水曜日。さあ、出勤もあと2日。
ということは、朝からの優雅なタクシー出勤もあと2日というわけでして。
この日のタクシーは酷かった。ホテルを出るなりいきなり高速を降りてしまう。えええ、こんなルートもあるのかと最初は感心していたのだが、なんのことはない、道を知らないだけだった。
(まだあったよ、車載動画)
この日もつつがなく終わる…はずだったのですが、突然事件発生。事務所のネットワークがいきなり落ちてしまう。結局復旧に2-30分かかる。まあ、これがあったおかげで、私がドバイくんだりまで来て鼻くそほじくってただけじゃないと証明できたのだが、でもなんちゃってではないプロなら数分で解決できた問題だったと思われ凹む。
で、この日の夜は、会社の偉い人がスーク・マディナ・ジュメイラ(Souk Madinat Jumeirah)を絶賛するので行ってみた。なんでも「中東のベニスのような美しいスーク」なんだって。また湾の反対側の金持ち地区ながら、行ってみよう。
Google Mapで調べていたら、なんのこたーない、ここ、ホテルの前から出ているX28系統のバスで時間はかかるものの乗り換えなしで着けるらしい。どこまでもせこい私はバスに乗る。
(バスの車内のバス停案内)
1時間後…あ…っと思った時には降りるべきバス停を逃してしまっていた。言い訳としては、事前に調べていたバス停の名前とバスの車内に表示されていたバス停の名前が違ったこと。次のバス停で降りようと思ったのだがバス停が遠い!これはどうしたもんだと思っているうちにバスはメトロ駅に着いてしまった。あれ、ここなんか来た覚えがあると思ったら、なんのこたーない、数日前に迷ってたどり着いた駅だった。
結局メトロに乗ってエミレーツモール駅に戻る(だったら最初からメトロで来てたら早かったのに)。エミレーツモール駅がメトロの最寄駅に見えたのね。
エミレーツモール駅、出口が二つありまして、ひとつはエミレーツモールに直結。見た感じ100人中100人の人がこっちに行く。
まあ、来たついでです。エミレーツモール、覗いてみましょ。
本屋さんの店頭の「アラブの伝統のベストセラー」。見た瞬間に「うそこけっ」と思ったのは私だけでしょうか。
話はそれるけどね、この国、あっちこっちに王様だか首長だか知らんけど、そんな偉い人の写真があるの。上の写真のような超巨大版まで。例えば日本で道路脇に巨大な天皇陛下の写真とか見たことないから、やっぱり違和感あったなあ。
話をエミレーツモールに戻します。
この先にあったのは…
スキー場。はいはい。すごいすごい。
では、楽しい思い出を胸に次の見学地、スーク・マディナ・ジュメイラに向かいましょう(もう行くのかよ)。
ドバイ・モール駅、さっきも言ったとおり、駅の反対側にも出口がある。そっちの方角がこのスーク・マディナ・ジュメイラに近かったのでそっちから流しのタクシーでも捕まえるべと、そっちの出口へ(注:完全に間違ってます。もし、この日記を参考にドバイ観光の計画を考えていらっしゃる方は、おとなしくモールのタクシー乗り場からタクシーに乗ってください)。
長い通路。だーれもいません。
モールではない反対側の出口。
出た瞬間の風景。
(100メートルほど歩いて駅を振り返って撮影)。
なんというのやら、ふと道を間違えてディズニーランドの従業員通路に出てきてしまった感じ…と言えば伝わるでしょうか。ここから駅の通路を渡った反対側にはスキーを楽しんだり買い物をしたりしている人がいるわけ。なのに、駅の反対側の出口の前には店も家も何もない。ただ荒涼とした未開発の土地があるだけ。
結局2キロ近い距離を歩いた私。そこまでタクシー嫌いなのかと自問自答。
タクシーの車列を横目に到着。どうだ、ここに徒歩できた観光客などほとんどいないだろう(←なんの自慢にもならないような)。それでは早速中へ。
なるほど。雰囲気がありますねえ。…って、その雰囲気はディズニーランド的なものなんですけど。
Body Shopもここではこんな感じに…って、中はフツーと変わらんやん。
外に出てみると…
なるほど。水辺で情緒豊かなお食事をお楽しみいただけるようでございます。なんか食べようかと思ったが、混んでるわ、なんか一人ってのもなんだなと結局食べず(そうしてこの日も夕飯を食いっぱぐれる)。写真を撮りそこねたけど、このスークを取り囲むように運河があって、そこをゴンドラで一周することも可能らしい。1000円以上かかったような記憶があるが乗ってないのでわからない。
中の店、なんかさあ、見る気がしないのよ。理由は簡単。高い。
サンダルも、おととい買った値段の3倍とかしてるし。
なんかがっかりした気分のまま外に出る。
外には7ツ星とされるBurj Al Arab(ブルジュ アル アラブ)ホテルが。なんか調べたら、予約なしでは中にはいれなくて、一番安いアフタヌーンティーでも1万円近くかかるとかかからないとか。ま、あっしには関係のない話でござんす。
バス停よりバスに乗りホテルに戻る…途中にとんでもないものを発見してしまった。あわてて下車(…するなよ)。
OUTLET KaufhOf
これ、まずいでしょ。
(参考写真。ドイツの「本家」Galeria Kaufhof)
賭けてもいいけど資本関係とか提携関係はないと思います。ただのパクリ。
結局2キロ近い距離を歩いた私。そこまでタクシー嫌いなのかと自問自答。
私は昼間スーク・マディナ・ジュメイラからエミレーツモール駅まで歩きましたね。
エミレーツモール内のスキー場みた時は「はいはいすごいすごい」というよりは南極探索してる格好してるなぁとか思いました。
いらっしゃいませ。書いた本人も忘れているようなネタにコメントを頂き感謝です。そうだ、こんなこともあったなあと思いだしました。
ホントにドバイは作り物の街というか、斬新でした。考えてみると、あんだけ歩くってあの季節だから出来たことです。夏にやったらたぶん生死に関わると思います…。
こんにちは
駅からマディナジュメイラまで歩けるのかな?という情報を探していたので、まさになこちらのレポート大変参考になりました!
(楽しく拝読しました)
以前、ドバイで車道はあっても歩道がなくて困ったことがあったので安心しました。
いらっしゃいませ。
…これ、5年前の話です。あるいは開発が進んでこのあたりの風景が一変している…という可能性は十分にあります。
私が行ったのは気候のいい時期で、夜風はちょっと冷たくてむしろ気持ちいいくらいでしたが、時期を間違えるとこの距離でも死ねる…というのはいくらさんご存知の通りです。