市役所での結婚式の後、外に出ると、友人が30人ほど集まってくれていた。これね、ドイツの伝統みたい。もちろん私たちには何も知らされていない、つまり「えっ?みんな来てくれたの?わーびっくり」という展開が期待されるのだが、まあ、正直こっちは誰が来てくれるかおおよその想像がついていた。それでも一部まったく期待していなかった人が来てくれて嬉しかったりとかしたんだけどね。
とりあえずスパークリングワインで再び乾杯(市役所前で)。はい、ほんの数分前にも乾杯したので2杯めですね。しつこいですが運転手の私はアルコールの入っていないのを飲んでます(実際、結婚式当日に飲酒運転で事故を起こしたら洒落にならんわな)。
それからさ、これまたドイツの伝統で何かしら「ゲーム」をさせられるのよ。
私たちに用意されたのはこれ。
お子様用の車。…いろんなパターンを見てきたけど、これは新しいわ。これで何をしろと?
私は目隠しをされる。そして、この車にまたがるように言われる。
もうおわかりですね。ほら、日本の結婚式だったら「二人の初めての共同作業」だとかなんとかアホなことを司会者が言いながらケーキ入刀するようなことがあるじゃないですか。まあ、あのノリで、嫁が右だ左だと指示する中でゴールまで行けと。
これがねえ…難儀だった。途中でさ、車の前に足を投げ出して漕げばだいぶ楽ということに気がついたのだが…すでにゴール寸前だった。
このあとは駆けつけてくれた人たちと記念撮影。ここで市役所前に来てくれた人とは解散となり、結婚式に参加した面子、つまり身内のみで近所の公園に行き、大写真撮影会。プロのカメラマンさんが面白い写真をいろいろとってくださる(以下ぎりぎりお見せできそうな写真)。
そののちはカメラマンさんを帰して、身内のみでの食事会となりまして…近隣で一番(というか唯一)オシャレなレストランで食事会。これでこの日は終了。なんでそんなあっさり書くんだ…ってお怒りの向きもあるかもしれないけど…特に「これ」といことは起こらなかったし、それに、誰も食事の写真を撮ってなかったのよね。いや、普段なら私がやるんだけど、さすがに結婚式の当事者が林家なんとかさんみたいに写真撮影に明け暮れていたらまずいでしょ。
翌日。披露宴というか、パーティーの日。パーティーは夕方からなので、日本からのお客様ご一行は朝から昼にかけて暇だろう。よし、世界遺産都市、ゴスラーにご案内しよう…としたのだが、嫁から横槍が入る。
嫁:「そんなことしてる時間があるわけないでしょうが」
…おかんむりですね。諦めましょう。
とはいえ、ドイツ語はおろか、英語もダメそうなご一行がゴスラーで一日無事につつがなく過ごせるとは思えない。そこで白羽の矢が立ったのが、通訳のケイコさん。「一日ガイドしてー」…支離滅裂なお願いをしてますね。
この、図々しいを通り越して呆れ返る限りのお願いをケイコさんは嫌な顔ひとつせずに引き受けてくれた。いやはや、ケイコさんの家の方に足を向けて寝ることはできないわ。
ケイコさんを途中で拾い、ゴスラーまで借りたミニバンを運転する私。さすがに嫁はそこまでは止めなかった。そうでもなければジャンボタクシーを手配するハメになっていたわ。
ホントは参加したいのになぁと思いつつゴスラーのランメルスベルク鉱山(世界遺産)で一行を降ろす。この後昼過ぎに迎えに行くまで何があったかは知らん。…が、以下の写真で大方の想像はつくかと。
【続く】
7年ぶりくらいですかね?アイルランドのDARTでからませてもらったはるです。遅ればせながら、結婚おめでとうございます。
おー。お久しぶりです。ありがとうございます。
7年?いや、それ以上経つような気もします。お元気でしたか。