うちに新しい猫をお迎えしようとアニマルレスキューへ行ったお話の続き。結局決められなかった私たちは、翌週にうちから前回のアニマルレスキューとは別方向に50キロほど離れた別のアニマルレスキューへ。
また街から離れた一軒家的場所にアニマルレスキューはあった。まあ、そりゃそうだわな。鳴き声やら匂いやらから考えると、町中のアパートの一軒がアニマルレスキューとかありえんもんな。しかも、ここは新築…いや、ややもすればまだ建築途中のような趣。
ここは前回のアニマルレスキューと違い、犬舎も屋内にある。そして、新築(あるいは建築中)だから当然かもしれないけど、ピカピカで清潔。
ただ、私たちが入ると一部の犬が悲しそうに鳴くのよ。勝手に意訳すると、「俺を連れてけー」って言っているような気がした。正直ちょっと凹む鳴き声でした。
そんな犬舎を通り抜けて別の棟の2階が猫舎。
確か3部屋あるうちの一番奥が子猫部屋。その前の部屋に行くとまた愛想の良い猫が寄ってきまして…遊ぶ。実は、私たちより先に5-6歳の男の子を連れた親子連れが見に来ており、その人たちが先に子猫部屋へ入っていったわけ。なので、私たちは待機を兼ねて別の部屋に案内された次第。
そしていよいよ子猫部屋へ。
あら、かわいい。
ここは先週行ったアニマルレスキューと違い子猫は検疫されておらず、部屋の中に入れた。中にはぱっと見ただけでも5-6頭の子猫がいそう。
ぱっと目についたのはこの子。
なにせ他の猫が箱の中や隅っこに避難している中で目につく位置にいるから目立つ。それに、他の猫達が私たちをあからさまに警戒している中でガードが低い。この子とその兄弟と思われる二頭のトラ猫、いいね。
係:「その二頭はもう引取先が見つかってるんですよ」
やっぱりなぁ。
キャットツリーのトラ猫二頭がいた真上の穴の中には、…これなに猫って言うの?白と黒のしまの猫が2頭。ビビビとこない。
係:「まだその四頭は里親が見つかってないんですよ」
やっぱりなぁ。…って、待てやい。二頭じゃなくて四頭??
…どう見ても二頭しか見えないのだが、四頭これでいるらしいのだ。
お次―。
ふむ。。目と目の間の人間で言えば鼻筋が黒くなかったら悪くなかったかもね。
そして、こっちに黒猫とその兄弟の白い靴下を履いた黒猫がいる。
黒猫、なんか怖い顔して睨んできてます。
こちらの靴下猫は髭も白い。猫って長い眉毛もあるんだね。色が違うから目立つわ。そして、その白い髭ゆえにジジ臭く見える。こうやって書いてて改めて思うこと。私って偏見の塊だわ。
係:「いかがです?」
…うーん。
先週に引き続いてのコレジャナイ感。他方嫁は、吟味中。猫の性別はどうだのいろいろ聞いている。
そう。性別。
日本の実家で数々の犬を飼って学んだこと。そして、この嫁の先々代の猫で学んだこと。それは、メスがいい。
犬の話を始めるとキリがないから避けるけど、嫁の初代の猫、今写真を見返すとずいぶんハンサムなオスのトラ猫。この子はふらりと出かけたまま帰ってこなかった。果たして事故に遭ったのか、何が起こったかはさっぱりわからないのだが、やはりオス猫の習性として、家から離れたところまで出かけてしまうというのはある。
その点、メス猫は家の周りをウロウロしているだけだから、比較的安心して外に出すことができる。そんなことを考えると、やっぱりメス猫がいいかなと。ちなみに私は外飼いには反対なんだけど、まあ、私の意見など誰も聞いてくれないから諦めてるけどね。
話をアニマルレスキューに戻す。そこにいたほとんどの猫は私と同じことを考える人が多いのかオス猫ばかり。ここもやはり子猫は2頭をペアにして譲渡するらしいのだが、メス+メスの組み合わせは不可能。
嫁は悩んだ挙句に、黒猫と靴下猫がいいと言う。私は未だになんかが違うんだよなぁとぶつぶつ。
ふっと部屋の外を見ると、子猫を見ようと冗談ではなく行列ができていた。5組10人とかいたんじゃないかな。つまり、私たちが「検討します」と言えば、他の人達にきっと引き取られるであろう…そう感じたらしい嫁は
「黒猫と靴下猫を引き取ります」
…言い切っちゃったよ。
私はと言えば、なんか黒猫にいい印象を持っていないのだ。バンチキのKという歌の中では「悪魔の使者」扱いされて子供から石を投げられてたしね。まあ、それは冗談にせよ、私の脳内での印象がいまいち良くないのは事実。
私の提案で、「もう1回見るだけー」とそのまま先週行ったアニマルレスキューへ。どちらも土曜日は1時間しか開所されてないのだが、偶然開所時刻がずれているので1時間ほどの移動を含めても両方訪れることが可能だったのだ。
労を厭わず到着したそのアニマルレスキューの玄関には
「本日スタッフ急病のため休みます」
との張り紙。
これはもう黒猫と靴下猫に縁がある…ということなんですね。と自分を納得させる。嫁が引き取る旨を伝え、来週の土曜日に引き取ることに。続く。
第一印象と、相性は必ずしも一致しないです。 生まれた時からワンコがいて、ワンコやニャンがいるのが普通な環境で、私が反対したのに兄や親が引き取った猫たちは私だけのストーカーになってました。私が保護した野良猫はなぜか父にベッタリでした。
猫たちが幸せならそれで良いのかなと。
でも、黒猫は、黒犬もですが、良い写真撮るのがめちゃくちゃ難しいです。
ちなみにうちにきて2週間経過するのですが、未だにお触りNGの模様。そのうちの1週間は私はうちにいなかったので嫁が何をしていたかは知りませんが。
それな!いや、ご指摘を受けて気がつきました。ホントに写真を撮るのが難しいです。
5にゃんいます。全部ノラ。思う事いろいろあり。
いち:子猫は破壊力抜群。細いケーブルは絶対にかみ切られる。ご覚悟を。某有名猫ブロガーさんも、飼ったその日にネットのケーブルを切断されて、ネットが不通になっておられました。
にい:完全室内飼いに賛成だけど、お国が違うのね。私は交通事故にあった猫を助けて引き取ったときに、獣医師から「外に出すな」と言われました。♂でしたが、時々脱走。でもある時、3日間帰宅しなかった後、帰宅。ベランダの下で心細そうに鳴いてました。以後、外に出ようとはしません。何があった?去勢された猫は、去勢されてない猫に勝てないそうで・・。
さん:私は♂がいいな。去勢と避妊を考えたら、去勢の方が罪悪感がないです。外のモニターで手術の様子を見ていましたが流血はまったくなし。日帰りですしね。そして甘えてくるのは♂の方です。
し:黒にゃんいいですよ。英国でネットにアップ出来ないからと、黒猫が捨てられている話、胸が痛かったです。黒にゃんは賢いといいますが、わが家の黒にゃん♀も賢いです。
ご:ご、ですが、余談です。というかわが家の猫自慢。母の二回目のお盆の時に遭遇した子猫。がりがりに痩せていたので家の門扉で餌を与えました。がつがつ食べるにゃん♀。ロシアンの血が混ざっているような、青がかった灰色猫。用事があったので1時間ほどして戻ってきた時に、まだあの猫いるかな?とにゃん?と声をかけましたら、何とお迎いの家からダッシュでやってきました。(普通はいないですよね)そして玄関までついてくる。すでによんにゃん。「あなたは、外猫ね」といい、玄関のドアを閉めたら、泣き叫ぶ、泣き叫ぶ。あまりにうるさいので、仕方なく玄関を開けたら、す〜っと入り込んで居座りました。
体は小さいけれど(今でも小さい)、家で一番強いです。一度だけですが、まだ幼い時に売られた喧嘩を買って、両足で立ち両手で猫パンチをを、初めて見ました。ああいう瞬間を動画で撮れたらと思いますが、日ごろからカメラ構えていないとなかなか。で、あんなに泣きわめいていた彼女、この子大丈夫?と思うくらいしばらく一言も鳴きませんでした。やはり大物で、血液検査、ワクチンをしに行った時、診察台で毛繕いし始めました。驚いたのは院長。「こ、この猫は・・・」と絶句しておられました。
2年ほど前、死にかけて入院しましたが、その時もじたばたせず、採血する時もちょっと顔をしかめた程度。ある程度良くなって退院、帰宅したら、姿がない。あちこち探してもいない。ええええっと、ふとキャリーの中を見たら、キャリーの中でくつろいでいました。普通の猫はキャリーを見たらダッシュで逃げます。
この入院後、私との距離がぐっと縮まって甘えて来るようになりました。それまでは、猫がいようが人がいようが、われ関せずだったのですが。猫なりに恩というか何というかを感じたのでしょうか?鳥を飼った時にも思ったのですが、具合悪くなったのを良くしたら、距離が縮まって甘えてくるのは何回か体験しました。
以上、長々と書かせていただきました。続編楽しみです。どうなることでしょう。
そう、あなんさんの投稿とみずきさんの投稿で黒猫が不人気だと知りまして…しかもアホな理由で。でも可愛いですよ。未だに触らせてくれませんけど。
その「ご」の猫さん。それは間違いなく「お着替え猫」です。私も人から教わった話なんですけどね。
猫のQoLとはなんぞや…というとっても難しい話になるんですよね。家の中は退屈と考えるか安全と考えるかなど、この議論は死刑推進派と反対派の平行線の議論と同じように永遠に答えは出ないでしょうね。
あんまり書くとネタバレになるので程々にしておきたいのですが、うちも明らかに黒猫のほうが賢いです。面白いくらいに性格が違います。
「お着替え猫」こんな漫画があるんですね。最初までは同じですが、途中から違います。我関せずで死にかけるまで抱っこしてもゴロゴロとも言いませんでした。
まあ、美化されすぎてますね。確かに(;・∀・)