ウナギ、好きです。前々回の日記に書いたとおり、丼もので一番好きなものはうな丼。なんかウナギの稚魚が減っていつまで食べられるかわからないようなことを聞いたのでぜひとも食べておこう。
私、ウナギは大好きですがアナゴは好きじゃありません。似て非なるもの…ではなくまったく異なるものです。私にとっては。いや、百歩譲って似ているものだとすれば、ウナギとは味がまったく異なるくせにウナギのような顔してんじゃねえバカヤローと意味不明ないちゃもんをつけられるレベル。まあ、寿司ネタとして一人前の中にあったら一巻くらいは食べて「あげてもいい」(何様なんだよ)程度です。
なんでだろう。アナゴってあっさりしすぎてませんか?あの脂の乗ったウナギとあっさりアナゴは比べちゃいけないもの。ちなみに嫁に言わせるとあの脂こってりのウナギはゲテモノの部類に入るらしいですが。なんだけど、ドイツでも結婚式のビュッフェとかちょっとしたごちそうの時には、ゆでて輪切りにしたウナギを「まれに」見かけることもまた事実。ベルギーとかでも見たような。…つまり、ヨーロッパでもウナギにはさほど多くはないけどもある程度の需要があると思われる。そういえば、北アイルランドの湖にウナギがいるとかいないとか聞いたことがあるなあ。もしかしたらビジネスチャンスがアイルランドには転がっているのかもしれません。
話を戻しましょう。そういうわけなので、ウナギを食べに行きました。大分県は豊後高田市の鰻の老舗、志保やさんへ。
ウナギとは、そういうものなのでしょうが、こってりしてますよね。さらには、ここのタレって濃い方な気がします。
こと比較すると竹は…寂しい感じがしませんか。確実に美味しいうなぎでしたが、なんかこううなぎをガッツリ食べた…という感じにはならないのも事実。
ウナギといえばね、そのウナギ好きが高じて実はドイツに戻る前にもう一度東京で頂いた。上野で通りがかりに見つけた宇奈ととという失礼ながらどこか語感が間抜けな鰻屋さん。あとで調べたらチェーン店らしい。
それでか…はどうかは知らないが、このご時世にありえないほどウナギが安い。「頑張っている自分へのご褒美に!」とかメニューに書いてある高い(=でかい)特上を頼んだんだけど、それでも1500円。いやいやいやいや、今日日鰻屋さんに行ったも1500円ではうなぎは食べられませんよぉ。
ちなみにお吸い物などは別料金。それでも150円とかなので頼めばよかったとちょっと後悔。別に頼んだのは…やはりビール…。
実はこの宇奈ととさん、なんとウナギ一切れの丼ならわずか500円で食べられるらしいのだ。特盛り牛丼の値段でウナギが食べられるというのは、どんな怪しいウナ…じゃなかった、よほどの経営努力をされているに違いない。肝心な味だって、たまにしかウナギを食べることができない私には十分満足できるものでした。都内や大阪などに支店があるらしいので、産地がどーこーなどとこだわらずに興味のある人は是非どうぞ。
前回ダイエットの話をしておきながらこの話をするのは反則のような気もするけど、大分に滞在中に、通りがかりに別のお店にも行きました。日出町にあるとん吉さん。…もう解説不要。名前の通りとんかつ屋さん。
日出町。…見事に難読地名です。「ひじまち」です。東九州道ができるまで日豊線と並んで東九州道の交通の要だった国道10号線沿いにあるのですが、あえてそれを狙ったのか、単にセンスがなかったのかは定かではないですが、周辺にある回転寿司屋さんなどに比べると目立たない。そこにとんかつ屋さんがあると知っている人でないとたぶん気がつかずに通過してしまいます。
まあ、全国に何万軒とんかつ屋さんがあるかは知りませんが、この店、コストパフォマンスという意味では間違いなく秀逸です。
これで1000円とか。
こうやって書き連ねてきて思うんですが、実は日本って、こと食事に関して言えばお財布に優しい国だと思うんです。1000円も出せば、美味しくてお腹いっぱいになるものがいくらでも手に入る。ヨーロッパで8ユーロで何が食べられるかを思うと、いいとこマクドナルドのセットメニューが関の山。
ドイツにもとんかつに似たもの…ってあるんですよ。シュニッツェル(Schnitzel)って言うんですけどね。Wikiによれば豚肉以外でもいいようなこと書いてますけど、私の知るシュニッツェルはみんな豚肉。揚げ方などに違いもあるのですが、何より異なるのは、作る時にこっちでは肉をこれでもかってくらいに叩いて伸ばすんです。まあ、使う油が少ないからそうでもしないと中まで火が通らないのかな…という気もしますが。
というわけで、こっちのシュニッツェルの残りで一度作ったもの。
ソースカツ丼。
…うん、全然旅行記じゃないな。脱線しすぎました。
おまけ。こちらは私の愛する神田神保町のキッチン南海のロースカツ
九州でウナギといえば、柳川。柳川でウナギといえば、若松屋か吉本屋。でも私はどちらもあまり好みではなく、江口商店という卸問屋さんでたれと素焼きのウナギを買ってきて自分で味付けします。蒲焼きもいいですが、レモン汁とラッキョウ酢であっさりもいけますよ。値段も他より安価。ただし卸問屋ですので、ここでは食べられません。真空パックにするとお値段上がります。なお旬は土用の丑の日ではなく、冬なんだそうです。大きさと季節で値段がかわります。ネットは高価。電話かけて送ってもらったが安いかと。(日本在住に限る)
http://eguchishouten.com
て、東京は蕎麦以外は不味くて高価じゃないですか?東京の刺し身なんて食べられません。フレンチも3千円出せばプチのコースで美味しい場所があるのを私は知ってます。(福岡市民もなぜかこの店の存在をあまり知らない)糸島の磯之屋は1500円で新鮮な刺し身付きの尾頭付き鯛などがご飯、味噌汁付きで食べられますよ。(脱線に乗りました。今日は持病が再発して病院行きで、寝てます。寝るほどのことではないのですが、受診が遅かったら大変なことになったらしいです。(^.^;))
そう言えばデパ地下あたりでウナギの真空パックって売ってますね。この通販、配送料がおっそろしいことになるんですよねぇ。ウナギ一尾に5000円とか払えないです。でも実は電話だと安いんですね。ちょっといいこと聞いたかも。ありがとうございます。
お蕎麦に関してはまったく通じゃないのでよーわからん…ですね。どちらかと言えば、うどん派ですし。それよりも、パスタやラーメンのほうが順位高いし。…とりあえず今日はダイエットの日なのでこれ以上の食べ物の話は(;・∀・)
とりあえずおだいじに。
わたくしは、どちらかといえばあっさりとした穴子の方が好きです。基本的に川魚より海の魚の方が好みだからでしょうか。
エビが食べられないので、天丼を食べる時はだいたい穴子天丼です。
ところで、アナゴさんってマスオさんのお友達じゃなかったっけ。あまり邪険にしてないでくださいね(笑)
…とおっしゃる人もいるのでしょうが、「アナゴ専門店」より「鰻専門店」のほうが多そうなので、ことこの件に関しては私のほうが多数派なような気がします。
私はマスオさんなんかじゃないです。タラちゃんです…という話になりそうなので、昨日の日記にその旨書いておきました。
鰻というと以前に見た「ブリキの太鼓」の鰻漁のシーンが強烈すぎて、でもあれって、海だから鰻じゃなくて穴子だったんですかね?
PETAとかシーシェパードとかモリッシーとかよりエグかったので鰻断ちしたい方以外にはお勧めしません。