【続:なぜか上海2】徐家匯…上海のアキバに行ってみる

8月1日。二日目


台風が近づいているらしいが晴れ。ただし風がなんとなく強い。暑いけど我慢できるレベル。


朝ごはん…バイキングなのはいいが、だーーーーーーーーーーれもいない。ヒマそうなウェイター、ウェイトレスさんがいるだけ。とりあえず肉まんみたいなやつを取るが…をい、アツアツじゃないぞ…というか、ぶっちゃけ冷たい。ほとんど何も食べずにタクシーで会社へ。ちなみにホテルで朝食を食べることはほとんどなかった。


お昼休みを利用して徐家匯に買い物に行く。まずは腹が減っては買い物ができるとお昼ご飯へ。


味千ラーメン。自称「世界の味千」。そういえば、その昔「世界のヤオハン」とかいうスーパーがあったけどどーなっちゃったんだっけ。


ラーメンと餃子を注文しようとすると、ウェイターさんがこっちのセットのほうがお得ですよと言ってくる。…いや、そういったんだと思う。いかんせん中国語は解しませんので。その結果出てきたもの。


ラーメンと餃子とハンカチセット。


…なんでハンカチ。どこの抱きかかえ商法だよ。


そして、会社でとんでもないポカをしでかしていることに気がつく。マネージャー用のノートパソコン数台の新規設置も私のやることリストに入っていたのだが、Windows7のディスクを忘れた。これがないと、ノートパソコンのクリーンインストールができない。


ご存知の通り、パソコンって買ったばっかの状態だといろんなよけいなお試しのソフトウェアが入ってるでしょ。あんなのを一発で消す一番よい方法はウィンドウズのディスクを使ってまっさらの状態に戻してしまうこと。ドライバーの再インストールなどの若干の手間はかかるがこれが一番使いやすい状態になる(と少なくとも私は信じている)。


そうだ、ディスクを買いに行こう。ディスクを売っているに違いない。あ、そうだ、ついでにMSオフィスのライセンスも買おう。


あんまり大きな声で言っていいのか悪いのか、日本でオフィス2010のライセンス買ったら2万円以上するでしょ。これがね、中国だとすんごくお買い得らしいの。それも買いに行こう。そう、ニセモノ天国の中国、本物もつられて安いらしいのだ。これ、うちの親のノートパソコンを新調したので、それに入れようと。あ、そうだ、ついでにRAMも買ってしまえ。


かくして、徐家匯へ。ここ、早い話が上海の秋葉原。と言っても電脳ビルが3つくらいぽんぽんぽんと並んでるのね。


RAMを店先においてあった店の店員さんにもちろん英語で話しかける。2GのRAMを探していたのだが、4Gのも割合お買い得なので4Gのにする。さらに、オフィスがほしいと言うと出してきたのは…海賊版。


私:「いや、正規版がほしいんですけど」
店員:(一オクターブ高い声で)「正規版がほしいの?」


…なんか私、悪いこと、間違ったことを言いましたか?


店員さんいわく、正規版はそうでない版(よーするに海賊版)に比べて、5-6倍も高いとのこと。…だからって正規版がほしいって言ってる客に海賊版を勧めるかねえ。


私はそりゃ遵法意識はありますよ。だけど、それ以上にさ、オフィスの中国語版をさ、日本語版にしなければいけないの。そのためにね、ざっと3000円出してマルチリンガルパック(多国語版)を入れるのに、海賊版だと認証されない恐れがあったのね。なんだかんだで、この正規版の、でも中国語版のオフィス2010のシングルライセンスを購入。


話は前後しますが、このオフィスを入れるの、一苦労しました。以下、日本でのお話。興味のない人は読み飛ばすことを強く推奨。


箱を開けると…あら、ディスクが入ってない。…ってどーしろっての。中国語の簡単な付属の取説を見てみたけど、どこにもダウンロードのリンクがついてない。


あ、そうだ、英語版のオフィス2010のISOイメージをUSBメモリに入れてるわ。よし、これをインストールしてみよう。


あれ。待て、この中国で買ったオフィス2010和家庭学生版はアウトルックのライセンスが含まれてない。どーなるんだろ。えーい、ままよ、とりまインストール。


インストールは当然成功。で、付属のプロダクトキーを使ってのネット上での認証に挑戦するが、案の定と言えば案の定失敗。泣く泣くアンインストール。


グーグル大先生は偉大です。「オフィス2010 和家庭学生版」で検索かけたらダウンロードのリンクが出てきた。ここから「正しい」和家庭学生版をダウンロード。


で、インターネット上で認証をしようとすると…見事失敗。


グーグル大先生は偉大です。「オフィス2010 和家庭学生版 認証」で検索をかけたら出てきた。なんと、インターネット上の認証では失敗するらしい。電話認証ならうまくいくらしい。


あ、電話認証と言っても、オペレーターからねちねちと変な質問をされるわけではなく、自動音声にしたがって35桁くらいの番号を入れれば自動で認証されます。かくしてようやく認証される。これにて、ようやくこの中国語版の怪しげな、でも正規版のオフィスは認証された。


それから、3000円ほど払ってマルチリンガル(多国語)バージョンのOffice2010を入れて導入。これにてめでたく 日本語版になる。ちなみにかかった費用は5000円程度。通常の1/4から1/5の価格で正規版のオフィスのインストールに成功。あ、うちの親、私がこんな苦労したことにまったく気がついてません。


話は上海に戻って、夕飯はうな重目指して森ビル内の日本食レストランへ。所持金が100元ちょいしかない。って、大の大人がお財布の中に現金1500円しかないとか言ってるわけ。情けない。


だけどねえ、大人は違うのよ。クレジットカードがある。それを持ってうな重を目指す。小心者の私、念のために私のマスターカードを見せて、このカードで支払いができるか聞いてみると…ダメと言われる。ええええええええ。


やむなく財布の中の所持金を再確認。…う、うな重食べられない。仕方ないのでミニヒレカツ定食とビール。おいしかったからいいけど。