同僚圧力に屈しなかった…のだが…

Cさんの親戚のじっちゃんと一緒に近所の(と言っても車で20分かかる)レストランに行ったんです。で、今帰ってきたんです。じっちゃんの80歳の誕生日プレゼントに「これでうまいもんでも食ってや」とこのレストランの食事券を進呈。で、忘れた頃になり、「一緒に行こうや」ということになり、なぜかCさん両親まで参加で行ってきたと。


予約してあったらしく問題なくテーブルに案内され、飲み物の注文。めいめい勝手にビールだの、運転手はジュースだのを頼む。で、次に食べ物の注文。


じっちゃん:「このガチョウで」
ばっちゃん:「私も」
Cさん母:「私も」
Cさん父:「私も」


…なにそれ、このレストランではガチョウを頼まなきゃいけない決まりでもあるの?Cさんどーすんのよ。


Cさん:「んじゃ私も」


…これって「同調圧力」ってやつですか。私もガチョウを頼まなきゃいけないんですか?でも私はアヒルが食べたいんだい。というわけで、その同調圧力にあえて対抗した。


私:「このアヒルで」


そして、2-30分後、同調圧力に屈しなかった頑固者を自分で責める私がいた。


こちら、皆様のガチョウ。


こちら、私のアヒル。


…ガチョウですら巨大なのに、このアヒルはなんじゃい。日本で言えばメガ盛りだぞ。これ。しかもさ、無骨というか、全然盛りつけとかを工夫したあとが見られない。フランス人あたりが見たら散々バカにするだろうな。これ。


で、自分のアヒルの大きさに呆然としているとCさんが言うのだ。


Cさん:「私もアヒルにしようと思ったけど、アヒルは『1/2』でガチョウは『胸肉』だったからガチョウにしたわ」


あー、確かにアヒルは1/2と書いてあった。だけど、ガチョウの「胸肉」は確実に見逃してたわ。どっちにしても…量多すぎ。


まあ、当然の帰結として、これは食べきれなかった。「食べ物は残してはいけない」という至極まっとうな教育を受けた私が残すというのはかなり珍しい話なのだが、いや、物理的に無理なものは無理でした。…ってかさ、アヒルもガチョウも同じようなものじゃん…。