずもありませんが。


毎年9月の初めごろのある日の株価で購入する権利を得ます。で、10月の初めまでに申し込めば10月の給料から2月の給料まで、均等に給料から天引きをされるようになってます。株を購入した以上は最低1年間は売ることができません。


私、去年の9月に自社株を一株15ユーロで300株ほど購入しました。「社員割引」として2割引きで買えたので3600ユーロの投機ですな。ところが、これが金融危機だか何だか知らんけど、9月の時点で11ユーロまで下がってしまいました。売れば300ユーロほどの損失が出る計算になります。


株式のことは詳しくありませんが、株価が下がったときはあきらめて売ってしまうのも一考、または逆に買い足して値上がりを待つという方法もあるそうな。ともあれ、11月までは売れないからどうしようもない。とりあえず今年も買うかと思っていると、歴史に残る株式の大暴落で15ユーロで買った株がなんと一株6ユーロまで大暴落してしまった。1800ユーロの損失。投資した金額に対しての損失を考えるとどえらい損失です。


最初に書いたとおり、今年の株式の販売額は9月の初めに固定された金額。つまり、11ユーロ。現在6ユーロまで暴落した株式を11ユーロで買う莫迦なんているわけありません。


ところが。よくよく社員に配られた「購入の手引」を読むと、こんなことが特記事項として書いてあった。


「もし、9月の初めに比べて株式が10%以上値下がりしていた場合は例外として10月の初めのある日の額面で販売します」


というわけで、11ユーロだったはずの株式を6ユーロで買えることに。たとえば300株購入したとすると、11ユーロだったら3300ユーロ、6ユーロだったら1800ユーロ。こりゃもう大バーゲンです(会社がつぶれない限りね)。かくして、300株ほどまた購入することに。


さてさて、今後どーなりますやら。投機しておきながら何をかいわんやですが、やはりお金は額に汗して稼ぐもんだと思ってます。こんな株式投機で金を儲けちゃったりなんかしたらまともに働くのがばかばかしくなるので儲かるべきじゃないと思いつつ、でも値上がりしてくれればいいなあと思っているのも事実。少なくとも損した分くらいはね。