ふるさと小包が届く


あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。

いつになってもコロナが落ち着く気配もなく、日本に帰省できるあてもなく、こうなるとたまに届くふるさと小包がえらく楽しみになるわけです。

ところが!これが届かないのよ。まあ理屈を考えてもらえば簡単だけど、ヒコーキが飛んでないから荷物も送れない。ヒコーキの空きスペースを待つから到着が遅れると。これは日本=ドイツ間に限らない国際的な問題らしいですが。

どれくらい遅れるかというと、これ見てよ。10月19日に発送した「国際eパケット」は到着までに3週間以上かかった。注目すべきは「国際交換局から発送」(大阪)から「国際交換局に到着」(フランクフルト)まで18日もかかっていること。つまりは2週間以上に渡りヒコーキに乗れる順番を待っていたということになる(たぶん)。

しかもこの小包にはオチがあり、大した中身は入ってない(金額的にね)のに一騒動あった。

朝のくそ忙しい時間帯に玄関のベルが鳴り、ドアを開けると果たして顔なじみの郵便配達のおばちゃんが久しく行方不明だったふるさと小包を持って立っていまして。

「ありがとう。待ってたのー」

と満面の笑みで受け取ろうとしたらひょっと取り上げて

「ダメダメよ。ちょっと待ってね」

と言いながら、持ち運びできるプリンタからなにやら印刷をして

「はい、これ持って明日以降に郵便局まで来てね」

と言い、ふるさと小包を持ったまま車に乗ってしまった。お預けを食らって、しかもそのご飯を下げられたワンコの気分。

私の手元に残された紙には

税金€17.4と手数料€6を払ってね(はあと)

理屈では€45以上の内容物は課税対象になるらしいのだが、この課税されるかどうかはどうもロシアンルーレット状態な気がする。まあ文句を言っても勝ち目はないので翌日この料金を払い受け取れましたとさ。

まあ、かくして、10月に届いたふるさと小包はほぼ1ヶ月もかかったのね。なので、私の愛するご母堂様(当人がここ読んでる可能性あるから丁寧に書いている)が別の小包をクリスマス直前に送ってくれたと聞いたときも私の期待値はゼロだった。年末年始というイベントまで考えたら到着まで今度は1ヶ月以上かかっても驚かないな。1月の終わりにでも着けば御の字かな…と。

ところが。今朝(1月4日の朝)になり

(検収作業中)

到着。今回は課税ロシアンルーレットにも当たらず。年末年始で物流がとまっているかと思いきや、あるいは検疫を厭わず年末年始に日本に帰省した人が多くヒコーキが飛んでいたのか私にはさっぱりわかりませんが、10日ちょいで荷物が届きました。ありがたや。

見てのとおり、追跡上は荷物は未だにフランクフルトにあるはず。…だけど実際は届いている。どういうことなのかはさっぱりわからないが結果オーライ。

おお、なんか「ふるさと小包」感が溢れてるぞ(大分県人にしかわからないネタ)。ちなみに中身は母より嫁宛でした。義娘と仲良くしてくれるのは大いに結構ですが…ボクちゃんのはどこよっ?