【2016年桜舞う日本新婚旅行6】金沢1(近江町市場とひがし茶屋街)


桜を見るツアーも佳境に入ってまいりました。


この日は佐久を出発して金沢へ。佐久平駅で、金沢から次の目的地までの座席指定をお願いしようとしたところ、グリーン車の座席に空きがないと言われる。多分だけど成田空港駅で座席指定をしてくれていれば、この問題は起こらなかったのではないかと思う。新幹線の発車時刻になったので話の途中で切り上げて新幹線に飛び乗る。

(長野駅にて。これね、どっちかがJR西日本のW7系で、どっちかがJR東日本のE7系なんだって…悪いが私には同じものにしか見えない。違いの分かる人はぜひコメントをどぞ。)


長野で「はくたか」から「かがやき」に新幹線を乗り換えて金沢へ。ネットで見た新しくなった金沢駅に降り立ち真っ先に向かったのは…みどりの窓口。

はるばる来たぜ金沢…すいません。北海道新幹線とごっちゃになってます)


佐久平駅で座席指定を済ませようとしたのは、大きな駅のみどりの窓口は混んでいると思ったから。案の定、多くの人(多くの外国人を含む)が並んでいる。

人の悪口は書くべきではないが、金沢駅のこのみどりの窓口の係の人の不親切さが際立っていた。他のJRの職員さん、駅員さん(あとで出てきます)からグリーンアテンダントさんに至るまでこの金沢駅のみどりの窓口の係の人以外、みな親切丁寧だったのだが、ここの係の人だけは、あからさまに不親切、やる気なし。なんか国鉄時代ってどんなだっけと思ってしまった。


この当たった人がたまたま悪かったのかとも思ったが、翌日もう一度みどりの窓口に戻った時も、やはり同じように仕事に熱意が全く感じられない残念な方だった。(あ、これ書いて思い出した。広島駅の窓口の人もダメな感じだった。つまりJR西…いやあまり書きすぎると怒られそうなのでやめとこう)。


そんな残念な気持ちは駅に置き去りにして、この日お世話になる旅館へ。

(♪日暮れにバスもタイヤをすり減らしー…というイメージではないほんの数分のバス乗車でした)


旅館まではタクシーでも良かったのだが、荷物なしなら歩けるほどの距離で近すぎて運転手さんに気の毒だな…などと思う小心者の私。実際バスがすぐに出たし、バス停から徒歩2分程度だったのでバスでも何ら問題はなかったのだが。

この日のお宿に選んだのは中安旅館。金沢の旧市街地にある食事が美味しい老舗旅館らしい。

 
…今はなき日観連の表示がでででんと出ているあたりに昭和を感じさせる素晴らしいお宿です。嫁はその古風な佇まいにいささかがっかりした顔をしている。ごめんな嫁よ、宅のダンナ(私)、こーゆー昭和的な場所、好きなのよ。とりあえず、宿のお話は次回。


御年80近いらしい女将さんに荷物を預かっていただき、身軽になって市内観光へ。

まずは少し早めのお昼ごはんとすべく、近江町市場へ。

嫁が物珍しがって写真をバンバン撮ってくれたもんだからこうして掲載できて助かる。

言葉が通じないというのは哀しいもので、通行人に威勢よく言葉をかけている売り子のお兄さんも、外国人は完全無視。それで、外国人の側も買いもしないのに写真だけ撮っていくものだからあまり気分が良くないのだろうというのもわかる。なかなか難しい問題だなあとは思うが。


そして、私が金沢に来た以上は寿司が食いたいと事前調査で選んだ場所はここ。

近江町市場寿し(おうみちょういちばずし)


…もう考えることを拒否した安易なネーミングです。


まだお昼前…11時半だというのにすでに行列ができてる。待つこと15分店内へ。


…狭い。

通された席は特等席だった。…板前さんの真横。

(なんで寿司にジンジャーエールなのかと思うが、おいてあるってことは需要があるんだろうなぁ)


とりあえずスーパービールクズの私はビールを、嫁はなぜかジンジャーエールを注文。にぎり鮨のセットは入店前にすでに注文を取られている。

この時間帯だからなのか、回転レーンに寿司は回っていない。基本的にランチのセットを注文して足りなければ直接追加注文する方式らしい。というわけで、目の前のレーンには、「今日のおすすめ寿司」と書かれた広告と、何故か魚のあらが回っている。


これを見て嫁が仰天発言をした。


「ああ、ここ(レーン)は、いらないものを下げるためにあるのね」


なんですと?


「いや、今は回ってないけど通常はここから食べたいものを取るんだけど」
「だって、ほら、ゴミが回ってるじゃない。そこ」


…いやだから、それは魚のあらだっての…。そういえば回転寿司に連れてきたことなかったっけか。

そんなアホなことを話しているうちにあっという間に寿司がやってきた。さすが座席に座る前に注文していただけのことはある。さすが回転寿司。回転率重視だなあ…などと感心する(意味が違うような)。

(これ私の。なんかバランスが悪い感じですが、決して食べかけとかじゃないんですよ。これで…)


こちらがランチのお寿司。美味しかった。ただ、感動とかはしなかった。

そののち、徒歩でひがし茶屋街へ。旅館を旧市街の中心地に取ったので、どこに行くにも徒歩圏。旅館の前を通り抜けて徒歩10分ほどでひがし茶屋街へ。

金沢市街の桜は散り始め。


ひがし茶屋街に到着。

こちら、Wikiの写真。

(これでも人が引いた時を選んで撮ったんです)


こちら、私の撮った写真。


…なにはともあれ言わせてくれ。人多すぎ。


確かに日曜日だった。確かに散り際とはいえ桜の季節だった。だけど、この観光客の多さはなんじゃい。言い方は悪いが金沢は地方都市。東京や京都などの訪日外国人の「ゴールデンルート」からは外れているはず。なのに、この人の数。北海道新幹線が開通した今も北陸新幹線ブームは続いているのだろうか。


…と、書いてふと思った。今回金沢を訪問地に含めたのは、友人の住む長野から関西方面に移動するのにちょうどいい距離にあったからにほかならないのだが、もし、北陸新幹線がなかったらどうしたかを考えてみた。長野から関西方面への移動はかなり面倒くさいものになる。もしかしたら、一度東京に戻るか、あるいは長野を訪問すること自体をやめていたかもしれない。そう思うと、私達もなんだかんだで北陸新幹線ブームに乗っかった一組に過ぎないのかもしれない。

見かけた国重要文化財の志摩へ。

ふーん。以上。


…すまん。本当にすまん。歴史や文化に造詣がないからそれ以上の感想を書くことができないのだ。


ひがし茶屋街を一周したあとカフェへ。

…いやはやすまん。本当にすまん。後で地図で確認すればカフェの名前はわかると踏んでいたのだが、地図に載っていないじゃないか。とりあえず、ひがし茶屋街を一望できるカフェで一服。観光客向けのいいお値段の店だったが、まあ、この風景が楽しめるならやむを得ないかなあという気がする。


(追記:調べたよ。ここにあるのは波結(はうわ)という新しくできたカフェなんだと。それまではコールドパーマ(さくらい美容室)という昭和の香りのぷんぷんする看板を掲げるお店があったものの、同じ建物内に移動されたんだそうな)

(こちらは下に八つ橋みたいな物体が入ってたな)


どこだったかは正確には覚えていないが、たぶんこの辺りだったと思う。嫁が新しい味覚の発見をした。

「抹茶が好き」


抹茶…ちょっと意外な気もするがどうも外国人にも受ける味らしい。というわけで、今後のメシ写真、抹茶が頻出します。まあ、私も好きだし。


おまけ。

本文とは関係ないのですが、ひがし茶屋街を散策してたら、タクシーから降りてきた新婚さんを発見。まあ、図々し…じゃなかった、細かいことを気にしない嫁は堂々とカメラを向ける。

そしたらさ、ちゃーんとポーズと満面の笑みを決めてくださったのよ。旅行中何度かこんなことがあったけど、相手が「ガイジン」だったからか、どの人もみんなポーズ決めてくださってた。まったくありがたいことです。さらに関係ないけど、お嫁さん、着物がお似合いでかわいい方でした。

カフェから眺めていたら、記念撮影をされてました。末永くお幸せに…と、ドイツの片隅からお祈りしてます。