うちから150キロ近く南東に進んだところにザンガーハウゼンという町がありまして、そこに世界でも有数規模の種類を誇るヨーロッパ= ローザリウムという薔薇園があります。今日はそこのお話。
正直私、花なんてどーでもいい。向島百花園にも行ったことないし、チューリップとバラの見分けがつくくらいの知識しかない。なので、ここの凄さは、6000種類を超えるバラの種類と、75000株ものバラと…なんて言われても私にはピンとこない。「普段近所しか運転したがらない嫁の両親がわざわざ車で出かけるほど」…うん、こっちのほうがよっぽど説得力がある。
150キロほどの道…と言ってもその1/3は高速道路。それ以外の区間も100キロで快走できるような区間がほとんどで、1時間半ちょっとで着いてしまう。私はたまには車を走らせようというドライブ目的、嫁は純粋にバラが見たいというおかしな利害一致でお出かけ。
途中、特に何も問題は起こらず1時間半で150キロ近い道を走り抜ける。車から降りると…暑い。
5月の下旬辺りからの暑さはちょっと異常でして、8月とかいうならともかく5月のうちから最高気温が30度に届こうか…という日が続いてまして、降雨量もかなり少なめ。実際水不足のニュースもちらほらと聞こえてくる状態でして。この日も外の気温は31度とか。
入り口。
入った瞬間に気がついた。…出遅れたと。そりゃ75000株もあるから早いのも遅いのもあるんだろうけど、もう全体としては見頃を過ぎている。
実は…去年もここに来ている。去年は6月18日。今年は6月9日。去年は「やや」見頃を過ぎてたかな…くらいだったのだが、今年は去年より早くやってきたにもかかわらず、完全に見頃を過ぎている。明らかにここ数週間の異常な暑さと水不足のせい。とりあえず以下は、花がより綺麗だった去年の写真中心で。
首筋からじりじりと日に焼けていくのがわかる。日本の夏みたいにジメジメしていないからまだマシなんだけど…あ゛つ゛い゛。
まぁ立派なアーチですなぁ。
けっこう広い敷地でして、入口の先のエリアはこんな感じ。
個人的に気に入ったのが、これ。というか、この種。シロート目にはとてもそうは見えないんだけど、これもバラの一種らしいのね。この、バラバラしてないところがいいと思う。
こちら「黒薔薇」らしいです。なぜか高橋留美子氏のマンガを思い出したが、それはそうと…黒?俺は認めん。
連続コメントは止めたいのですが、ヨーロッパ=ローザリウム、薔薇界隈では有名だったような。聞き覚えあります。植物にはさほど興味ない私ですが、とある方に強制的にハウステンボスまで連れていかれまして・・・。
日本に、薔薇三銃士と呼ばれる方がいるんですよ。薔薇に命を懸けている男性、お三方。
ディナーショーかねての、このお三方のお話でしたが、三人の薔薇への愛情が半端ないんです。「この娘が」「この娘が」・・(なぜ女性?)って薔薇のことを言ってました。三人のうちの1人の自宅も紹介されましたが、家中薔薇だらけ。ひえ〜、色々な闇(違うけど)があるものよとびびりました。その話の中で、ここの話も出てきたのです。三人とも1年に1回は行って、新しいお気に入り(の娘)を見つけてくるらしいです。
まさか、ここでこの場所のお話が出てくるとは、思いもよりませんでした。
ドイツ語でバラは女性名詞です…うん。だからなんだと自分で突っ込んでしまった。
「薔薇三銃士」をググってみたら、アニソンやゲームにたどり着きました。ハズレですね。
このロザリウム、確かに入り口脇に店がありかなりの数のバラも売ってはいるのですが、それでも園内のバラのうちのほんの僅かの種類だけだと思います。売っていないお気に入りの「娘」を見つけたら、分けてくれと交渉するんでしょうか。いや、その三銃士さんだけじゃなくてそんなマニアが世界中から集ってきているのかもしれませんね…。
eine rose、der rose ですね。フランスは女性、男性だけですが、ドイツ語は中性まであるから、なんだそれ?でした。
フランス語を齧ったとき、仏人講師二人が、「蕎麦」は女性名しか男性名しかで論争してました。 la soba か le soba か。フランスでは外来語が入ってくると、男性名詞にするか女性名詞にするかを決める機関があるとその時初めて知りました。ドイツはどうなっているんでしょう。それにしても仏人の一歩も譲らない論争を聞くのは好きです。って、フランス語が出来るわけじゃないんですけど。
https://nioinoii.exblog.jp/8155924/
↑薔薇三銃士の言い出しっぺ?
特に大野さんの変態ぶり(笑)が半端なかったです。↓
https://www.rose-stylist.com
連投失礼。wikiで薔薇を調べたら、普通に闇が広がっていました。「南半球には薔薇は自生しない」「日本は薔薇の自生地として世界的に有名である(本当に?)」「茨城県の名前の由来は、薔薇」後は大量の薔薇の種類と薔薇にまつわる歴史的逸話・・。
知らないことだらけでした。なお先にアップしたコメント、名詞が名しに誤変換されてました。失礼おばいたしました。
そういえばロザリウムで日本産のバラ…けっこう見かけましたね。単に交配して新しいのを作るのが好きな民族なんだろうな…くらいにしか思ってませんでしたが。