お次は日曜の朝のお話

日曜日の朝。目覚めとともに思った。


そうだ、Avoca、行こう。


日記で紹介して以来、ますます勝手に自分の中の熱しやすく醒めやすいブームの絶頂期に差し掛かっているAvoca。そうだ、朝ごはんは、ここのおいしいパンにしよう!


思い立ったが吉日、そのまま車に乗る私。が、なぜか車で数分の最寄店Rathcooleではなく、もはやダブリンではなくWicklow県になる本店。うちから35キロほど離れている。いいのだ。本店のパンはきっと一味違うに違いない(意味不明)。


うちから本店に向かうには、M50(高速道路)を使えば30分もかからず難なく着く。だけど、それじゃあつまらない。そうだ、まっすぐDublin Mountainsを突っ切ろう(ますます意味不明)。


見てのとおり、高速道路(青)を使うとかなり遠回りになる。赤線のように直線でつなげば近いに違いない(山に突撃する形になるけど)。というわけで、れっつらごー♪(激死語)


家を出るなり、山に突入


パンを買いに行くんです。


パンを買いに行くんですってば。うちから数キロ走っただけで、こんな山の中。ダブリンで殺人、死体遺棄事件が起こったら死体はこの辺から上がってくるらしい(伝聞形)。確かにそれも納得。(ちなみに上の写真、けっこう気に入ってるんですけど。)


というわけで、30キロちょいの道のりを40分以上かけてAvoca本店に到着。


さすが日曜日の午前10時前。お客さんはほとんどいません。なので調子こいて、店内の写真を何枚か撮ってきました。


なんかいいでしょ?高くてほとんどの商品に手が出ないんですけど。


ついでだから、この前買ってきたケーキも紹介しちゃえ。


せっかくおいしそうなケーキなのに、倒れた状態で箱に入れられているのは仕様です。アイルランドの限界とか言っちゃいけません。


ちなみにこんなケーキごときが、4ユーロ近くしやがります。不況のアイルランドではありえないような強気の価格設定です。何の感慨もなくあっという間に食ってしまった同居人ひでかすに殺意を覚えたことは本人には伝えておりません(って、ここで書けばばれるっつうの)。


というわけで、こんなパン一つ買うためだけに往復1時間半の時間をかけてWicklowまで行ってきました。ガソリンがリッター1.5ユーロとかするご時勢にいい根性をしていると自分でも思います。しかも山中でガス欠しかかったし。


今朝の食卓に何気なく置かれていたパンに、そんな話があったこと、ひでかすには伝えてません(だから、ここで書けば…)


ちなみに、Google Mapによると、さっきの青線での迂回高速ルートでの走行距離は33キロ、所要27分、私がたどった赤線でのDublin Mountains突撃ルートでは走行距離33キロ、所要51分だそうな。

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…って、走行距離、一緒じゃねえか(所要時間はほぼ倍)。ま、狭くてぐにゃぐにゃした道を走るのが趣味なんでしょうがないんですけどね。


こんだけ日記のネタにしたんだから、そろそろAvocaさんから、礼状と金一封が届くのを待っているのだが…こねえだろうなあ。