男子寮ベルギー合宿(後)まさかのきゃりーぱみゅぱみゅライブ

というわけで、ベルギーくんだりまでコンサートにやってきた男子寮の二人。ぶっちゃけ、私はコンサートなんてどーでもよかったのだが、まあ、たまにはそーゆーのもいいかと。でも…ねえ…


ベルギーまでヒコーキに乗って、1泊してまできゃりーぱみゅぱみゅってのはいかがなものかと(と、志方あきこの片恋を聞きながらこれを書くアホが言う…究極に蛇足ですが名曲ですよ。これ)。


なんか調べてみたら、紅白にも出るくらいの有名な人らしいですね。日本では。だからってなんでブリュッセルのライブハウスでコンサートやるんだ?(そこに行く方も行くほうだが)


見ての通り、小さなライブハウスです。一説では850人のファンが詰めかけたとか。この表現には異議あり。ファンじゃなくても同居人に連行されたとか、保護者として参加したとかそんな人がきっといるはずだ。まあ、日本以外でこれだけの客を集めることができる日本人の歌手って(歌手…でいいんですよね)けっこうすごいのかもね。


後ろに激しく踊るダンサーさん4名(お疲れ様です)。あとは大型のプロジェクターがあるだけのお気楽仕様。


持ち曲が少ないのかコンサート自体は短かった。たったの1時間半。30分に一度きゃりーほかがステージから消えて、5分程度のビデオを流す。「キャリーのあゆみ」とか、なんだか深夜番組でやってそうなビデオクリップとか。おいおいきゃりー流平方根の覚え方とか、ケツ文字での\(^o^)/オワタのAAの作り方を翻訳なしで流してウケるのか。そんなビデオを見せている間にきゃりーが着替えて戻ってくるというパターン。午後7時半に終わるコンサートって…健全ですよね。


客層は…さあ、日本人が3-4割いただろうか。逆に言えば6-7割はこっちの人だった(それでもアイルランドくんだりからやってきたのは私たちだけに違いない…って威張ることじゃないのか)。そして、時間帯が早いことも手伝ってか、子連れ、および10代の女の子なんかも多かった。あ、そっか、例えばどっかのアイドルグループの魔法使いのファンが集結してるとかと違って女性客が多いからあまり怖さとか怪しさがないんだ。


とはいえ、ノリは良かったですよ。なんかさあ、曲に合わせて手を降ったりとか指でサイン作ったりをするようにきゃりーが求めるんだけど、それを観客がやるのよね。おそるおそる隣のひでかすを見ると…いや、ここは多くを語るまい。本人曰く「自重していた」ということで、確かにそうだったが。


歌詞がさあ、なんというか、コドモにもウケるというか、耳に残るのよね。♪つけま つけま つけまつげ ぱちぱち つけまつけて♪ たださあ、ものすごく禁句なんだけど、「だから何?」って冷めた目線を持つと、歌詞が空虚なのよ。


考えてみれば、私が好きな某さだなんとかさんとかの対局にある人ね。そう考えると、私がきゃりーを受け入れる道理がないわけだ。ファンの皆様申し訳ありません。皆様がきゃりーが好きだというのを否定するつもりは毛頭ありませんが、さだなんとかさんが万人に受け入れられないのと同様に、きゃりーが万人に受け入れられないことをご理解いただきたく存じます。しかもさ、海外で受け入れられているという事実は、確かにあるわけでして、そこは認めますです。


ようつべ等を見ると、動画がアップロードされてますな。当サイトでは、音声のみを公開します。…と言っても全体の2/3程度です(最後切れてるし)。音質も良いとはいえませんが、コアなファンの皆様のために公開します。ベルギーにまで繁殖しているきゃりーのファンの活動及び、海外でのきゃりーへの反応、そしてMCをお楽しみください。


きゃりーライブinブリュッセル(mp3フォーマット 約60Mb)


その後が気になる方のために書いておくと、ホテル近所のバーでベルギービールを相当飲んで私は撃沈しました。翌朝ダブリンに戻りましたとさ。


ひでかす版のレポートはこちらです。私と違ってバランス取れてますね。