更新がないことに対する言い訳

ええと、あの、その…。


これを書くに当たって、私が最後に更新したのがいつか調べてません。…ってか、調べるのが怖いです。まさか4月は完全に無更新っていうオチじゃあないですよね。このままだと、Snigel死亡説が流れてしまう(流れても誰も困らないとか言うなよ)。


イースターの後、私は地獄を見てました。いや、日本でお仕事をされている方に私の現状を「地獄」なんて表現したら多分笑ってはたかれる。だけど、日本で正社員の経験なし、アイルランドでほんわか10年も仕事をしている私にとって毎日残業プラス土曜日出勤は十分「地獄」と呼ぶにふさわしいんだい。


だいたいが、私の勤める会社はおかしい。アイルランドがPI(I)GSなるヨーロッパの「お荷物」の国として数えられるほどの国になって久しいのに、未だに順調に拡大を続けている。下手したら、ダブリンでもほとんど珍しい会社じゃないだろうか。求人広告がばんばん出ている会社って。そんなわけで、私は新入社員が毎週増えるたびに、コンピューターほかを購入および設置などをしなければならない。


それだけじゃあなくて、今あるスペースじゃ新入社員の机が足りないから、毎週土曜日には今ある事務所の「ハイデンシティ化」。ええと、この用語、おそらく正しい使い方じゃありません。よーするにね、今まで机が10脚しかなかった場所に16脚詰め込もうと言うわけ。今まで腰の高さまでの低い整理棚とか鉢植えの植物なんかまで置いて広々としていた空間に考えうる限りの机を詰め込んだと。この作業が土曜日の作業。幸い机の設置などは専門の業者さんがやってくれるものの、コンピューターの移動などは私の責任。


それでも場所が足りないものだから、お隣のビルまで占拠。そんなことしているうちに私の土曜日は完全にお仕事の日となってしまった次第。来る土曜日数回も、そのお引越しのために出勤。


さらに状況を悪くしたのが火山灰。あれは忘れもしない4月15日の木曜日。ベルリンに帰省したはずの中のいい同僚が会社の私の机の前を通り過ぎる。


私:「あれ?今日からベルリンに帰省するんじゃなかったっけ?」
同僚:「知らないの?火山灰のおかげで私のフライトキャンセルになったのよー」


は?


この後の騒動はすでに日本でも報道されている通り。うわー、カワイソ過ぎる…とは思ったがこの週末もどこにも出かけず仕事の予定だった私にはまったく無関係な話で…と思っていたら自分の認識がとんでもなく甘いことに気がついた。私の仕事の相方さん、出張でドバイ、そう、あのアラブのドバイに行ってたのね。もうお気づきですね。…帰って来られなくなった。


相方のいない最初の1週間、何も起こらないことをアラーにでもキリストにでも祈りたい気分で毎日過ごしてた。で、ようやく相方が帰って来るという段になってアイスランドの火山灰による凶器攻撃。翌週、ようやく5-6日ぶりに飛行が再開されても、相方は帰って来れない。なんでも飛行再開から10日後のフライトまで空席がないそうな。


もうここまで書けばご納得いただけたと思います。更新がなかった理由。


まあ、会社もさすがに社員一人をそこまでドバイに放置しておくわけにはイカンと立ち上がってくれまして、聞いたところではとんでもないぼったくり価格の航空券を相方に買ったようで、予定よりも早く、先週の水曜日に会社に戻ってきてくれました。それでも2週間半も不在というのはつらかった。そんな私に彼はねぎらいの言葉をかけてくれましたよ。


相方:「覚えてると思うけど、来週1週間、年休もらってるから」


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