<作者謹告>ボツ予定のネタでしたが、前日の日記で搭乗券をなくした話をしたついでと、最後に書く理由により急遽復活しました。この日記を書いたのは実は1ヶ月ほど前だったりします。
私、縁もゆかりもありませんが、勝手に茨城空港を応援(過去日記へのリンク)してます。この空港、不要な空港だの税金の無駄だのひどい言われようで、開港時には国内線の定期路線がないというヒサンな状況でした。今だって、あのすぐに路線撤退するスカイマークが神戸に一日一度飛んでいるだけ。先行き不安というより、お先真っ暗です。だけど私はこの空港、うまくすれば大化けすると踏んでます。
その理由は、おそらく開港前に就航路線がないという困った状況に苦し紛れに言い出したへ理屈なのでしょうが、なんとLCCいわゆる格安航空会社に特化するといってます。事実、搭乗橋は設けないし、ヒコーキはプッシュバックもしないなど、いかにも格安航空会社が喜びそうな作りになってます。そして、ここ数日、この空港にとっておそらく明るいニュースが続いています。
春秋航空。おそらく聞いたことのない人がほとんどでは。評論家口調でエラソーに語っている私も聞いたことがありません。まったく安全性とか信頼性とかでは未知数のぶっちゃけうさんくさい航空会社ですが、それでも海外からの格安航空会社の誘致に成功したというのは今後のこの空港の趨勢を占う上で重要なことだと思います。
さらにさらに
記事読まれました?東京駅から茨城空港までなんと片道500円!京成線なら上野から成田までの道半ばの実籾までしか行けない運賃で茨城空港までいけるんですよ。こうなると、時間はどんなにかかってもかまわないから運賃が安ければいい!という客層の心をがっちり掴めると思うのです。どんなに空港まで時間がかかっても、ヨーロッパに行くのにシベリア鉄道より時間がかかることはありえないもの。
確かに国内線の短時間の旅行ではその利点をあまり感じることはできないかもしれない。だけど、たとえばオーストラリアまで格安航空会社が就航して、運賃が大手の会社の半分で、かつ、東京駅からシャトルバスが片道500円で運行されているとなれば、学生をはじめ価格重視型の顧客にはこの上なく魅力的な空港になりえると思うんですよ。
このやり方、実は(って秘密めかして書くほどのことじゃないけど)くされRyanairのやり口です。街中からヒコーキの運行時刻に合わせてバスを運行して、遠い郊外の空港まで客を運ぶというやり方。客も(少なくとも見かけ上は)運賃が安いんだからしょーがないと半ばあきらめつつ長時間のバスの旅にも耐えるわけです。
実はロンドンには5つの空港があります。それに対して、東京の3つはあまりに少なすぎます(マニアさんのために補足しておくと、ロンドンには正確には6つの空港があります。)。なので、茨城空港がうまく立ち振る舞えば、羽田・成田を補完する格安航空会社御用達の空港として発展する可能性は多分にあると思うんですよ。こと成田空港の着陸料が世界で最も高いうちは。
ちなみに東京から茨城空港まで80キロ。ちなみにRyanairがハンブルグだと主張するHamburg Luebeck空港までハンブルグから70キロ(本家のHamburg空港までは9キロ)、同じくくされRyanairがフランクフルトだと主張するFrankfurt Hahn空港までは110キロ(本家のFrankfurt a.M空港までは12キロ)。このくされRyanairの基準に照らせば茨城空港は充分トウキョウメトロポリタン・イバラキエアポートを名乗る資格があります。なので私は勝手にアイルランドから茨城空港を応援してます。
で、ここまで書いてたらこんな記事がっ
この記事読んで私は勝手に決めました。
スカイマーク社様に今後は敬称をつけさせて呼ばせていただきます。その敬称はもちろん、「くされ」です。くされスカイマークさん、おめでとー(パチパチパチ)。
はい、くされスカイマークは私企業です。採算が取れない路線から撤退するのは勝手です。だけどさ、ほかは知らんが搭乗率75%なんてむしろいいほうじゃないか?客を増やす努力もせずに半年もしないうちに撤退ってどーゆー了見よ?もし、自衛隊に揺さぶりをかける目的ならすごいやり手だけど、そーじゃなさそうだしなあ。
私、興味本位でこの会社のヒコーキに一度だけ乗ったことがありますが、異常なまでの座席の狭さとそれから来る圧迫感に呆れた記憶があります。もう乗りません。
…ってかさー、むしろ茨城県は500円バスの運行などけっこうな努力をしているじゃないか。なんか部外者ながら腹が立ったのでおもわずこの日記を掲載してしまいました。