まっきーが突然言うのだ。
「Sally Gapにある映画の撮影に使われた橋がどれかわかる?」
は?
Sally Gapってダブリンの南の山の中にある峠。峠といってもなだらかな丘を上り詰めたところにある四つ角で、日本のような鬱蒼とした森の中の道路のてっぺんとは感じが違う。
Sally Gapのイメージとしてはこんな感じね。
で、まあ、ここ、ダブリンから日帰りでも来られて(日帰りツアーバスも結構ある)、道の選び方によっては、Glendalough(グレンダロッホ)への経由地として選ぶことができる。なので、「お気軽にアイルランドの自然を楽しめる場所」として、まあ観光客が来るんだろうくらいに理解してた。
タイトルを聞いた瞬間に背中が痒くなるタイトルですが、あー、知ってる、一時期本屋さんの平台を独占してた本だわ。映画化されてたのね(←知らんかったんか)。当時の総理大臣だった、Bertie Ahernの娘なんだよね。この著者のCecelia Ahernは。
まっきー:「ここに週末連れていってー」
…って、今日、すでに木曜日なんですけど。
というわけで、DVDを買って来ました。被害金額7.5ユーロ(と言ってもひでかすが払ったのだが)。そして観る(注:これより先、これから観てみようという方のためにネタバレは極力控えてますが、どうしても最低限映画の内容に触れないわけにはいきません。おそらく大丈夫ですが一応念押ししておきます。)。
映画自体…まあ、悪くなかった。2時間楽しめた。だけど、最初の20分くらいは本気で画面にリモコン投げつけそうになってた。
基本、この映画、ニューヨークとアイルランドで撮影されてます(スタジオがどこかは知らんが)。で、土曜日の朝っぱらから向かったのはここ。
(映画の開始後だいたい95分後くらいのキャプチャーより)
この橋ね。
おお、あった。
なんか、おかしなことに気がつきません?ちょっと間違い探しをしてみてください。私は現地で違和感を覚えて見ていたのですが、今、この日記をまとめる段になってようやくそのおかしさが何かに気がついた。
正解:映画では橋脚が中間に2本しかないのに対し、下の写真では3本ある。
ということからうかがい知ることができることは、おそらくこの橋、川の氾濫で落橋したか何かで、橋が拡幅されたということ。そういう目で見ると、下の写真右手の土手が妙に土っぽいことも理解できる。
(さっきの写真の向って左手の欄干)
(同じく右手の欄干)
明らかに新しさが違うし、路面等は明らかに作りなおされています。
ちなみに、この川、ダブリンの市内を流れるLiffey川なんです。そう源流はこのへんなんですよ。
おまけ。
道中羊を見つけて車から飛び降りて羊に駆け寄るまっきー(何やってんだか)。
どどどどどど。逃げる羊と追うまっきー。当然羊の足のほうがはるかに早い。
ってか、まっきー、消えたzz。
(注:私有地に立ち入ったりはしてないです)
お次に向かったのは、ダブリン市民の水瓶Blessington湖。
(映画の開始後75分あたりのキャプチャーより)
全く同じアングルとは言えませんが、まあ、こんなもんでしょ。もうお気づきとは思いますが、この日は小雨模様のあいにくの天気でした…って、いつもアイルランドはあいにくの天気なんですけど。
お次はこのシーン。
(映画の開始後87分あたりのキャプチャーより)
(まっきー撮影)。
この場所は、ここに映っているどこかに必ずありますが、特定には至りませんでした。…というか、まじめに探してない。今、これをまとめていて場所はほぼ推理できましたので、万一この場所にもう一度行くことがあれば、同じ角度で写真を撮ってきます。
そしてついにSally Gapへ。例の橋に着きました。
(まっきー撮影)
やっぱり観光バスがいるっ。
この写真を見ていただければ一目瞭然だと思うけど、この大型車だったら行き違いも大変そうなところに大型の観光バスを停めて、客がわさわさ降りちゃったら、通行できなくなるのよ。今まで、ここを何回も通りながら、なんでここに観光バスが停まっているのか、そして、観光客が写真を撮りまくっているのかさっぱりわからなかった。でも、まっきーのおかげで合点がいった。映画のロケ地なんだ。
(映画の開始後85分あたりのキャプチャーより)
見てくださいよ。このヒース(heath)が咲き誇り紫の絨毯になったSally Gap。きれいです。アイルランドって本当に素敵です。一度でいいから行ってみたくなりますよね。そして、その現実は…
どよーん。
本当に同じ場所なのか自信がなくなる2月の雨模様の朝。どんよりしてます。とても映画のような楽しげな雰囲気はありません(2月に行くのがそもそも間違っているという気もするが)。映画内では風は強そうだったものの、快晴です。って、よく快晴の日に撮影日があたったなあ…とか思ったけど、なんか疑い始めると、画面が合成くさい気すらしてくる。もっと言えば、こんなとことことこ歩いている人などいません。歩いてたら轢かれます。ここで運命の人に出会うなんてありえませんっ(←いるんだよねー。こーゆー興ざめなこと言うやつ)。
下から見るとけっこう立派な石橋。けっこうなスピードで通過している限りは絶対に気がつかなかったろうな。こんな立派な石橋だったなんて。
私が上の写真を撮っていた頃、まっきーはひとりで静かに左上の斜面ですっ転んでいた(気がついてなかったひどいひでかすと私)。何やってんだか。この子は。
ちなみに、映画内では、この場所まで港町Dún Laoghaire(ダンレアリー)から「数時間かけて歩いてきた」という設定になってますが…無理っ。ここまでおおよそ35キロはある。
こげな道を数時間で歩いてくるなんて無理。
ちなみに、この記事を読んで、この撮影地巡りをしてみようというお方。すでに先駆者はおりまして、Google Mapに便利な地図がありました。
View PS I Love You locations in a larger map
あ、市内のパブに行くの忘れてるわ。今度暇で死にそうなときに行ってみよう。
ダブリンは分かりませんが、ウェックスフォードは
5~6月は滅茶苦茶天気がよくて水不足が心配になりましたよ(笑)
ここは本当にアイルランドなのかと疑ったり(爆)
しかし、写真を見る限りは映画はセットか合成に見えますね(笑)
これがリアルアイルランド(冬)なんですね!!(゜ロ゜)
PS 女性は大切にしましょう。
確かに5-6月は基本いい天気が続きますよねえ。その時だけは。
まあ、2月は春のはずですが…きっと気のせいです。
PS 女性はいつも大切にしてます。男性よりは。
こんな美しい国に住めて幸せです…(。❁ฺω❁ฺ。)w
ですよねーw
ですよねー(棒)
ですよねー