【2013冬日本帰省】まずはコペンハーゲン(1)

数日前の日記に書いた通り、かなり急に日本に帰省することになった。しかもかなりの無理筋の旅程で。


1月5日 朝7時20分発のエアリンガスのヒコーキでコペンハーゲンへ。
1月6日 午後9時発のスカンジナビア航空のヒコーキで北京へ。
1月7日 午後3時発のANAで東京へ。


…なんですか。この旅程は。自分で組んだんだから誰にも文句は言えないのだが、充分罰ゲームのレベルだと思う。コペンハーゲンで一人で35時間も何すればいいのよ。


前日、朝の5時に目覚ましを設定して寝る。






ん?今何時だ?ど近眼の私には枕元の時計の表示がよく見えない。え?7時半?いやいやいやありえない。ヒコーキ乗り遅れてる。えー、どうしよう、高いチケットかってコペンハーゲンまで行かなきゃいけないのかな…とりあえず起きないと。


枕元の時計が信じられなかった私はコンピューターの、そしてケータイの時計がやはり7時半を示していることを確認。絶望的な気分になる。


…そこで目が醒めた。もちろん夢オチ。時計は午前2時半を示していた…がもう眠れそうになかった。


実はこの夢をみるのは初めてじゃない。早朝のヒコーキに乗るときによく見るのだ。


5時にひでかすを起こして5時半に家を出る。高速代をケチって下道経由で午前6時10分に空港着。


なんだか新鮮なターミナル2。そりゃそうだ。スタアラのマイレージのドレイになっていつ私、エアリンガスを殆ど使ったことがない。エアリンガスの手荷物預けのカウンターは空いていた。


今回の荷物。非常に少ない(当社比)。いや、この「当社比」ってのがポイントで、私に言わせれば少ないのね。だけどエアリンガスに言わせると多いのね。


エアリンガス、基本、預入の荷物は有料(完全にLCCのやり口ですね)。20キロまで15ユーロなり。ちなみに事前に座席指定ができる「プラス」なるものを選べば、20ユーロを加算して荷物を預けることが出来るらしい。…あっそうとそれを選んだのだが、よくよく考えると、座席指定料金は5ユーロで、まったく得じゃないし、事前に座席指定をしなければそんな費用もかからない。つまりまったくをもって無駄金。


さらに、機内に持ち込める荷物の制限は10キロ。つまり、私の制限は30キロ。日本へ向かう「行き」だからまだいいようなものの、この制限はきついぞ。


案の定といえば案の定、荷物はあっさり40キロ近くになっていた。なんとか減らしても35キロ。これ以上減らすのは無理(当社基準ではね)。ここで私はインチキをすることを思いつく。その手順は以下のとおり。


ひでかすにノートパソコン(電源コードなどを含めると4キロ)とチョコレート(1キロ)とちょっとしたものを搭乗手続きにあいだ持っていてもらう。そして、搭乗手続きが終わり次第、持ち込みのスーツケースに押し込んで素知らぬ顔で搭乗する。


まあ、搭乗口で文句を言われる可能性がわずかながらあるのだが、なんとかなるっしょ。ちなみに、家で預入のスーツケースは20.9キロ、持ち込むスーツケースはひでかすに預かってもらうパソコンなどを除いて10.8キロともう完璧だった。


という完全な計画で臨んだエアリンガスの荷物預けのカウンター。


係:「荷物、21キロちょうど。これ、制限ギリギリだよー」


なんでも話を聞けば、21キロを超えたら超過料金(キロあたりXXユーロ!)を徴収するらしい。


係:「本来ならこれも超過料金対象なんだけど、1キロは大目に見ましょうということで」


これが、係氏の俺様基準なのか、エアリンガスの内規なのかはわからないけど、どっちにしてもあんまり下手なリスクを負わないほうがよさそうだ。


機内持ち込みのスーツケースも重さを量られる予感がしていたのだが、幸いそのようなことはなかった。つまり、ひでかすに荷物を預かってもらう必要性はなかったということ。結果論ですが。かくして、なんとか35キロの荷物を持って出発。


機内では試しに最前列を予約してみた。1-5列目は「クイックシート」なる名前で10ユーロで販売中。で、すでに「プラス」として5ユーロ払っていたから、あと5ユーロ足せばこの最前列が予約できると。最前列は広いに違いないと思い予約してみたと。ちなみに、確実に足元が広い非常口座席は15ユーロにて大絶賛ご予約承り中らしいです(そこまでするかよ)。


最前列。


狭っ。


全然足元広くないし。はい、確実にお金をドブに捨てました(長くなりそうなので続く)。