とことんグダグダなルフトハンザ搭乗記(下)

昨日の続きのグダグダ話。その話にいく前にもうちょっと脱線。


ドイツの路上駐車。近くの券売機に小銭を入れて10時30分まで有効とか書かれたレシートをダッシュボードに掲示する場合や、自前のパーキングディスクを同じくダッシュボードに提示する場合があります。


これね。


この数字の部分がご賢察の通りくるくる回るようになってまして、自分の到着時間を矢印にあわせるのね。


この表示が路上にある場合は、矢印を合わせた現在時刻から2 Std.つまり2時間無料で駐車できるわけよ。合理的でしょ。ちなみに私、数年前これの表示をうっかり忘れてまして、駐車違反の切符をいただきました。罰金は…5ユーロ(安っ)。


もっとちなみについ最近高速道路のジャンクション付近のオービス(速度自動取締機)にも頼んでもないのに記念撮影していただきまして、15キロオーバーで30ユーロの罰金。意味のないところでドイツ国に寄付行為を繰り返しております。


なんでこいつはドイツの路上駐車の話の説明を始めたかというと、次の写真を見てほしかったから。そう、昨日のグダグダ話の続きなのです。日曜日の夕刻のHannover空港で撮影されたA320(あれ、A319だっけか、いや735だっけか…覚えてねー)の操縦室を搭乗橋から撮影したものです。


(ダッシュボードの見える位置にパーキングディスクを表示しましたよ…の巻)


オレ、この機長、大好き。こーゆーお茶目なことする人、好きですね。ちゃんと時刻も正確に表示されているあたりが「几帳面なドイツ人」というありがちなドイツ人像をさらに助長させてますけど。


はい。ここから先はグダグダです。先に言ったんだから読んで文句言うなよ…というわけで続きです。


フランクフルト空港のターミナル1のピアBのラウンジが新しくなったらしいので行ってみた。前のラウンジがひどかったのよ。いっつも混んでていすが足りないこともしばしばだったのだが、新しいラウンジは広さも倍以上になって居心地がよくなった。シャワールームも10室と2.5倍に増えた。何より気に入ったのは


カクテルバーがある。


カクテルバーと聞いて「愛だろ、愛っ」というコマーシャルを思い出す私はすでに20世紀の遺物ですが、まあいいや、話を続けよう。わが人生でカクテルバーになどほとんど行ったことのない私…ってか一度でも行ったことはあっただろうか。


(私の考えるカクテルバーのイメージ)


高級ホテルのラウンジバー。背後には摩天楼の光、目の前には熟練のバーテンダーが静かにシェーカーを振る。遠くのステージでは静かにピアノが奏でられている。カウンター席には洗練されたイメージの女性が静かにグラスを持ち上げた。


…このイメージが正しいかどうかはまったくわかりませんが、一つ間違いなく言えることは、林家こぶ平の生まれ変わりとも言われている洗練とかそんな言葉の対極に生きている私にとって居心地のいい場所には到底思えない(…誰も言ってねえよ…それ以前にこぶ平さん、生きてるし)。


なんだけど、なんか新しいものが大好きな私としてはこのカクテルバー、試さないわけにはいかない。アイルランドでは手に入らない日本語の新聞を手に控えめにバーの隅っこに座る。


ここでさー、なんか、カクテルの名前をぱっと言えればいいだろうが、カクテルの名前など…知らん。モスコミュールとかセックスオンザビーチとかテキーラサンライズとかいくつか名前は浮かぶが…何が入ってるんだっけ。なーんも知らない。メニューを見て茫然自失としていると、カウンターのバーテンダーさんが「これがおいしいよ」と言って勝手にカクテルを作ってくれる。ありがたや。


グリーンティーベースのなんちゃらかんちゃらと説明してくれたが、すでに覚えていない。私にとってこの世は、「おいしいもの」「おいしくないもの」の2種類しか存在しない。これは確実においしいものだった。


そんなこんなですっかり出来上がった状態で機内へ。機内で、日経、朝日と読み進んでまだ手をつけていなかった読売を読み始める。そこで、読者さんにしっかり目撃された。やれやれ(←どうやらあまりにグダグダすぎて本人すら書く気をなくしたらしい…ってそれでいいのか)。