アニマルレスキューにて。開所時刻より前に到着したので外で待機。すると、くわえタバコの職員さんと思しき人がタバコを芝生の脇の茂みに投げ捨てる。…おいおい行儀悪いな…などと見ているとようやくドアが開く。
この日は先週と違って訪問者もほとんどおらず静か。そっか、先週は子猫の内覧のために混雑してたんだな。そして、その子猫たちの引き取り手が決まったから見に来る人がいないんだな。
持参したキャリーケースに二頭を入れてもらい、事務所へ。
この日私たちの担当をしてくださった方は、先週の女性とは別の方で、こんなこと書いていいのか、ホントに大丈夫なのかな…と心配になる人。同僚が暇だからか手助けに来たが、その人はさっき茂みにタバコを捨てた人。どこかで引いている私。嫁も同じ気持ちだったらしい。
それでも、やるべきことはきちんとやってくださったらしく、改名して、その情報をTassoという動物の登録所まで送ってもらう。これにより、首に入ったチップから迷子になっても飼い主がわかるという次第。
猫の譲渡費用は一匹40ユーロなり。別のアニマルレスキューの半額だが、のちに納得。別のアニマルレスキューではすでに済んでいた予防接種が終わっておらず、その分の費用分だけ安かったらしい。
いろいろな説明を受けたのだが、もしどーしてもダメだったら猫の返還も可能だということ、そして、係員が抜き打ちで家庭訪問をするかもしれない…というくだりが印象に残っている。嫁が「ホントに車で1時間近くかかるうちまで来るんですか」と聞いたら「はい」と言っていたが、本日までのところ係の影も形も見ていない。
それでは自宅へ。嫁は助手席ではなく後部座席に座り、横に猫用のキャリーケースをシートベルトでしっかり固定。私は社長のベンツの運転手にでもなったつもりで気をつけて運転…するのだが、ドイツのアウトバーン、大部分がコンクリート舗装なのよね。あれ、けっこうな振動が来るんだわ。ことベンツじゃなくて日産ノートでは。キキが心配そうにみゃーみゃー言い出す。そりゃ何が起こってるんだかさっぱりわからないんだから不安にもなるわな。
最新の注意を払いつつ自宅に到着。「幼稚園」でお連れして、ケースを開ける。ツリーほか、居心地の良さそうなケニーなど隠れることができそうな箱などを用意したのだが、二頭が向かったのは、壁際のヒーターと床の間の僅かな僅かな隙間。ここに隠れて出てこなくなった。まあ、ありがちと言えばありがちですが。
とりあえず、エサと水を与えるが…食べたくない。そうですか。私たちがいると出てきそうにもないので一計を案じた私は古いスマホを取り出し、
突然CCTV(監視カメラ)作動。
このカメラで見ていると、私たちがいなくなるとこそこそ食べたりしてるらしいし、まあ、心配はいらなそう。しかも、トイレトレーニングはしっかりできているらしいのでその点も安心。
その夜。キキがけっこう長い時間みゃーみゃー鳴いていたらしい。伝聞系なのは私はぐーすか寝ていたから。
翌日。
…あら、キャットツリーをご利用いただきまして、組み立てたものとしては光栄の至りでございます。
二日目となると、少しは慣れてきたのか、猫用のおもちゃに反応を始める。
あら、ペントハウス(私が勝手に名付けたキャットツリーの最上段にあるテント)までご利用いただきありがとうございます。
ところが、まさに想定外の使い方を猫はする。
…いや、そこ、屋根…なんですけどね。嫁は猫が落ちるのではないかと心配している。
さらに翌日、別の通販で買った商品が届く。
バネ。
別の猫の飼い主から学んだのだが、猫はバネが好きらしい。与えてみると二頭でバネサッカーを始める。
さらに翌日。私が幼稚園に朝食をお持ちすべく幼稚園のドアを開くとすばしっこいキキが脱走!リビングルームへ。
これは困ったことになったと頭を抱える。なにせ、猫はおさわりNGなのだ。まだ指一本触れていない。むろん私が紳士を気取っているからではなく、野良猫の血筋のキキとミントのガードが固いからにほかならない。
そーっと近寄るが逃げる。さてこれはどーしたものかと思っていたら、思わぬ形で解決した。運搬用のゲージが扉を開けた状態でリビングの橋においてあったのだがそこにとことこ入っていったのだ。捕獲。
そして、私は1週間ほど家を留守にする。
1週間後。家に帰ると、うーん、なんというか、さしたる変化はない気がする。(続く)
おお、ここで猫をお迎え。見逃してました。しかも2匹(いつのまにそうなったのでしょう?)。生後何ヶ月でしょうか?
幼少期の昆虫飼育から鳥の飼育、猫の飼育と言葉を話せない生き物を手なずけるのを得意としております。(さすがに昆虫は無理でした)続編楽しみです。
4月生まれですので…7ヶ月ですかね。
昆虫は…無理でしょ(;・∀・)