バスルームのリフォームをやってみる(3)


前回の更新が9月25日。最後にすっとぼけたことを書いてます。

(前回更新よりコピペ)

9月19日。ついにトイレも撤去。ここから不便な日々が始まりました。時系列が追いついてきたので、次回からはリアルタイム報告になろうかと。

お花畑のわたしの脳内ではこの数日後には工事が終わり、「なんということでしょうー」と言いつつ新しいバスルームを紹介できると踏んでいたのです。なんてったって工事をお願いした水道業者の社長は「工事は3日でできる」って言ってたし。ああ、これを11月の終わりに書いていて思う。アホや俺。

9月20日

階段に養生のカーペット状のものが敷かれる。工事現場等でよく見るやつね。なんか工事が始まる感じになってきた。

9月21日 

水道業者さんがついに自宅入り。親方と見習いと思われる若いお兄ちゃん二人。

こうして事務所より壁一枚隔てた場所で工事が始まる。当然…うるさい。

機械音もそうなんだけど、親方が、

「その赤いやつ取って。ちがう、今それを使うわけねえだろ。そっちの赤いやつ。(よくわからん専門用語)だよっ」

などとキレているのも聞こえてくる。

この日の成果はこれ。新しいトイレのタンクの設置準備。

お気づきかもでしょうが、貼られていた壁のタイルは剥がすことなくその上からタイルを重ね貼りするらしいです。数センチながらバスルームが狭くなりますな。そして、このタンクの分だけ更に狭くなります。

9月22日

 

水道の配管工事始まる。床下にこんな感じで這わせるんだ。へぇー。これらの配管はセメントで埋められます。

9月23日

 

トイレのタンクの設置完了。床下にも複雑怪奇な水道管の配管も完了。

こうして約束通り、3日で水道業者さんの工事は終わりました。…って待てこら、どう見てもバスルームが完成したとかいう状況じゃねえよ。これ。

「ええ、下準備の工事が3日で終わるというお話でしたが何か」

嫁と二人で「なんじゃそりゃー」とずっこける。

ここから先の話はダイジェスト版となる。つまりはこういうことなのね。こうして水道業者さんの「準備工事」が終わったので、次は電気工事屋さんに来てもらわないと。で、連絡すると「2週間後なら空いてます」とか言われしばらく待機。それが終わったら今度はタイル屋さん。なに、タイル屋さんは忙しいからしばらく来られない?いつなら来られるの?電気工事屋さんの都合が悪くなった?

問題点はどうもドイツでは…少なくともおらが村の近辺では…こういう職人さんの数が絶対的に不足していて、特に腕のたつとされる人や業者さんは引っ張りだこ状態。職人さんが再来週まで来られないと言うなら私はあみんでも歌いながら気長に待つしかないのだ。

さらに状況を悪化させるのがスーパー日曜大工マンこと嫁父(義父)。途中の小さなことは自分でやると。それ自体はありがたいんだけど、工期については自信がないからプロなら半日仕事のところ念のために3日取っておこうか。ああ、そうなるとタイル屋さんが来てくれるのは1週間後のほうがいいな。え?タイル屋さん、翌週は空いてない?後述するけどタイル屋さんは来てくれた。だけど、今日は誰それの葬儀だから半日で帰る?

…と、まあ、話が遅々として進まなかったらしい。伝聞系なのは私は日本に帰省してこのあたりを完全に嫁に丸投げしていたから。

それでもですよ、いくらなんでも3週間も日本に行っていれば帰ってきたら皆様に「なんということでしょうー」ができると思うじゃないですか。そうでなくてももう限りなく完成に近い状態のバスルームが。はい。お見せしましょう。上の写真より1ヶ月以上が経過した11月1日のバスルームの様子です。どうぞっ。

うん。変化があったかなかったかで言えば確実にあった。工事は進んでいる。だけどリフォームが終わったか終わってないかで言えば、誰がどう見ても終わってない。というか終わりも全く見えてこない。この3週間で

(よくわからないかもですが、天井です)

天井の工事が進んだ。古いタイルの上にセメントのようなものが塗られ、上から新しいタイルが貼れる状態になった。ついでにむき出しだったパイプが隠された。電気工事屋さんが来て、配線をしてくれた。大雑把に言ってこんなもんですね。

11月8日より数日間、タイル屋さんが来てくれました。ちなみに嫁の友人だったりします。一人親方。ある日は別の現場があるとか、またある日は葬式だからと半日休みとか色々ありつつも

少しづつ、でも確実に作業は進み

窓枠のところ、タイルをどうやってカットしたんだか。プロの仕事よね。
シャワー設置場所は天井までタイル。

11月17日。10日ほど(作業日数は半分くらい)でタイル屋さんのお仕事完了。ちなみに床は木目に見えるタイルです。冷たくないからとユニットバスが重宝される日本と彼我の差を感じますね。こんな電気代やガス代高騰の折、床暖房がどうこうとか言い出せなかった私。

ちなみになんですがタイルの趣味は嫁に投げました。個人的には黒いタイルとか、60センチ四方のタイルとかいいなと思ったのですが嫁と意見が合わなかったのですべて妥協しました(採用したのは30×60センチのタイル)。クリーム色のタイルとかどう見ても無難ですしね。

あ、そうそう、タイルの「高さ」も問題になったんですよ。採用したのは高さ150センチまでタイルなんですが、選択肢としてはもう一段、180センチまでタイルにするというのも可能でした。

もうひとつこのタイル屋さんがぼやいていたことはこのバスルームは狭くて大変だったと。え?普通逆やろと思ったのですが、なんでも作業スペースが限られているため動きづらく時間がかかったと。そんなもんなんですか。

ちょっとおもっちゃの魚眼レンズを使ってみました。

次に話が進んだのはそのちょうど1週間後、11月24日。左官屋さん登場。タイルの上の壁及び天井のペンキ塗り作業開始。

…これがまた遅々として進まないんだ。最初の日は下準備、次の日来てくれたと思いきや、乾くまで放置なのでまた明日来ますとかそんな感じで一日の実質作業時間は1-2時間という日が続き11月25日時点では、特に作業が進んだ感じには見えない。この時点で実際の時系列にまた追いつきました。本日11月29日ですが私現在ドイツにいませんのでこの数日になにか起こったか知りません。

というわけで、現状ではクリスマスまでに完了すれば御の字だな…という感じですね。こんな話を母親にしたら

「バスルームのリフォームに3か月もかかってる?日本なら家が建つよ」

…全くをもってそのとおりですな。どこにも反論の余地がない。

というわけで次回最終回…だといいな。