【嫁つき日本帰省2017-03】霊験あらたかかつ商売熱心な日光東照宮


月曜日。

 

早朝から起きて再び東武伊勢崎線に乗る。特急電車で東武日光へ。

 

ネタばらしになるけど、このあと、わたらせ渓谷鐵道(わ鐵)のトロッコ列車に乗ります。トロッコ列車は予約制なので、成田空港に迎えに来てくれた家人に某電鉄系の旅行代理店に予約をお願いしたのです。それだけじゃ金額も少ないしと、東武日光までの特急電車の予約もお願いする。

 

つい先日にリニューアルオープンしたばかりらしい某ターミナル駅の旅行代理店に、私が到着する前の土曜日に行った家人は…

 

旅行代理店:「トロッコ列車の乗車券は週末にはお取り扱いをしておりません。特急券は自動券売機でご購入いただけます」

 

…と忙しい時にくだらないことを言ってるんじゃねえよとでも言わんばかりなけんもほろろな対応をされたらしい。話を信じる限りではあまり態度も褒められたものではなかったらしく家人はおかんむり。「自動券売機で買えます」と言われて向かった自動券売機は、路線図がややこしくさらにスクロールしないと目的地の駅が見えない仕様だったらしく戸惑ったらしい。いやはや、申し訳ない。

 

というわけで、ドイツからわ鐵の大間駅に直接電話をして予約をしたのだが…あっさり予約できた。どんな事情があってトロッコ列車の予約が某トップツアーズで週末にできないのかは存じ上げませんが、こんなことしてると、旅行代理店の存在意義を自己否定することになりかねない…と思うのは私だけでしょうか。ちなみに、日光行きのけごん号は月曜日の朝に都心からの逆方向乗車だったにも拘らず完全に満席で、事前に特急券を買っていたことは大正解でした。

 

まあ、そんな某旅行代理店のの悪口はたいがいにして、特急けごん。

 

 

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このスペーシアなる特急電車、初めて乗ったのですがどうもバブルの頃に設計された列車らしく、一部トイレがなんといまどき和式だったりとかどことなく昭和の薫りがするのですが、その古さに目を瞑れば、シートピッチは広いし実に快適そのもの。

 

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折しも月曜日の朝の通勤時間帯でして、都心に向かう逆方向の各駅は通勤客で溢れておりました。やーい、俺は今日休みで日光に行くんだぜ-…と、優雅な特急列車内で短い足を伸ばしながらかなり性格が悪いと言わざるを得ない意味不明な優越感に浸っておりました。

 

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2時間ほどの乗車で東武日光駅に到着。

 

まずは大混雑の窓口で、本日のお宿のある湯本までの往復のバスのフリー乗車券を購入…しようかと並んでいたら自動の券売機があることに気がついてそちらで購入。隣の機械では日光東照宮の拝観券も売っていたのでついでに購入。…なぜ同じ券売機で買えないのかな…とか突っ込んだらいけないんだろうなぁ。

 

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日光東照宮までバスに乗ろうとバス停に行くが…まあ、すごい行列。東照宮までのバスのみならず、鬼怒川温泉、湯元温泉など各方向のバスのりばにそれぞれとても一台のバスに乗れそうにない行列ができている。なんかすごいな。最近の路線バスなんてみんな閑古鳥が鳴いていると勝手に思い込んでいたよ。ちなみに、私たちが到着した時間は、JRと東武の都心から来る特急列車がほぼ同時に到着する時間帯だったらしい。

 

案の定東照宮方面行きの最初のバスには乗れず、後続のバスで東照宮へ。後続のバスにすら積み残しが出る有様。東武さん、儲かってますね。

 

世界遺産巡りバスに乗ること数分で東照宮へ。

 

また例によってJapanese Engrish(笑 …誤字にお気づきでしょうか。

誤字が気になるお方は画像クリックで拡大してみませう。

 

降りる時に外国人観光客が支払いに戸惑っていた。確かに日本人にすらこのバスの運賃支払箱は敷居が高いよなぁ。路線柄か、運転手さんが英語を話していたのが印象的だった。

 

日光東照宮

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…人生初の日光東照宮はけっこうすごい人混みでした。初詣になど行ったことはないけど、この写真を見る限りでは初詣レベル…と言えるのではないかと(さすがにそこまでは混んでなかったと思うけどね)。

 

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おお、さすがの私でもこの門は知ってる…写真で見たことがある…程度の話ですが。陽明門ですね。最近大修復が終わったらしく…まあすごい極彩色ですこと。

 

霊験あらたかな眠り猫の絵馬は700円にて販売中です。

霊験あらたかな眠り猫の絵馬は700円にて販売中です。

 

極彩色の陽明門からなんとなく人の流れに身を任せていたら、眠り猫の下を通過して階段を登り山の中腹にある奥宮に到着。

 

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私、日本の歴史にも、神社仏閣にもまーーーーーったく興味がないのです。あまりに恥ずかしいことを告白させてもらうと、日光東照宮って何を祀っているか今回行くまで知らなかった。徳川家康公を祀ってるのね。

 

けっこう息の切れる階段を登った先にあるのが、奥宮。めっちゃ平たく言えば、件の徳川家康公が眠っているらしい。ここ、世が世なら徳川家の人間しか立ち入ることができなかったらしいが、現状は、写真のように社会科見学の小学生ですら登ることができる。

 

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階段を登りきったところにはありがたい休憩所が。250mlのおーいお茶をありがたい150円というプレミア価格で発売中です。明示はしていないものの、場所柄あるいは霊験あらたかなお茶なのかもしれない。さもなければ、このお茶を150円で売ろうなどという(…以下自主検閲削除)。

 

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奥宮の訪問ののち、靴を脱いで本殿へ。本殿は入れ替え制での案内らしく、20分ほど待ったのちに中に入る。

 

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中は撮影禁止だったので写真はないけど、巫女さんが説明をしてくださった。それを逐一翻訳する心優しいアタクシ。ちゃんとこんな文言まで…。

 

「…お帰りの際には、霊験あらたかな鈴を販売しておりますのでぜひお手にとってお確かめください」

 

嫁:「ずいぶん商売熱心ね」

 

…そのとおりだと思います。思えばヨーロッパの教会にも物販は確かにあるけど、やる気なさげに絵はがきが置かれている程度でここまで商売熱心じゃない気がする。

 

信仰心も何もない私たちはもちろんスルー。そもそも入山料だか拝観料にお一人様1300円も払ってんだぞっと。

 

そののち、境内にある寺へ。へっ?神社と寺が同居してるんだ。良くは知らん。とりあえず、龍の真下で拍子を打つときれいな音がした…ということは理解した。そして、ここでも霊験あらたかなありがたい鈴を売っていた。もちろん買わなかった。なお、内部は撮影禁止につき写真はないです。

 

ランカトルグカフェ

 

お昼ごはんは、事前に調査を尽くして選んだランカトルグカフェへ。…ってこれで東照宮の話は終わりかい…ってお怒りの向きもあるかもしれないけど、まともな情報をお求めの方は、そもそもこんなページにはたどり着かないと思う。

 

この超有名な観光地、日光東照宮の界隈を調べた限り、一見の観光客向けの三流な食べ物を一流な価格で提供している店が立ち並ぶ印象。そんな中でこのカフェはちょっと期待できそう。

 

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古めかしいビルの2階へ。カウンターなどはきれいに改装されているけど窓枠やトイレなどに明らかな昭和臭を感じるお店。

 

…なんだけど、店員さんは礼儀正しく親切で、ご飯も美味しかった。

 

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私がいただいたのはハヤシライス(950円)と若干のアルコールが混入した麦系飲料(別名プレミアムモルツ700円)。ご飯が想定外の雑穀米でしたが、これがまた美味しかった。

 

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嫁はチーズケーキセット(900円)。この日光というある意味プレミアな場所で良心的な経営をされているランカトルグカフェさんを当サイトは勝手に応援します。

 

栃木県警様。いくら渋滞してるからって停車禁止枠内に停車しちゃダメです。

栃木県警様。いくら渋滞してるからって停車禁止枠内に停車しちゃダメです。

 

この店を選んだもう一つの理由は…店のすぐ近所にこれから向かう華厳の滝へ向かうバス停があるのね。なんだけど、窓の向こうの国道は渋滞しており、華厳の滝を経由して湯元温泉に向かうバスも、時刻表上の時刻とはまったく異なる時刻に運行している。前のバスが20分遅れくらいで運行してたから、次のバスも20分程度遅れそうだな…と当たりをつけてバス停に向かうと、読みが当たったらしく程なくバスはやってきた。…超満員で。そうだろうとは思っていたけど。

 

立ち席で第二いろは坂へ。

立ち席で第二いろは坂へ。

 

前乗りのバスだったので、運転手さんのすぐ後ろに立って出発。…いや、何が問題かってこれからいろは坂を登るのよね。幸といえば幸い、上りは下りよりはカーブなどがきつくない第二いろは坂だったからまだ良かったのだが、それでもどうにも快適とはいえない40分ほどのバス旅となった。

 

 

華厳の滝

 

華厳の滝。うん。覚えてる。ここ、20年くらい前に来たことがあるわ。

 

下りのエレベーターで100メートルほど下に降り、滝壺近くへ。

 

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ざばばばばばばばばばーーーん。

 

誰かが言っていたのだけど、この日の水量はかなり多めだったそうな。かくして、かなり壮大な風景だったのだが…写真で見るとなんだ?迫力もマイナスイオンも8割減だぞ。

 

華厳の滝より気になった昭和の残滓。

 

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♡メダルに名前・日付が入る♡

 

このハートマークにすでにもうメロメロ(死語)ですが、わずか30円という使用料、そしてこの間違いに修正ができない昭和時代の電話機のようなダイヤルに感涙。…こんな写真を撮っている私に嫁がドン引いていたのでメダルを作ることは自重したが…作っておけばよかった。なお、メダルそのものは500円で販売中の模様。