一箱1000円になっても負担増なしで同じ量を喫煙する方法

こちら、昼休みに走り書きでMixiにアップしたものを加筆修正したもんです。だいたい、なんでMixiにあげたのか自分でもわからない。


日本でも一部の議員さんたちがタバコを欧米並みに一箱1000円にしようと言いだしているようで。私の濁った眼にはタバコの害がどうこうというよりは取りやすいところから増税しようというふうにしか見えないのですが。だって、現在ユーロが円に対して高止まりしてることとかことさらに無視しようとしてるとしか思えない。


非喫煙者・かつ日本に現在住んでいない私としてはタバコが日本で1000円になろうと1万円になろうと知ったことじゃありません。だけどさ、何だか知らんけど、最近の嫌煙権の運動ってなんだか行きすぎてんじゃないかなあという気がする。タバコのにおいが服についたりしたらすごく嫌だし、一部の喫煙者のマナーの悪さなどには閉口させられます。だけどさ、最近の喫煙者は人間じゃない…と言わんばかりの動きにはなんか薄気味の悪さすら覚える。


で、税収がどうこうとか言ってるけど、そういうマクロでの話は私にはわからない(大学の時のゼミが財政学だったような気がするのはきっと気のせいだ)。だけど、そうなったときに庶民としてのミクロの対処法はしっかりとあるんですよ…というのが今日のお話。


ドイツの場合、現在マルボロ赤は17本入りが1箱4ユーロです。なんでまた17本とかいう中途半端な数字かというと、ご賢察のとおり、過去に数回値上げのかわりに本数を減らしたんですよね。かくして、ドイツでは17本入りとか25本入りとかなんだか中途半端なタバコがいっぱい。


まあそれはいい。17本4ユーロなら20本だと4.7ユーロ。これ日本円にして750円(1ユーロ160円にて換算)。まだアイルランドやイギリスに比べると安いですが、日本の倍以上です。


はい。引っ張るのももう限界ですね。日本が仮にドイツ並みの値段になっても今と同じ負担額で同じ量を喫煙する合法的な方法とは…

手巻きたばこ


そう、手巻きタバコ。そう、日本の喫煙者を救うのはこの手巻きタバコである!と声を大にして叫びたいわけです。


これ、50グラム入りで4.9ユーロ。780円。タバコとほぼ同じ値段。ポイントはね、フツーのたばこに比べて消費量が著しく少ないのよ。1日平均7本吸うひでかすによると、この40グラムを消費するのにほぼ2週間かかるんだそうな。巻き方などで消費量はだいぶ変わるらしいけど、この計算で行くとフツーのたばこを1日1箱20本吸っている人は、だいたいこの一袋を消費するのに5日かかる計算になる。それに「紙」が別売り100枚1ユーロ程度。ま1本1セント計算で、1日20セント。というわけで、一日一箱吸う人がこの一袋4.9ユーロのタバコに切り替えた場合の負担額は


0.98ユーロ(手巻きタバコ)+0.20ユーロ(紙)=1.78ユーロ


ピンと来ないという方のために円で計算


158円(手巻きタバコ)+32円(紙)=190円


参考として一箱1000円になった場合…


200円(手巻きタバコ)+32円(紙)=232円


そうなのです。いちいち「巻く」という手間ヒマがかかるのは認めますが、実はタバコが仮に「欧米並み」に一箱1000円になっても実は手巻きタバコに切り替えるだけで本数を減らすことなく、しかも、今以下の負担額で喫煙を続けることができるのです。しかも、自分の吸いたい長さや太さにできるから全く無駄がありません。


日本たばこ産業さん、あなたが生き残る道は手巻きタバコを日本に普及させることだとここに進言いたします。