というわけで、京都駅から奈良線に乗りまして、向かったのは奈良…ではなく、ふたつ目の駅。稲荷前。なんでも外国人が選ぶ人気の日本の観光スポットナンバー1に選ばれたとかいう場所。伏見稲荷大社。
別に私はお稲荷さんにご利益を求めて行ったわけじゃないです。一度見たかったのよ。千本鳥居とやらを。上の写真は私が撮ったへっぽこもんだけど、ネット上にはいくらでも幻想的な写真が出てきます。
(駅はどこにでもある田舎駅)
京都駅から二駅。駅の名前は稲荷前。そういえば、103系というだけでなく、4両編成というのもどこか地方都市然としている気がする。東京駅に乗り入れている電車、一番短いのでも8両編成とかじゃなかったっけ(京葉線の武蔵野線直通車両。間違ってたら教えてください)。
駅を出たらもうそこは境内。
(重要文化財 桜門)
(こちらも重要文化財の本殿。マジメにお参りしている人もいたので自重して遠くからの撮影)
けっこう広大な境内なんだけど、おそらく初詣の時とかとんでもないことになるんだろうなあ。私は別に神社仏閣に詳しい訳じゃないけど、ここまでは、まあ、「こんなもんでしょ」という感じ(すごくきれいに手入れがされているとは思ったが)。千本鳥居はどこじゃい?
というわけで、しばらく登ると…
来ました!千本鳥居。
…その感動以前に…人多すぎやで。まともに写真撮影なんてできやしない。その多すぎる人がまたある意味不思議でして。というのも、これだけ多くの人がいるのに日本語がほとんど聞こえてこないのよ。ぱっと見日本人でも中国語か韓国語を話している人がほとんど。神社という純日本的な場所に日本人がいないという実に不思議な場所でした。
Wikiによると、境内および稲荷山には1万本の鳥居が奉納されているとか。となると、古くなった鳥居は適宜取り替えられているわけでして…
…今西組さんが安全第一で作業中だそうです。なんか味のある看板です。
で、これだけの鳥居があると、私のような下衆な人間はこの鳥居がいくらするのか気になってくるわけです(ね?信心深さなんてこれっぽっちもないでしょ)。そのお答えは堂々と書かれてました。
最大サイズで130万円。よく見ると「~」と書いてますね。…つまりもっと高いわけか。一体粗利はいくらなんだ?などと考え始める私に信仰心のかけらもないことは明白。
ちなみになんですけど、さっきの写真に出てきた鳥居の大きさは五号で175,000円なり。あれ?これなら割りと良心的じゃないかな。と思う私はたぶん、最初に高い金額を言われるとその後の値段がやたらと安く感じるという心理的なトリックに嵌っているに違いない。
あ、莫迦ばっか書いてるので真顔でフォローしとくと、この伏見稲荷大社および稲荷山、拝観料とか入山料はありません。つまり、お賽銭を投げたりしないでドケチ道に徹するつもりならびた一文も使わずに観光できます。この辺りも外国人に人気の理由なのかなとか思います。かくして、鳥居がぼったくりというのはちょっと偏見が過ぎると思います。
大きすぎてフレームに収まらなかったこの鳥居が多分10号じゃないかな。果たしてテレ朝さん、130万は会社の経費で…あんまりこんな話ばっかりしてると怒られそうなのでこの辺にしておきます。
さすが日本と褒めるべきか、稲荷山の参拝路のあちこちに自販機が。なお、だんだん山頂に近づくに連れて値段が上がるという仕様になっております。今この日記を書いていて気がついたけど、右下に「ひやしあめ」なる謎物体があるな。
道中1か所のみ景色が開ける場所があります。この辺りがたぶん7合目くらいになると思う。
若干の階段が続く部分などあったものの、少なくとも山登りの苦労など全く無く、お気軽に山頂の一ノ峯に到着。標高233メートル(232メートルと記載のサイトもあるけど、ここは上の写真の表示に従います)。
山頂と言っても全然それっぽさはない。「え?ここが山頂なの?」と戸惑っていたら、山頂にある売店のおっちゃんが話しかけてきた。
おじさん:「あなたは日本語を話しますか?」
…ってそこからかよ。どんだけ外国人観光客が多いんだよ。ここ。
私:「ええ。日本語は上手いと思いますよ。日本人ですし」
おじさん:「ここが稲荷山の山頂、一ノ峰です」
…あ、やっぱりそうだったのね。
この辺りまで来ると、さすがの観光客もここまでは来ないらしく、閑静なハイキングコース然となる。見ての通り、千本鳥居のような強烈な印象を受ける場所ではないものの、落ち着いた気分で境内をめぐることができるようになる。確かに自分が時間に制約のある観光客だったら、稲荷山の山頂へ行き、境内を1周することを目指すよりむしろ他の観光地に行くだろうなあ。
かくして、下山。途中休憩時間や写真撮影などに費やした時間も含めて、およそ2時間で稲荷山の山頂まで行くことができました。休憩なし、ジョギング感覚で行くならおそらく1時間ちょいで稲荷山は制覇できると思います(続く)。
ひやしあめ知らんのけ?(。❁ฺω❁ฺ。)
へっ?何その「知ってて当たり前」的な言い方…知らんがな(´・ω・`) …ちょっと調べてみよう。
…というわけで調べてきました。めっちゃ関西ローカルな飲み物やん。これなら俺様が知らなくても無理は無いと思われ。
https://web.archive.org/web/20120917003402/http://www.nikkei.com/article/DGXBZO46095330T10C12A9AA2P00/
あ、いいなあ! 今度京都に行ったら登ってみたい。
私は関東の人間ですが、ひやしあめは聞いたことがあります。味も知っていると思うんだけど、あんまり自信がナイ。伏見稲荷に行ったら、こちらも試してみたいです。
よーするにニッキ水みたいなもんなんですかね。何?ニッキ水を知らない?私の子供の頃にあったのですが、全然美味しくないと思ったことと、やたら毒々しい色をしていたことしか覚えてません。
なお、お求めの際は駅前のコンビニ(デイリーヤマザキw)かどこかでどうぞ。境内では「プレミア価格」で発売中です。
京都は行きたいが、イナゴが・・・。
…イナゴがどーしたんですか?どーして無駄に京都人を敵に回すかなぁw
いや、京都人はすばらしい。だがイナゴは、数でくるからな・・・。
…そ、そうですね。
ひやしあめは生姜味よ(。❁ฺω❁ฺ。)
初夏になると古い喫茶店とかお茶屋さん(舞妓さんのお茶屋じゃなくお茶を売ってるお茶屋さんねw)の店先に「ひやしあめ始めました」の貼り紙が出現します(。❁ฺω❁ฺ。)
生姜味?また想定外の味が出てきたな。…あれ?ってことはジンジャエール味なの?謎が深まるばかり。
ひやしあめは、ジンジャエールから炭酸を抜いて、甘みを濃縮したような味です。
しょうが湯のしょうがの味が薄くて、冷たいのとも言えます。
関西の商店街には、夏場になるとひやしあめを売る店が必ず一軒はあります。だいたい一緒にお好み焼きとたこ焼きと回転焼き(大判焼き)も売ってます。
私、ジンジャエール、好きなんですよ。…ですが、そこから炭酸抜いて、甘みを…うーむ、いまいち惹かれませんなあ…。でも話の種に一度飲んでみたい。
あれ、moppieさん、「回転焼き」っていうんですか。Q州と同じですね…。