オービスにも負けず、続きです。Kap Arkona(カパコーナと発音、アルコナ岬)へ行きましょう。
まず、こちらがKap Arkona全図です。ポイントとしては、Putgarden村とVitt村があり、それから灯台があると。はい、ここ、試験に出ますよー…って言ってみたかっただけです。旅行業務取扱管理者の試験にも間違ってもでないと思います。
(観光馬車)
(Vitt村で撮影。さて、この乗り物はなんて呼ぶんですか?)
なにはともあれ、一般車両はPutgarden村外れの駐車場に強制的に車を停めることになります。その先は一般車両進入禁止です。灯台のあたりとかに日本だったら間違いなく駐車場を整備しますけどね。駐車場はもちろん有料(1日4-5ユーロだったと思う)。そして、馬車または路上を走る列車…なんて言うんだろ、これ…で灯台に向かえます。列車は片道2ユーロ。なんだか知らないけどこうやって小銭がどんどん出ていくんですよねえ。リューゲン島の観光は。もちろん歩きたい人は歩けますよ。私たちは…
列車に乗りました。いや、言い訳がましいけど、3キロくらいあるように聞いたのよね。「列車」に揺られること数分、着きましたよ。灯台に。
左が新しい灯台で右が古い灯台。
この日、とんでもない強風が吹いていた。もう目も開けてられないくらい(というか、強風下でコンタクトレンズつけたまま目を開けてるとゴミが入って痛い目に遭うのよねん)。なので、この日は似合わないサングラスをずっとつけていた。
右の古い灯台の中はちょっとした博物館になっているのだが、写真すら撮ってこない程度のもの。それでも入場料2.5ユーロはしっかり徴収される。この灯台Schinkelturm (“Schinkel Tower”).と呼ばれていて、1826年に建設され、1905年まで使用されていた。ドイツのバルト海側にある2番めに古い灯台だそうな。そして、登記所としても機能しており、ここで結婚もできます。
ふーん。
そしてね、掩体壕もある。…なにそれ…って書いてる自分でも思う。今調べてはじめてそんな言葉を知った。一言で言うと「航空機を敵の攻撃から守るための格納庫」(Wikiより丸写し)。中には入らず。入ればよかった。
そしてね、
ここ、ちょっとした(高さ40メートルちょいの)崖になってて、230段の階段で下まで降りることができた…のだが、去年のクリスマスに不運な母娘ががけ崩れで生き埋めになってしまい、10歳の女の子が亡くなったんだそうな。そんなわけで、閉鎖中。
ここからVitt村までの2キロほどを歩くことにする。
途中にPeilturmという海洋監視塔がある。海洋監視塔とか書くと物々しいけど、上まで登れて、中では琥珀なんかのアクセサリーなんぞを売ってます。ちゃっかり入場料2.5ユーロを取られますけど。
てくてく。てくてく。
ドイツ人って歩くのが好きな人種だと思います。くそ寒い、しかも強風の中たくさんの人が歩いてます。
Peilturmから歩いて20分でVitt村に到着。
一般車両進入禁止のせいか、なんか20世紀半ばで時間が停まっているような印象を受ける村。もっとも、おみやげ屋さんなどの商魂は盛んなのだが。
このZum Goldener Ankerというパブでお昼ごはん。
いい雰囲気のパブではありましたが…
このタパスが7.3ユーロとはけっこうなボッタ価格であります。観光地だからしょうがないのかねえ。
村には十数軒の家しかないらしい。日本的に言えば「限界集落」になってもおかしくないほどの片田舎の村なのだが、見事に観光地化されており、この日も観光客で賑わっていた。
Putgarden村まで15分ほどかけて歩きます。
こんな感じのクラフト村があり
アクセサリーを中心にいろいろ売ってました。
ここでは木を使ってなにやら作ってるんだけど…
…私のセンスとはかなりズレている感があります。きっと私に芸術を理解する心がないのでしょう。
記念撮影ポイント。あ、オービスの話じゃなくて(しつこい)。
クリスマスにがけ崩れで生き埋めって…(。❁ฺω❁ฺ。;)
なんでクリスマスにそんなとこ行ってたんですかね…(。❁ฺω❁ฺ。)
…ってか、コメント早っw
正確には12月26日。Boxing Day(アイルランド的にはSt. Stephen’s Day)です。言葉足らずであったのなら申し訳なかです。クリスマスの翌日ならありえるかも。勝手な推理ですが、ちょっと散歩に出て悲劇に遭ったのではないかと。
3枚目の写真の列車は「プチ・トラン」って言っていたのを聞いた覚えがあります。フランス語で「小さな列車」って意味だったかな?
観光用によくありますね>この手の列車。
一瞬「トチ・プラン」と読み間違ったわけのわからん目をした私。なる、プチトラン…納得しました。数日後にこのプチトラン再登場の予定です。