にわか世間学に日通さんの現地情報

こんばんは。九州出身の血液型B型のSnigelです。いや、今日の日記はひどいですよ。だって、左の一文が書きたかっただけで、この先の展開、なーんも考えてません(をい)。とりあえず、ワードの2枚が埋まるまで、流れなど考えずにテキトーに書きます。


この一文も、この日記を書いた瞬間に読んでくださっている方なら意味が通じるかもしれませんが、1ヶ月もすれば、もうなんのことだかわからなくなるに違いない。よーわからんという方、菅内閣に松本龍復興担当なるダイジンさまがいたんですけど、記者会見のときにサングラスを突然つけるわ、宮城の県知事との会談で「上から目線の発言」(自民党の大島理森副総裁)で「知恵を出さないやつは助けない」 だの県庁に客が来るときは「(知事が)先にいるのが筋だよな」 などの「放言」でたった就任からたった9日で辞任してしまったという騒動が数日前にあったんですよ。どっかの首相がその椅子に居座っているのと対照的。どっちがいいのかは知らんが(リンクの数々、魚拓を取るほどでもないと思ったので、リンクが切れてたらごめんなさいということでお願いします。以下ニュース系は同じ)。

政治的に中立を是とするこのページ、この発言の是非については議論しません。ただ、どう考えても、卑しくも一国のダイジン様が、べらんべえ口調で、その内容はともかく「長幼の序がわかっている自衛隊ならそんなことやるぞ。分かった? しっかりやれよ。」なんて話し方を公式の場で県知事の前でしていいわけがない。長幼の序なるものがわかっている人ならそんなことは自明の理。


それでいてこの「暴言」をぶちまけたってことは、これはもう確信犯じゃないかと思うわけよ。自爆テロ(日刊スポーツ)なんていっているマスコミもあるけど、それは違うと思う。私が思うに、この人、日本の世間に挑戦したんじゃないかと。


なんでまたそんなわけのわからんことを言い出したかというと、今私の友人、佐藤直樹氏の書いた新著なぜ日本人はとりあえず謝るのか―「ゆるし」と「はずし」の世間論 (PHP新書)を読んでるから。この方、九州工業大学の教授で、世間学という学問をテーマにいろんな本を出している。この日記でもなんどか紹介した。この本、世間について語っているのだが、基本、日本では横並びじゃないといけないという暗黙の了解があるらしい。


別に小難しい話じゃなくて、たとえば学校の教室で目立つといじめの対象になる可能性がある。だから、授業中も目立たないようにおとなしくしている…って話。よーするに、「出る杭は打たれる」の理論。こんな世間で育った私、未だにこっちの会議とかで積極的に発言が出来ない。もうこうなると、出る杭にならないようにすることはDNAレベルに刻まれていると言っても過言じゃない気すらしてくる。


同著の〆の部分、「『世間の共通の時間意識』によって、『みんな同じ』『人並み』という同調圧力が加わる」(213ページ)とある。はい、私の理解が正しければ、「出る杭は打たれる」を小難しく言っただけです(佐藤センセ、殴らないでね)。


ところが、「出すぎた杭は打たれない」(214ページ)というのも正なりらしい。さっきの学校のたとえで行くと、教室で中途半端に目立つといじめの対象になる可能性があるけど、目立ちすぎたら、逆に一目置かれたり、あるいは気味悪がられたりで、自分を安全な立場におくことができる可能性がある。


そういう目線でこのダイジンの騒動を見ると、水を飲み下すがごとく納得できるのよ。自分の龍という名前にちなんで、「チームドラゴン」を作った。…ってチームドラゴンって聞いたら、医龍っていうテレビドラマを思い出す人、けっこういるよね。あの、明らかに地面から5センチくらい足が宙に浮いているドラマの主人公も、明らかに出すぎた杭になることを狙って、医師らしからぬ言動や行動で自分の信念を押し通していく。どうもこのダイジン、なんの根拠もないけど、名前がドラマの主人公と一緒なのをいいことに、出すぎた杭を演じて、世間からの歓心を得ようとしたのではないかという気がしてならない。


このダイジンにとって誤算だったのは、世間の圧力がダイジンがおもっているそれよりはるかに強かったことではないかと。世間の反応が概ね批判的だったことで、自分が出すぎた杭になることを諦めて、さっさと辞任してしまった…はい、なーんの根拠もない推論、ヨッパーの戯言の域ですけど、でもいちおう辻褄は合うでしょ?


とにもかくにも、やっぱり日本では世間というものが、明らかに空気として存在している(だから、「吸う」はずの空気を「読め」なんて言うんでしょ)。私、日本という国が大好きで、日本人であることを誇りに思っているけど、この世間だけはどーしても好きになれない。


…あら、テキトーに書いてたら、ちゃんと(かどーかは知らんが)日記が出来たよ。そういえば、昔は毎日こんな感じでテキトーに書いてたんだよなあ。


あ、思い出した。アイルランドの日通さんから、「相互リンクのお願い」なるメールをいただく。もうここ数年すっかり忘れ去っていた、相互リンク。そういえば、旧サイトにはそんなページがあったが、管理が面倒なので、いつの間にかこっそり消し去ってしまっていた(不義理をした当該ページの管理者の皆様、その節は申し訳ありませぬ)。


まあ、確かにリンクのページがないホームページというのは、どっか抜けた感じが満載のページだと言っていいだろう。なので、リンクのページの再開は必要なことですが、なにせ、インターネットエクスプローラーに対応してないという焦眉の急の不具合も2年近く放置するこのダメダメ感満載のページ、おそらく、旧ソ連の5カ年計画並みの話になると思います(開き直るなよ)。


しかし、それではせっかくこちらにリンクを貼ってくださっている日通さんにあまりに失礼なので、ここにリンクを貼らせていただきます。どっかのアイルランド系のサイトのくせして、日本のダイジンの漫談をしている役に立たないページと違って、まともな現地最新情報やホテル、ツアー情報などをアップデートされているみたいです。


どーでもいいことだけど、ペリカン便と聞いて榊原郁恵を思い出す俺って、もう「昭和の人」と莫迦にされるんだろうなあ。