【答え合わせ編】勝手に「路線バス乗り継ぎの旅」の事前机上調査を敢行す


【注】以下の内容は、テレビ東京系で1月2日に放映された「路線バス乗り継ぎの旅」の第25回を見ていただいた…という前提です。見ていない人には何も面白くないですし、これから見るという人には最悪のネタばらしになります。いちおう警告したけんね。

「路線バス乗り継ぎの旅」の第25弾を見終わりました。もう始まって数分後、喜多方でラーメンを食べ始めたあたりで私はこの回が失敗することを確信しました。だって、予習のおかげで福島回りでも新潟(新発田)回りでももう間に合わないことはわかってしまいましたから。まあ、正直なところ仙台回りは想定外でした。よもやそこまで太平洋側に流されないだろう…と勝手に仙台という地名を選択肢から外していました。この点は甘かったと思います。

 

とりあえず、私のようなにわかの意見より、毎回検証されているこちらのサイトを見られたほうがよっぽどわかりやすいです。というか、読んできてください。そのうえで、私なりの補遺・異論反論です。

 

放送を見ていてニヤニヤしてしまったのは、私の推理がけっこう当たったこと。よもや、本当に猪苗代湖の南側を回り込むとは思っていなかったです。ただね、福島回りルートの敗因はあまりにはっきりしているんです。それは、喜多方でラーメンをのんびり食べていたことに象徴されています。実質一日無駄にしてます。

 

別に自分の意見にこだわるつもりは…ちょっとあるんですが、もう居直って一日目、前代未聞ながら出発点の会津若松に泊まっても良かったんです。そして、私が提案したこのルートを使うと…

 

(一日目改め二日目)

 

若松駅前バスターミナル6:43→(バス)→原長谷川前07:35

(オンエアの時刻表によると、やはりここは「学休日運休」ながら、のりかえなしでそのままつながる模様)

原長谷川前07:35→(バス)→湖南高校(郡山市)07:50

湖南高校前08:39→(バス)→太田熱海病院09:26

太田病院前10:00→(本宮市営バス)→本宮駅前10:49

本宮駅前13:00→(本宮市営バス)→岳温泉(二本松市)13:29

岳温泉14:40→(バス)→二本松駅入口15:07

二本松駅入口16:18→(バス)→福島駅東口17:16

福島駅東口18:40→(バス)→国見役場(福島県国見町)19:26

 

(二日目改め三日目)

 

越河清水08:55→(白石市民バス)→白石駅09:26

 

白石駅9:46→蔵王町役場前10:13

 

なんと、一日遅れのスタートで、なおかつ本宮駅前から無駄に二本松駅まで歩くことなく蔵王町役場で実際ルートに追いついてしまいました。一日目がどれだけ無駄だったかを端的に象徴してます。言い方を変えれば、もし出発地を会津若松駅にして、かつ、出発時刻を午前6時半に設定していれば、今回の旅は楽勝になっていた可能性があります。

 

まあ、そんなスタートラインを引きなおすような都合のいい想定はほっておいて、「実際ルート」は失敗したんだから、これに追いついたんでどーしょーもない。で、タビリスサイト様では

 

(ここから転載)

 

では、新庄から別のルートを検討してみましょう。新庄から北上して湯沢へ向かうルートです。

 

▽4日目

新庄駅前07:10→07:39金山病院前・金山病院07:46→08:17真室川駅09:54→10:45及位駅→徒歩13km→ 横堀駅前15:20→15:48湯沢営業所19:00→19:38横手バスターミナル

 

横手から由利本荘へはバスがあり、それに乗れれば本荘に到達できます。しかし、最終便は18時発。前夜に新庄泊では、このバスには間に合いません。つまり、及位から横堀まで、峠道を13km歩いても、横手で行き詰まったことになります。

(転載ここまで)

 

…と書かれていて、新庄から真室川回りはうまくいかないと指摘されてますが、私の事前予想では…

 

(三日目)

新庄駅前19:18→(バス)→金山町役場前19:48

 

(四日目)

金山町役場07:41→(コミュニティバス)→真室川病院08:21

真室川病院09:50→(コミュニティバス)→及位(のぞき)駅10:45

 

徒歩13キロ(秋田県へ)

 

横堀駅前13:50→(バス)→湯沢営業所14:18

湯沢営業所15:00→(バス)→横手バスターミナル15:38

横手バスターミナル18:00→(バス)→本荘営業所19:49

 

新庄に泊まるか金山に泊まるかの違いは些細なことですのでどっちでもいいとして、基本的に同じコースなのに、タビリスさんはうまくいかないと判断、私はうまくいくと判断。

 

この違いはタビリスさんは徒歩13キロに4時間半を計上されているのに対し、鬼な私は3時間で歩くことを要求してることです。実際の放送を見ると、確かに冬の歩きはつらいですし、歩く前に横堀駅前からの出発時刻(13:50)がわかっていて最大の努力をする…というわけでもなければ、お昼を抜いてまで歩き抜く…というのは厳しいかもしれません。なので、たぶんタビリスさんのご指摘のほうが正しい…つまり、福島回りを選んだ時点でアウトーという同様の結論に至らざるを得ないわけです。

 

もっと屁理屈をこねれば、今回「提供のあったヒッチハイクはOK」なる新謎ルールが出てきました。このカードをこの13キロの歩きの区間で使えばよかった…という気がせんでもないですが、まあ、そんなうまい話はない…ということにしておきましょう。こっちを選択しなかったのは、過去回より13キロの徒歩を忌避したのかもしれません。雪模様でしたし、その選択は責められるものではないと思います。

 

などとしおらしいことを言った直後にもう一つ死者に鞭打つような真似を机上の空論の分際でほざかせてもらえば、番組の最後に清川駅から狩川駅まで歩いたのは失敗だと思います。

 

草薙温泉から清川駅まで4.8キロ歩いた上で、もしかしたら別のバスルートがあるかもと狩川駅までさらに4キロ歩いたのはまさに無駄。この力があるならおとなしく清川駅から余目駅までバスに乗って、温存した4キロ分の体力と最後の気力であと6キロ頑張って酒田まで歩けばゴールは可能でした…と、「あと6キロ歩け」とPCの前でおせんべいを食べながら書いている私になんの説得力もないわけですが。まあ、これも無理筋のような気がしますので、やっぱり福島回りはダメだった…という結論は変わりません。

 

というわけで、やっぱり初日に喜多方でラーメンを啜っているのではなく、さっさと新潟(新発田)方面に進路を取らなかったのが失敗だと思います。しかも、私は酒田から由利本荘へのバス(仙台からの区間高速バス)があることを見落としていましたので、遊佐町あたりで町内バスを使って徒歩でさまよう私の想定ルートよりもはるかに楽に由利本荘に到着は可能でした。

 

というわけで、グダグダ書き連ねてきましたが、結論的にはタビリスさんのご指摘のとおりです。敗因は、初日の選択ミスと結論づけざるを得ません。