今日はリューゲン島観光の目玉の一つ、Hiddensee島に行くのだ。
「朝ごはんは大事」と言いながら(それ自体は正論)ごはんをのんびり食べるCさんのおかげでホテルを出た時点で、現在9時40分。フェリーの出港時刻まであと1時間。いや1時間50分後にもう1本あるのだが、それだと日帰りの予定なので島での滞在時間がかなりきつくなる。これはなんとか早いフェリーに乗りたい。
地図上で見た限り、Sellinから港のあるSchaprode村までの距離は45キロほど。1時間はかかるだろう。車を停める時間とかを考えるとかなりの無理筋だな。とりあえず、やってみよう。
まあ、お約束ですね。こんな気が焦っている時に限って目の前にのろのろ走行のキャンピングカー。無謀な追い越しをするほど若くないので(しかもそんな冒険ができるような高性能な車じゃないし)諦めてついていくが、けっこうイラついた。
途中Bergenを過ぎた時点でもう10時10分。こりゃ無理だわ。…と思ったのだが、途中から道がひたすらにまっすぐで見通しのよい道になる。若干時間を稼ぐ。
いよいよ港のあるSchaprode村に着く直前でおそらく1日数本しかないだろうBergenからの路線バスに追いついた。よし、これはもらった。だってドイツのこと。このバスはフェリーに接続してるに違いないから。
10時35分、出港の時刻5分前に港のあるSchaprode村についた。よし、小さな村だろうからフェリー置き場の前に車を停めれば間に合う…と思った私は甘かった。駐車場は村外れにあり、例によって村内は一般車通行禁止。駐車場に車を停めるとそこに待っていたのは
(帰りに港で撮影。行きにこんなもんを撮っている精神的な余裕がなかった)
プチトラン。港までこれに乗れって。
終わった。これは間に合わん。
諦めておとなしくプチトランに乗る私。
数分もせずにプチトランは出発。
到着。
え?
距離にして500メートルもなかったであろう距離。なんだよ、全く問題なく歩ける距離じゃないか。
乗船券発売所…はいいんだけど…
(しつこいけど帰りに撮影)
まだ船がいるじゃないか。慌てて乗船券を買って乗船。往復17.4ユーロなり。
なんだ、ドイツも案外時刻にいい加減だな。おかげで間に合った。
私:「よかった。船、遅れてるみたいだね」
Cさん:「え?まだ定刻まで2-3分あるわよ」
私:「え?」
Cさん:「この船、ほら、あそこに書いてある。10時50分発よ」
私:「え゛。40分じゃ…。もしかして知ってた?
Cさん:「もしかして知らなかった?」
脱力。
脱力したのでフェリー内部の写真撮るの忘れてたよ。いや、大したもんじゃなかったからいいんだろうけど。
プチトラン、正しい使用法です(笑)。
焦っている時に乗るとイライラします(^_^)。
あ、プチトランで思い出した! ベルサイユ宮殿の離宮に歩いて行ってようやく戻ったら、プチトランが待機してたことがあった。あの時は「(出発時に)気がついてたら乗ったのに」と思いました。まあ、焦っていてもあれが50キロとかで飛ばされたら、それはそれで怖いと思いますw