【フォトエッセイ】ドイツの中世祭り

ドイツの某市の「中世祭り」に行ってきました。けっこうあちこちの都市でやっているらしいが、実際に見物に行ったのは初めて。まー、要するに中世の時代の市場を再建したようなところと、中世にちなんだ見世物、そんなもんがあるらしい。というわけで行ってきました。ある地方都市。

ドイツの中世祭り


いきなり、町の中心部の国道が閉鎖されてます。お祭りとは言えずいぶんという気がします。しかも入場料を取りやがる。いや、入場料を取ることはいいんだけど、会場の中には私の行きつけのレストランもあるんだぞ。お祭りに興味がなくてレストランに行きたいって人がいたらどーすんだよ?

こちら、中心の入口。門がありますが実は張りぼて。そう、中世の城下町をイメージして門を作っているわけ。

ドイツの中世祭り


まず目に入るのは屋台村。

ドイツの中世祭り


お約束のソーセージ。

ドイツの中世祭り


ドイツの中世祭り

黒ビールを片手に屋台で上の写真の数々のものを食べる。うまいっ。

ドイツの中世祭り


国道を挟んで緑地にあるのは店。中世にちなんだ(と思われる)装飾品や、服、果ては蜂蜜から酒に至るまでいろんなもんを売ってます。

ドイツの中世祭り


ドイツの中世祭り


ドイツの中世祭り

弓矢も売ってます。試し打ちもできる模様。

ドイツの中世祭り

一見来客のためにショーをやっているようにも見えますが、実はテレビのニュースのレポートのための悪くいえばやらせ。

ドイツの中世祭り

本番中。某日のNDR2の午後7時くらいのニュースにもしかしたら私が莫迦面をして映っていた可能性があります。映ってなくていいけど。

…と、まあここまでは別に何ということもなく過ぎた。これだけだったら日記のネタとしてはボツだった。実際これって日本のどっかのお寺の縁日と似てると言ってもいいかもしれないような感じだもん。だけど、忘れちゃいけないここはドイツ。あの混浴ハードコアサウナのあるドイツです。信じられないこと起こるんですよ。

ドイツの中世祭り

問題はこのテント。この前を通過した時に事件が発生。このお祭り、ほかの写真からもご賢察のとおり、かなりたくさんの人が来ていました。下手したら何万人規模。つまり、このテントの前もひっきりなしに人が通っているものと思ってください。私もその中の一人なわけ。

私もその他大勢としてこのテントの前を何気なく通過していました。その私の節穴の目に飛び込んできたのはバスタオルを巻いた50くらいの恰幅のいいおばさん(スペイン語で言うところのデ…いや、自重しておきます)。なんだなんだと思っていると次の瞬間にこのおばさんがバスタオルをはだけて全裸になった。


!!!

幸い距離があったので3段腹の詳細とか三角州の詳細(意味不明)とかは見えなかったのでその日の(悪)夢に出てくることはなかった。が、しかし、されど、往来の激しいお祭りのさなかに素っ裸になるこのおばさんって何?

種を明かすと、じつはここ、「浴場」のテントだったのだ。3-4人くらいが入れる浴槽があってそこに入るためにおばさんは恥ずかしげもなく全裸になって風呂に入ったわけ。しかもこの風呂は混浴と来たもんだ。

そりゃ文化の違い。尊重しなければいけません。犬を食べる国もあれば、混浴でも平気な国もある。が、日本に生まれ育った私にはどちらもついていけない世界であることは間違いがないようで。