【なぜか上海13=完】ハラールでござーる

8日目。月曜日。


さあ、同僚も来たし、これから激しく追い上げをしないと、金曜日に上海を発つことができなくなる。ちょっと本気だして行きますぞ。


仕事関連に関してはあまり詳しく書いても仕方がないので省略。例のドバイから来た同僚とお昼ご飯に行く。会社から程近い場所におおきなショッピングセンターがあるので、とりあえずそこへ。


自分の無知を恥じるばかりですが、この同僚のイスラム教徒のインド人、魚はいいけど肉は食べないらしいのね。もっと正確に言えば、ハラールとかいう言葉があって、正しく殺処理された肉は食べてもいいらしいのだ。詳しくはWiki見てきてね


ショッピングセンターのレストラン街、ちょっと高級路線の回転寿司からCoco壱番屋、さらには和民など、いろんなレストランが軒を並べている(←日本食以外に目が行ってない私)。ところが、ベジタリアン(正確には違うんだけどまあ、話の進行上、そういうことにしておこう)にとって、中国は(少なくとも上海は)難しい街なのよねん。


結局、彼が選んだレストランはイタリアン。…なるほど、ピザマルガリータなら、トマトとチーズしか乗っかってないから平気だわ。


日本と同様ランチメニューがあり、夜のメインコースの価格のみで、サラダと飲み物がつくランチをやっていた。これを頼む。


サラダ。いただきまーす。


上の写真をよーく見てもらえば気がつくかもしれないが(よく見ないと気がつかないかも)、このサラダ、細かく刻んだサラミが乗っかってるのね。それに気がついた私は彼にそう教えた。そしたら、彼は、ナイフとフォークを置いてしまった。


え?


私、ベジタリアンに友人がいるからわかったつもりでいた。相手がベジタリアンだったら野菜の上に乗っかったサラミを私が引き取ればすべて一件落着なのね。だけど、彼の場合、ハラールされていない不浄の肉が乗っかっていたお皿は、サラダも含めて食べちゃいけないらしい。…ぶっちゃけ面倒くさい。


この日は結局日付が変わる直前まで仕事。(正しく処理されていない)お肉が食べられない彼がたどり着いたのは、


…マクドナルド。


そう、魚は問題なく食べられるもんだから、フィレオフィッシュはいいらしいのね。男二人で日付の変わるころのマクドナルドでご飯を食べるのはなかなかわびしかったです。しかもフライドポテトはいつ作ったのかわからないくらい冷めてたし。


9日目。火曜日。


同僚とあまり早く行ってもしょーがないという結論に至り、12時出勤とする。ということは、時間があるので、宝山路のラジオ会館へ。結局、買ったのはアイルランドのタイプの電源コードを中国版に変えるもののみ。でも楽しかった。


そして、例の会社の近所のショッピングセンターの回転寿司へ。ランチの「満腹セット」88元(1000円ちょい)なり。


ここの寿司はおいしかった。日本でもやっていけるレベル。ちなみに板前さんは日本人だった。


この日の夕飯は上海一の高さを誇る上海環球金融中心ビルへ。ここ、実は日本でおなじみの森ビルが施工、管理をしているらしい。それだかはどうかは知らないが、日本食レストランが実に充実してる。


…ってかさあ、食べること以外に話題がないのかと怒られそうですが…ぶっちゃけない。何せ、一日12時間とか仕事してるから、遊んでる暇がないのよね。この上海一を誇るビルの展望台にも結局行けずじまいだし。


件のベジタリアンが選んだのは、エビフライ。私はうな重。おいしかったです。すっかり上海で日本を満喫中の私。


同僚にエビフライの味を聞いてみた。


同僚:「KFC(ケンタッキーフライドチキン)みたい」


…蹴るよ。食事についてきた茶碗蒸し、中に鶏肉が一切れ入っていたが面倒くさいので黙っていた(ひどい)。


9日目。水曜日。


この日も12時間仕事。特に書くことなし!


お昼ごはんは、ほかに選択の余地がないという同僚につきあってまたショッピングセンター内のイタリアンレストランへ。私はパスタ。同僚は飽きもせずにピザマルガリータ。今回はもう学んだから、サラダに肉を入れないように頼んだらその通りにしてくれた。


夕飯は回転寿司屋の寿司屋のすしをお持ち帰り。


10日目。木曜日。


この日のお昼ご飯は…例のイタリアン。もう完全に顔を覚えられた私たち。夕飯は午後10時に会社を出て食べようとしたのだが、上海のレストランは午後10時に閉まってしまうことを知る。ホテルまであたってみたのだがダメ。空腹でイライラは絶頂に。


結局日付が変わったころ、ホテル近くの深夜営業している中華料理店で夕食。


11日目。金曜日。


11時半にホテルを出て、リニアモーターカーの駅までタクシー、そこからリニアモーターカーで空港へ。マイルを使ってのビジネスクラスへのアップグレードを申し出るが見事に満席。仕方ないのでエコノミーエクストラ席でコペンハーゲンへ。あーあー、帰りくらいビジネスクラスで帰りたかった。


ところで、


エコノミーエクストラ席、電源が設置されているのだが、なぜかうまく作動しない。おかげで電池がなくなってしまった。なんか知らんけど、スカンジナビア航空、残念な感じが満載。


なんでこんな駆け足になったかいぶかっている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは次の上司の一言で説明がつく。


上司:「上海パート2行ってきてね(はあと)」


皆様がこの日記をお読みのころは、どんなに早くともすでに私は機上の人です。


というわけで、怒涛の(かどうか知らんが)なぜか上海パート2にそのまま続く(やれやれ)。