新聞社のサイトを見ていて思い出されたんですけど、今日は8月12日(あ、大人の事情により日記の日付は13日になってます)。こんなお莫迦でおちゃらけたサイトですが、たまにはマジメなことを書いてるのよね。
2009年に書かれた、御巣鷹山登山記。【日本帰省記4】忘れてはいけない520のいのち(上) ・ (下)
今読み返してみたんですけど…私もその気になればマジメなことを書けるんですね。まあ、年に一度くらいこんなこともあってもいいのか…な。
で、本日は年に一度のマジメな文章の日ではないようで。いつもどおりのお莫迦文章です。
日曜日。街へ出かけました。メガネを買いに。
私のメガネ、2セットあるんですけど、ひとつはなんかの拍子でレンズのごく一部が欠けてしまい、もうひとつは踏んづけたのかつけたまま寝たのか定かではないものの、なんかフレームがひん曲がってて緩くなっちゃってるのね。
これじゃあいかんと今年の1月に帰省した時に東京は上野のアウトレット店でメガネを新調しました。なんとレンズ込みで税込3,675円也。デフレニッポンここに極まれり…といった趣の価格。今までメガネの適正価格は1万円前後と思っていたから、この値段は正直衝撃だった。
ところが(これ、前にも書いたよね)、そのメガネ、買った当日に行方不明になった。おそらく実家のどっかに紛れ込んだのだろうとは思うが、帰省中けっこう一生懸命に探したのに結局出てこないまんま。
で、なんとか乗り切ろうとしたんだけど、やっぱりメガネが欲しくなった。というわけで、日曜日に労を厭わず街に向かったと。まあ、日曜日はちょっと町外れの路上ならパーキングメーターが無料というおいしさがある。
(以前の写真の使い回し)
車を停めたところから徒歩10分。行ったのはいつものSpecsavers。イギリス、アイルランド最大手のメガネ、コンタクトレンズ店。まあ、日本で言えば、メガネスーパーくらいのもんと思ってくださって間違ってないかと。午後1時に開店のはずなのに実際に開店したのは1時5分。私が日本でこの店の店長だったら、定時に店を開けない店員をはたくけど、ここはいい加減王国アイルランド、そんなことで怒っちゃいけません。
店内。日本のそれに比べると、フレームの数は多くない。で、日本でもそんな店があるように、価格とブランドで並んでいて、外ではもっぱらコンタクトレンズ愛用の私、どーせ家の中で使うだけだからそんな高いもんじゃなくていい。なので、お買い得な一式(フツーのレンズとフレームの価格込み)89ユーロ(11,500円)の列からフレームを探す。まあ、3,675円からしたら89ユーロは高いんだけど、1万円前後という私の脳内の適正価格には合致する。で、よくよく店内の掲示を見ると、89ユーロ以上のメガネの場合、「一つ買うともうひとつ無料」らしい。…なんか日本のどっかのメガネ屋でも同じようなことしてるよねえ。ホントにメガネの適正価格ってなんなのかわからなくなる。
あれ、待てよ。2つで89ユーロってことは、一つ5,500円ちょいという計算になるぞ。これはけっこうお買い得かも。
ちょっと店員さんに聞いてみますか…と後ろを見ると、レジの周りに暇そうな店員さん3人。その3人に向い、
私:「すいませーん」
…微妙な間。すでに話しかけたことを後悔しかけている私。本当に微妙な間だったけど、この人達のやる気のなさが伝わってきた。その中でも若い割と美人の店員さんが答えてくれた。…人を見かけで判断しちゃいけないけど、私にとって苦手なタイプ(どちらかと言うと、サザエさんの花沢さんがおばさんになったような人が得意なんですよね。こーゆー状況では)。
私:「すいません。価格についてお伺いしたいんですけど、これは89ユーロのセットを買えば、もう一つ無料でついていくるということですか?」
係:「そうです。89ユーロ以上であればそうなります」
私:「で、いつ頃できますか?」
係:「お客様の視力によりますね」
私:「私の『データ』をお持ちだと思うので調べてもらえますか?」
係:「『データ』?」
私:「はい。『データ』」
係:「あ、『処方箋』ですね」
私:「ああ、そうともいうんですね」
…マヌケな会話。
誕生日を伝えると…
係:「お客様の場合、度が強いので、薄型のレンズにしないとダメですね」
言い切られたよ。まあ、確かにド近眼だからそこは否定しない。
係:「その場合、130ユーロ増しになります」
私:「それぞれに対して130ユーロ増し?」
係:「そうです」
私:「全部でいくらになるってことですか?」
簡単な計算です。89+130+130=349 …なんだけど、誤解がないように再確認しておきたかったの。店員さん、計算機を取り出して、一生懸命計算してる。
1分は大げさだけどそれに近い時間経過。
係:「349ユーロです」
アホか。メガネ2つごときに誰が45000円も払うねん。却下。
私:「ええっと、どうせ自宅で使うだけですから、薄型のレンズじゃなくていいです。これとこれで作ってください」
日本でもそうしている。超薄型レンズにしないで、特別料金のかからない薄型レンズでメガネを作ってもらっていて、まあ、超薄型よりは見栄えは悪いんだろうけど、特に使用に差し支えはないしね。
係:「ちょっとかけてみてもらえますか」
…なんか居丈高だなあ。「あんたには似合わない」とでも言うのかよ?もちろんかけ具合の確認なのはわかっている。だけど、だんだん増していく居心地の悪さ。
私:「大丈夫でしょ?」
係:「お待ちください」
店員さん、メガネを持ってどっかに行ってしまった。
数分後…
係:「やはり、薄型レンズではないと承れません。厚くなり過ぎますので」
私:「ええ、私もそう思って、レンズの小さいデザインのを選んだんですが」
係:「このフレームではダメです」
私:「じゃあ、どれならいいの?」
係:「この辺りとか」
私:「どこがどう違うの?レンズの大きさほぼ同じじゃない」
係:「…とにかくこちらでは承れませんっ」
…クリティカルヒットの攻撃が入る。この時点で私のHPは0になった。戦意喪失。退却。
今日の結論:アイルランドでメガネを買うという高度なことに挑戦した私がアホでした。日本で買います。
私がD市で買った眼鏡、左右でレンズの質が違った。片方は水で洗うとレンズ表面がきれいに水をはじく。ふぅーっと息をかけるだけでコロコロ水が転がってなくなる。かたや水がベタッとレンズ表面に残る。普段は汚れても専用の布で拭くだけなので、気づくのが随分遅れました。ただ、こんなことはこのI国では日常茶飯事なのです。なぜこんな国民性なのかは私なりの理解がありますが、今日のところは勘弁してあげます。その眼鏡、どこかに行ってしまいました(恥ずかしくて家出したのかな?)。でも、ケースだけはいまだに使ってます。あれ?何か書いてある。Specs-Xpress、5UPPER LIFFEY STREET D市ってどこの町だっけ?
(おそらく)けっこうなお金を払っての結果がこれですか…。買わなくてよかったとつくづく思いますね。いやはや…。で、不思議です。コンタクトレンズはアイルランドのほうが安いんですよねえ。
私、この前「視力検査」の為に、今なら半額だよ~という事で、WexタウンのSpec Saverに行って、アイルランドで初めて視力検査を受けました。
まぁ、値段にビックリ(日本なら、ご存じのとおり、3千円~メガネが出来る(もちろんフレームとレンズ込で)んですが、こっちはレンズとフレームが別なんですってねぇ。そこにまずびっくりした日本人です。
友人に2回くらい本当に!?って聞き直しました(笑)
で、その時、お客さんがメガネ買おうと娘と来てたんですが、物凄い迷って帰っていきました。多分、フレーム選ぶのに1時間くらいかけてて、店員さんもあれやこれやと持ってきては、う~ん・・・と悩んでましたね。
しかし、どうしてだめなのかとか、分からない時点で教育がなってませんね。普通分からなかったら、分かりそうな店長とかチーフとかに聞くんですがね…(苦笑)せめてそのくらいはしてほしかった。Dublinは一番大きな街なだけに、偶に本当に「店員の教育」がおろそかになってる所ありますね。
放っておいても客が来るからいいだろう・・・みたいな。
因みに、私もきれいなお姉さんより、おばちゃんの方が話しかけやすいっす(苦笑)
あれ、私の行ったところはフレームとレンズ込みの値段でしたよ。
あと、断られる前にこの店員さん、責任者か誰かのところに聞きに行ってます。その結果、「ダメ」と言われたので、「ダメって言ったらダメッ」って態度に出てきたのだと思われます。もっと突っ込めばよかったかな(まあ、かわいそうだしね)。
やっぱりおばちゃんのほうが話しやすいですか。同性の方から見てもそうですかw