厳選・暗い歌コンテスト

ひさしぶりにアイルランドとはまったく関係のないお話を。…といっても2番煎じどころか15809番煎じくらいなのですが。今日のお題は「暗い歌」。リンク先のぜひとも
私、暗い歌が大好きなんですよ。その理由はさだまさしさんの言葉を借りれば一発で説明できる。


「人生は明るく、歌は暗く」


この日記を読んでくださっている方はお気づきと思うけど、私、こーゆー天然な人間です。なので均衡をとるという意味でもきっとくらい歌が好きなんだと思う。実際、中島みゆきさんもさだまさしさんもラジオに出ると「これ同一人物?」ってくらい違う人だった。私にはよくわかるんだ。人生も歌も暗かったらきっと踏み切りの音にふらふらと(以下自主規制)。


参考:
さだまさしのセイヤング
中島みゆきのオールナイトニッポン 


暗い歌手としていの一番に思いつくのがさだまさしさん。…なんだけどさ、「こ、これは暗い」って歌はあまり思いつかないのよ。確かにグレープ時代の無縁坂とか、縁切寺とか暗いんだけど、私が今から語ろうとしている歌に比べるとそう暗くないのよ。ちなみにさだまさしさんのお気に入りの曲は天然色の化石。 これだってさださんを拒否する人には最初から拒否反応がくると思う。何せ歌いだしが…


♪今都会ではビルに敷き詰められた石の間から
化石を見つけ出す遊びがあると聞いた


…ですよ。だけど好きなんだよなあ。


そうでした。暗い歌の話でした。暗い歌手としてノミネートしたいのが谷山浩子さん。数ある曲の中でもどよよーんとくるのが。曲名からorzですが、いきなり歌いだしが


♪私の父の仇恋人


…ですよ。やたらと重厚なバックの音楽に乗せて、「仇」と「恋人」をひとつのフレーズにまとめてしまいところがすごいです。しかもネタをばらすと、歌の最後に限りなく自殺をほのめかしてるし。もうひとつノミネートすると逃げる。よりによって悪夢をネタにしてます。


そして、暗い歌手といえば全国のトップブリーダーの約8割が同意する山崎ハコさん。同じO分県出身として悪口は言いたくないけど、この人、さだまさしさんなどと違ってすべての曲が暗い。さださんも中島みゆきさんも明るい歌もあるからある程度救いになるのだ。なんだけど、私の知る限り、山崎ハコさんの曲は例外なく全部暗い。織江の歌でどよよーんとしたところで、有名曲呪いを聞いた日にはたぶん死んだおばあちゃんが天国からおいでおいでをしていると感じるとか、急にベランダから飛んでみたくなること請け合い。ましてやきょうだい心中(もはや題名からフォロー不能)を聞いた日には…もうどうなっても責任は取れません。


そして、トリとして紹介したいのが中島みゆきさん。♪風の中のすーばるなんて地上の星や、TOKIOに楽曲を提供してるあたりからのイメージに惑わされちゃいけない。この人、とんでもないアルバムを出している。その名も


生きていてもいいですか


このとんでもアルバム、まずはうらみ ますという怨念のこもった歌でスタート。前奏も何もなしにいきなり♪うらみ ますと来た日には精神の均衡を保てるか大いに疑問です。


そして、アルバムの最後には、物語がつながっていると思われるエレーンと異国。


エレー%ンの歌詞の一部
エレーン 生きていてもいいですかと誰も問いたい
エレーン その答を誰もが知ってるから 誰も問えない


流れて来る噂はどれもみんな本当のことかもしれない
おまえは 性質の悪い女で
死んでいって良かった奴かもしれない


この曲で生命力をとことんまで奪われてパンチドランカーになった後に出