【ドバイ出張記17】くされ6 Emirates in a day tourに参加する(4)

そんな疑惑のランチの後、再び旅は続く。


さらに、予定にはないお土産屋に寄る。おい、お前、いくらキックバック(紹介料)をもらったんだよ…と思うが、あえて言わない。


それにしてもこのくされ運転手、飛ばすんだわ。80キロ制限の道を120キロとかで。ここ数日のタクシー経験で、パキスタン人の運転は荒いと気がついたが、このくされ運転手はさらにその上行ってるわ。


そして、車はドバイの隣り町のSharjahへ。ここのSharjah Museum of Islamic Civilizationで30分の見学時間。入場料AED5は自腹。


そのあと、ここがSharjahの中央市場と説明されたが写真を撮る暇もなくどんどん進む車。…え?止まらないんですか?


そして、気がつくと、車はホテルに戻ってきてた。時刻は午後6時。予定では午後7時着の予定なのに。しかもツアーは2時間遅れで開始されてる。つまり所要10時間の予定が7時間で戻ってきたのね。途中止まるべきところすっ飛ばして。


呆気にとられている私にくされ運転手が手を差し出しながら言うのだ。


運転手:「はい。私のチップは?」


日ごろ温厚な(当社基準による)私もさすがにこれにはキレた。…と言っても怒鳴ったりしませんよ。すでに顔見知りになったホテルのドアマンの手前もあるし。満面の営業スマイルでこう言った。


私:「あなたね、人のランチからすでにAED12掠め取ってるでしょ?まだチップがほしいってどーゆー了見なの?」


差し出された手に触れることなく、にこっとしたまま私は車から降りた。…このガイド、ただじゃおかねえ。


その後、あっという間に苦情のメールをまとめて送信。


この日はホテルのレストランで食事。もちろんビールつき。そう、お酒を飲みたければホテルの中に行けばいいのです。ドバイとはそーゆー街。


ウェイターさんにChicken Tikkaを頼んだら、


「日本食とは違いますよ。ホントにいいんですか」と2度も聞かれる。…いや、Chicken Tikkaがどげなもんか俺は知ってるよ…と言いたくなったが、そこまでいわれると、よっぽど辛く味付けしてるのかとか心配になる。


…出てきたそれはきわめて無難なお味のChicken Tikkaでございました。まあ、当たり前だわな。ホテルのレストランであまり挑戦的な食べ物を提供するとは思いがたい。


とりあえず、翌日に備えましょう。


おまけ。手抜きと言われたら返す言葉もない車載動画。