【2022日本帰省-1】南回りで日本へ


さて、本日より10月に3年ぶりにした日本帰省のお話です。今回は最後まで書きます。実はもう草稿のようなものを最後まで書ききっているのでそれに書き足していけばいいという状態になってますので。

今回の3年ぶりの帰省、コロナとプーさんのせいでももちろんあるんだけど、ほかにもいろんなことが重なり通常と違う帰省となった。

細かいことは端折るけど、航空会社はルフトハンザ(とANAのコードシェア便)、さらに航空券はハノーファー発(東京ではなく)大分行きの往復券。しかも、ハノーファーからフランクフルトまではルフトハンザのフライトナンバーがつきながら、運行はドイツ国鉄…つまりは新幹線。異例に異例が重なった状態。

暗いわ誰もいないわの車内。

ドイツ某所の某駅朝5時半。朝6時半列車でも間に合うのに「1本早い列車に乗れ。乗り遅れたらどないするねん」という嫁のありがたい助言により毎時1本しかない列車の1本前の列車でハノーファー中央駅へ。列車は若干遅れたもののハノーファーに到着し、当然の帰結として1時間ほど無為に中央駅で過ごす。

1時間ほど待って早めにホームへ行ったらとんでもない罠が仕掛けられていた。ホームに到着するなり到着する新幹線。見れば方面は合っている(イメージ的にはここは新横浜駅で私が乗るのは新神戸行きでこの新幹線は博多行き)。発車案内を見ると、この新幹線は40分遅れなのね。乗らないでよかった(乗っても致命的なミスにはならなかったけどね)。

ルフトハンザのフライトナンバーがついた新幹線も前が遅れた影響か20分ほど遅延。まあ、その結果ヒコーキに乗り遅れたとしても私の責任じゃない(後続の便などに振り替えてもらえる)ので気は楽。嫁のハノーファー中央駅まで1本早い便で行けという助言はなんの意味も持たなかった。こんなもんよね。

ちなみにこの路線でルフトハンザの便名のついたICE(新幹線)に乗るのは初めて。コロナ禍の中生まれた新しいサービス。確かにフランクフルト=ハノーファーは飛行機で飛ぶには短すぎる距離だと常々感じていたし。最近の例の環境意識の高まりとかいろんな事情があるんだろうなあ。

乗って気がついたのだが、このICEはハノーファーを出るとフランクフルト中央駅まで停車駅なし。おいおい、ゲッティンゲンやカッセルはどうなるねん(名古屋や京都をすっ飛ばした東海道新幹線のイメージ)。

LH3715便。つまりこれはドイツ国鉄との共同運航便のヒコーキです。なんだってば。

そんな早くて乗り得そうなICEだったけど、途中でさらに事件は起きた(もうドイツ国鉄的にはいつものことなんだな)。

「この新幹線はフランクフルト中央駅で運転を打ち切ります」

20分以上遅れてるからたぶんこの先の運用も考えて中央駅で運転打ち切りとかそんな話だと思う。フランクフルト中央駅から空港までなんて何度も行き来してるからなんの問題もないけど、人によっては、あるいは一分一秒を争う状況なら慌てるだろうなぁ。

ほどなくルフトハンザからもメールが届いた。「どれでもいいから同じ方向の列車に乗って(なんとかたどり着いて)ね」と完全に対応をこちらに丸投げされている。これ以上対応のしようがないというのは認めるけど。

かくしてフランクフルト中央駅に到着。到着前にのりかえどうすべえとスマホのドイツ国鉄アプリで確認。便利な時代よね。

一番上のS9(近郊列車)が一番先に出て早く着くけど、中央駅で地下までの移動が面倒くさい(イメージ的には東京駅から地下鉄東西線の大手町に行く感じ)。こと荷物があるとエスカレーターに乗るのも億劫。

三番目の10時9分発のICE728は短距離ながら新幹線に乗り換えということで乗り得感はある。そして、車内アナウンスでの乗り換え推奨候補。なんだけと空港駅ではターミナルから遠く離れた新幹線駅に到着するので却下。

そんなわけで二番目のRE3を選び結局当初の予定より40分以上遅れてフランクフルト空港(ローカル線駅)に到着。

このパタパタを見るとフランクフルト空港に来た感がある

それにしてもコロナってどこの星の話だっけ…というレベルで空港は混んでいる。40分も遅れて到着したこともありなんだかんだであまり余裕時間のないまま搭乗。

行きのヒコーキはANA。なので搭乗後も「マスクマスク」とうるさい。どこぞの御仁のように航空会社と喧嘩をするつもりのない私は大人しく従う。機材はB789。なんとスターウォーズの特別塗装機。

僥倖にもエコノミークラスながらバルクヘッド席3席を独占。ただしバルクヘッドはテーブルが(前席ではなく)肘掛け内に収納されているので肘掛けを上げるということはできなかった。

機内では寝ようと努力したものの…寝られない。結局映画を見て過ごす。観たのはトップガンにシン・ゴジラ(別府が出ているとか聞いたので観たのだがよくわからなかった)もう1本観た気がするけどすでに忘れてしまった。

帰りはルフトハンザだったんだけど、このときにANAのヘッドフォンはきちんとした他社ではビジネスクラスで使うようなやつだったことに気がついた。お陰で機内エンターテインメントを楽しめたのだが、帰りは100均で売っているような使い捨てのイヤホンだったので機内エンターテインメントを使う気にもならなかった。

これはよく知られていることだろうけど、トイレはウォシュレット完備。すごいよね。

こちらは機内食。文句なし。

新幹線じゃないのにすごくかたいアイスも出た。正直シート以外は大満足。

このスターウォーズ特別塗装機とやら、キャビンアテンダントさんが特別なエプロンを着ているなど若干の特別感はあるものの大したことはなく…と思ったら着陸前に搭乗記念のカード、さらには記念撮影まで。

このスターウォーズ特別塗装機とやら、キャビンアテンダントさんが特別なエプロンを着ているなど若干の特別感はあるものの大したことはなく…と思ったら着陸前に搭乗記念のカード、さらには記念撮影まで。

その写真(あ、掲載は自粛よっ)を嫁に送ったら、「またいらんぬいぐるみを買って」と怒られた。買ってません。ってかたぶんこれ、えらくお高いです。買えません。

3年ぶりの日本は…雨だった。

ジェット気流にうまく乗れたのか、ロシア上空を避け南回りながら12時間ちょうどで機内でのサプライズとともに羽田空港に到着。正直南回りだともっと時間がかかると思いこんでいたので覚悟してたよりは早かったという印象。とはいえ時刻は午前8時前。辛い一日になりそうだ。

コロナの検疫がどうなるかもひとつの問題だった。幸い規制は大幅に緩和されており、すでに3回ワクチン接種を終えているひとは事前にそれ用のアプリで事前登録を済ませていれば検疫は早く済むらしい。

このアプリがいかにもお役所が作ったものだったが、それでもワクチン接種の証明などはあまり時間もかからず終わった。そうなると専用アプリの画面が青になり、それを見せることで検疫はほとんど時間もかからず終了。気がつけば着陸後45分で外に出られたので普段の到着と変わらない。ん?そういえばB787は機内の乾燥度が低いらしいが効果はあったのかな。よーわからん。

到着後、受け取った荷物を乗り継ぎカウンターに預ける。このあと事前にネットで購入していた日本で使うためのSIMカードを受け取ろうとしたのだが、なんと営業時間は午前10時から。無為に待機。

SIMカードを受け取った後、専用の国際線ターミナルから国内線へのバスは運行しておらず、通常のターミナル間乗り継ぎバスでの移動。ならばと

モノレールで移動。マニアックですが可能です。

大分空港は晴れていた。素晴らしい。

そしてANA機でふるさと大分へ。長旅でした。でもこの日の活動はまだ続く。