まずはお知らせ。
どなたか私とLeonard Cohenのコンサートに行きませんか?実はチケットが3枚余ってます。ファンが殺到して数分で売り切れた6月14日(土曜日)のいい席です。ご希望の方には幻の名ライブ盤(てかメジャーレーベルとしては発売されなかったらしい)Blossoms of Heaven, Ashes of Hellを聞いていただけます。国籍、性別、飼い犬の有無、支持政党等不問ですので興味のある方は是非どうぞ。もし、話が合えば、土曜日のお昼ごろからメシでも食って…というミニオフにしてもいいかも。
日本でも結構有名になった「アンジェラの灰」これ、相当昔に読んだんですけど、この中にね、(完全にうる覚えです)、主人公が郵便配達だか何だかで家を訪れて目の前でドアを閉められてしまう。その時に、主人公の母親が「目の前でドアを閉められるような無様なことをされちゃいけないよ」と言われたのを思い出した…私の脳内ではそんなふうに記憶されてますが、おそらくだいぶ違っていると思います。
ともあれね、アイルランドでは目の前でドアを閉められるというのは失礼なことと認識されていることは間違いないです。
なんでこんなことを書き始めたかというと、ドイツに行くたびにたとえばデパートの入口だとかで目の前でドアが閉まるんですよ。前に入っていった人がドアを押さえて待っていてくれない。それをやられるたびにすんげー腹が立つんですよ。おい、アイルランドでは間違いなくドアを押さえてくれるぞ。そんなわけで、私は郷に入れば郷に従えの言葉を無視して、ドイツででもドアを押さえます。あ、ちなみに日本でも押さえますよ。
そう、この事実から導き出される結論は一つ。ドイツ人は他人のことなどどーでもいいと思っているけど、アイルランド人は他人のことを慮る人たちなのです。
…などと短絡的に思ってはいけない。こんな経験をつい最近した。ドイツ国鉄の車内でのお話。
誰かが床にビールの瓶を放置して行った。それが倒れて転がり始めた。そしたら、近くの席の人間がさっと拾ってゴミ箱に捨てました。
さて、翻ってこちらはダブリンバスの車内。
ビンもカンも完全に放置されてます。拾う人などただの一人もいません。そんなわけで、ちょっといたずら心というか偽善というかである日、バスの降り際にこの袋に転がっていたビンを全部拾ってバスから降りていました。運転手さん、唖然としたあとに「よくやった!」って言ってくれました。たぶん、こんなことをする人ほかにいないんだろうなあ。
さて、後ろの人を顧みないでドアを閉めるドイツ人と、バスの中でビンがごろごろしていても知らん顔をするアイルランド人と、果たしてどっちが他人のことを思っていないのか、大いに議論の余地がありそうです。
対人、対物でわけて議論しないと不毛になりそうですね。
コメントをいただくと、ブログのタイトルとともにお知らせが届くのですが、なんの話をされているのかさっっっっっっっっぱりわかりませんでした。ブログのタイトル読んでもなんのことを書いたか思い出せないし、みずきさんのコメントも(ブログを読まない限り)意味不明。なるほど、そーゆー話でしたか。
バスの車内写真、ウソを書いたはずはないので事実ですが、それでも…酷いですね。正直これは「路線によりけり」です。この私が乗った路線は特に「酷い」路線でした。