うちからちょっと離れた街まで運転主役を仰せつかりまして、現地での待ち時間のうちにその街にあるちょっと大きめのスーパーで時間をつぶすことにしました。
行くとなにやら怪しげな「アジア食品セール」をやってまして。まずはその広告をご覧ください。
さて、皆様ならこの中から一つだけ買ってもいいと言われたら何を買われますか。まずスシっていう人はいないと思います。ウケ狙いの勇者でもない限り。手に取るまでもなくその残念さは想像がつく。
私が買ったものはこの通り。
ぱっと目につくのはジンですよね。普段飲まないものながら何度かスーパーの棚で見て気になってたんですよ。棚から手にとった時は
♪ジンジンジン。コーラと人でアメリカジン♪
とかいうわけのわからん歌が脳内に再生されてました。ああ、広告の刷り込み効果って怖い。それこそ何十年後にジンというキーワードからぱっと思い出すなんて。まあこのまま飲むわけがないからそのうち「アメリカジン」にして飲むんだろうな。なのでたぶん味はわからない気がする。
今ちょっと調べたらこのジン、サントリーので日本でも売ってるのね。しかもけっこう良いお値段で。もしかしてコーラなんかで割っちゃうのはもったいないやつ?酒税の関係なんだろうけど日本よりドイツで買うほうが安いってどういうことよ。はっ!ということは、森高千里の広告効果でCMの20年後とかにサントリーの売上貢献したってこと?!
それから広告に写真はなかったものの、日清の焼きそばが特売だった。正直この手のものはめったに手を出さないのだが、ちょうどこんなやりとりをつぶやいたーでしていたので買ってしまう。
それ以外には雪見だいふくの出来損ないみたいなアイスとか、おせんべいのようなものとか、ピザパンのようなものとか変なものが色々あるがこれらは見落としてしまった。チラシ上では企画をしていたものの、売り場を1箇所にまとめるようなことはしていなかったので。
そして、やはり気になるのはこれですよね。
ギョウザ。
正直ダブリンのアジアンマーケットとかそういう特別な店以外では初めて見た。ギョウザとして売られているなんて。お昼ごはんの担当も仰せつかっていたし、うちに戻ってからお昼まであんまり時間がないからこれは良い。ためしてガッテン。というわけでこれらを買い、運転手としてのお役を果たしうちに戻る。
さてお昼ごはん。できあいの手抜き餃子。
私の料理のメニューの中には実はないもの。日本でも冷凍の餃子を焼いて食べたことなどない。ましてや、自分で皮から作ったことなどあるわけがない。そもそも餃子はどちらかを選ぶなら水餃子一択なので焼き餃子とかあまり好きな食べ物の部類に入らない。でも焼売は好き。
だんだん話がずれていくんだけど、突然なぜ餃子があまり好きじゃないか思い出したわ。子供の時の話だわ。
長期休暇の度に長期間お邪魔していた祖父母の家の近所に餃子屋さんがあったんだ。たぶん近所ではかなり有名で今もやっていたら評判になるようなお店だと思う。売りはその餃子の大きさ。たぶん横幅は大人の指を伸ばした手のひらくらいはあった気がする。とにかく子供の目から見たその餃子は巨大だった。
味は間違いなく美味しかったはず。じゃあなんで好きじゃないとか言っているのかというと、その頻度。ご近所だったからかその店の店主と祖父母が懇意にしていたからか、はたまた単に売れ残っただけなのかはわからないけどいっつもその餃子を買うなりいただくなりしていたのだ。で、食べきれない分は冷凍してまた出てくる。子供には一つを食べきるのも一苦労。
そういうこと。書いてまとめてて理解した。たぶんだけど私は一生分の餃子を子供の頃に食べきったのだ。だからもう食べたくない。
話が横道にそれたけど、ま、そういうわけで餃子は食べない。なので買って焼くこともしない。なので作り方などわからない。そこまで理解してくださればいいです。
さてどうすべえかと作り方を見ると、3分半焼くかレンチンでOKと書いてある。いやいやいやいや、(まあざっくり訳し過ぎなのもあるけど)餃子を焼いたことのない私でもわかる。ちーがーうーだーろー。手を抜きすぎだろー。
疑問があったらGoogle大先生に聞くのが一番。ふむふむ、たくさん入れすぎないようにして熱したフライパンに油を敷かずに押しつけるようにして入れて、しばらくしたらちょっと水入れてふたして、それから油で焼き目。はいはい。簡単だわ。
ほなら温め開始…と封を切る。お、ちゃんと醤油はキッコーマンだ…はいいんだけど
なにこのスペース。醤油を入れるために必要だとでも言いたいんですかね。正直これは詐欺レベルだろ。そういう思いで改めてパッケージを見ると、内容量はグラム表記されてはいるものの個数は一切書かれていない。敵のほうが一枚上手。
そうは言っても28センチのフライパンに2パック分、20個ではないものの16個を並べるとかなり窮屈…というかくっつくわな。というわけで、テフロン加工のフライパンとセラミックのフライパンを用意。
このあと私は写真を撮る暇がなくなる。しばらく焼いたあとにお湯を入れて蓋をしたまでは良かったけど、セラミックのフライパンのほうは完全にくっついてしまった。さらにそのあと油を入れて焦がそうと思ったけど火力が弱すぎたかいまいち思ったようにパリッとしてくれない。ま、有り体に言えば失敗した。
というわけで、あまりお見せしたくないのだが、敗戦の図。これって、いわゆるアレンジャーの失敗じゃないのか?パッケージの調理方法に書かれた通り油を引いてフライパンで3分半焼いていれば何も問題がなかったやつかも。
味は…まあまあかなぁ。この特売の値段ならまた買って「あげても」いいかなというレベル。ただ、すでに書いた通り餃子はあまり好きではないのでそういう意味ではあまり食指は動かないかも。
ちなみに件のセールはKauflandでやってます。たぶんドイツじゅうどこもでしょうから万一ドイツにお住まいでこの記事を19日までにご覧になられた方がいらっしゃれば、ぜひとも怪しいピザパンの感想をお教えください。
最近日本で売られている冷凍餃子は、油や水を入れずともフライパンに並べてフタもせず焼くだけで羽根つき餃子が綺麗に焼けてしまうという、究極の手抜き料理になっておりますが(下記サイト参照)
https://osaka-ohsho-cook.com/
やはり、普通は油(ごま油がオススメ)を引いてからフライパンに餃子を並べて、これが重要なのですが、水ではなくてお湯を入れてから蓋をするのがいいようです。これは、せっかく温まったフライパンの温度を下げないためだそう。
火を通すのは蒸し焼きで、水分が蒸発した後、最後に焼き目を付けるということになります。羽付きにしたければ、仕上げに水溶き片栗粉を入れてパリッとするまで焼いてください。
フライパンに並べるのも、浜松餃子のように円形に並べれば、結構たくさん焼けますよ。
https://www.hamamatsu-gyoza.jp/
以上、きょうの料理「焼き餃子」でしたw
リンク先拝見しました。うっひゃー、油も蓋も何もいらない。レンチン感覚ですね。ホントにそこそこのものなら何の技術もいらずに作れる便利な国ですね。日本は。
餃子はまた焼く機会があれば少し真面目にやろうと思います。確かにこのままじゃちょっと悔しいです。…けどそんなに食べたいと思わないのですよねぇ。