【まだ続く】ドイツでの運命の出会い

7月17日の日記で、4ヶ月前に買ったぬいぐるみ、茂吉さんの弟を偶然発見。買って帰らなかったことに心を痛めた…というお話をしました。その続きです。…ってまだあるんかいとかあきれ返っている人がほとんどですな。あるんですっ。ああ、こうして私のアホぶりが晒されてゆく…。
 


その後、読者さん、さらにはうちの親類関係から茂吉、および、一緒に写真に映りこんでた「大きいカメさんぬい」の捕獲命令が下ったので、ドイツの某デパートに捕獲大作戦に向かいました。
 


おさらい。2週間前の棚の様子。左側中段にカメさん、右側下段に茂吉がいることに注目。 

 

8月2日の同じ棚の様子 

 

いないし;; しかも、一番下の段、今の今まで茂吉の弟がいたかのように空いている。カメもいない。
 


というわけで、期待していた皆さんごめんなさい。縁がなかったということで。
 


…などと諦めてはオトコが廃る(廃るのか?)。係の人に聞いてみました。
 


私:「ここに売ってた犬とカメ、もういないですかね?」
係:「犬とカメ?」
私:「ほら、これ」

 


と言ってBlackberryを使って、このページの一番上の写真を見せましたよ。怪しい客。
 


係の人、労を厭わず在庫を確認に行ってくださいました。ところが、待てど暮らせど帰ってこない。ようやく帰って来た係の人の手には 

 

カメゲットぉ。
 


そして私は空港に向かいました。空港へ向かう電車の乗り換えで、Hannover中央駅に降り立った私。向かったは 

 

件のデパートの別の支店。
 


おもちゃ売り場は最上階。ずんずんずんと歩いて行くと 

 


茂吉の弟イター しかも二頭も。
 


よし、ゲット。と早速レジに行き購入。
 


階下に降りた。
 


ふと思った。
 


これ、ある人に持っていったら喜ばれるんじゃないかな。ある人は日本にいる。
 


いや待て、日本に茂吉二頭とカメを連れて帰るのか。そりゃアホじゃないか。
 


でも、どうせ今日、ダブリンに帰るのに、これだけの荷物、預け入れしなきゃだめだよ。一頭が二頭に増えてもいっしょじゃん。
 


うーん、でもさすがに恥ずかしくないか。二頭買うの。
 


どうせもう十分恥ずかしいんだからいいじゃん。
 


…とえんえん終わらない自分会議が脳内で開かれる。
 


その後数分の記憶はない。が、気がつくと、二頭目の茂吉弟がしっかりとデパートの袋に入れられて私は持っていた。そのままダッシュで空港行きの列車へ飛び乗る。
 


空港の搭乗手続きカウンター。そこの元お姉さんと
 


私:「フランクフルト経由でダブリンまでで、もう搭乗券はケータイの中に入ってます。荷物だけ預け入れたいんですけど」
元姉:「…」

 


…なんで元お姉さん、ぬいぐるみのはいった3つの袋見て絶句すんのよ。全然違法なもんとかじゃあないぞ。
 


元お姉さん、カメ用に箱を貸してくれた。だけど、さすがの茂吉が入れる箱はないそうだ。元お姉さんと私は一計を案じて、茂吉をデパートの袋一つに無理やり詰め込んで、袋を二重にして口をテープで閉めることに。
 


というわけで、茂吉を袋から出したのだが…私には理由がまーったくわからないが、並んでた後ろの人たちが声出して笑ってるし。まったく、ケツから火が出たよ(顔は後ろを向いてなかったから、ケツから火が出た)。 

 


というわけで、無事にこれらのぬいはダブリンまで運ばれました。ついと袋から出してみた。 

 


強烈です。とても三十を超えた大の大人(しかも♂)の部屋には見えません。
 


ただ、ぬいを袋から出したことは大失敗だったかもしれない。なにせ、
 


…自分用のカメがほしくなった。
 


今月中にHannover近郊でカメのぬいぐるみの入った袋を持って歩いている痛い日本人がいたら、それはおそらく私ですので、どうか見て見ぬフリをしてあげてください。

<追記>

私のこのぬいへの発想は新井素子さんのぬいは今日も元気です―わにわに物語〈2〉 (講談社文庫)という本から来てます…ってか、この本読んで、おんなじ発想をしている人がいることに驚いた。…ああ、痛い発現の上塗りをしてしまった;;