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あれこんなところにこんなページが、…。
すいません。気がつけば10日間も日記をサボっております。実は(と秘密めかして書くほどのことじゃあないんですが)今週は学校に飛ばされておりました。 何やらIT関係の資格試験を受けさせられる模様。この話は別の日記のネタにしますが、言ってみれば何も知らない中学生が大学の講義を受けさせられたような もん。ついて行くのに本気で苦労しました。 その学校がIFSC(International Financial Services Centre)の対岸にあったわけですけど、 …てか、ここどこよ? こ のIFSCとやらのおかげでこのあたりの風景が激変したことはもちろん知ってましたけど、こうやって対岸から改めて眺めてみると、その風景の変化に驚かさ れます。東京で言えばお台場のような新興開発地になるのでしょうか。このあたり、そもそもはNorthwallと呼ばれておりまして、Eastwallと 並んで昼間でも歩きたくないような場所だったのです(住んでいた本人が言うんだから間違いありませぬ)。 なのに、いろんな金融関係をはじめとするオフィス、アパート、さらにはホテル、新駅に至るまでが建てられ、ただいまLUAS(トラム)の建設中…と、まあ、倉庫街からのその変化には目をみはるばかり。ま、冷酷な言い方をすれば、「アイルランドのバブルの象徴」と後世に語り継がれるんだろうなあ…と思いますが。 で、その変化は対岸、つまり南側にもおよんで来てまして、学校のある対岸もクレーンがそびえたち、バブルの余韻を感じさせてくれます。特に、Liffey川の両岸の川沿いは今まであった薄気味の悪い倉庫が撤去されて、いい感じの遊歩道になってます。そんな遊歩道に コーヒー屋さんがあるのです。 寒い中で2.5ユーロのカフェラテはおいしかった。なんか見てると常連さんばかりなんですよね。店員さん(英語のアクセントとかから見てラテン系と見た)は「いつものやつね」という感じでお客さんに対応してます。なんか、すごくいい感じでした。 おまけ、今日のFM104ニュースのトップ(ウソだぞ)。 「今日夕刻、弊社のレポーターの車が駐車違反で車止めをつけられました。」 なんか社名入りの車が駐車違反で車止めをつけられるとすんごくカッコ悪く見えるのは気のせいでしょうか。 次回更新はたぶん火曜日。それまでに掲示板にコメントを下さるというありがたいお方は、こちらへ(掲示板へのリンクです)。
さっき会社のコーラの自販機で、コドモのように「ボタンの乱れうち」をしたら(精神年齢がバレようというもの)、ジュースが2本出てきました。ちょっと嬉しいです。 じつは毎日の日記は会社からしてます。ネット、快速に繋ぎっぱなしで電話代を気にしなくていいというのがいい。自宅からだとたかが1分1ペンス(1.4円くらい)くらいのくせに電話代が気になる自分はやはりケツの穴が小さいんだろうなあ。 言い訳のようですが、海外に住むようになると金銭感覚が変わります。やはり日本は高い国です。例えば… (レートは1ポンド140円として計算) ★ 缶コーラ、会社の自販機で50ペンス(70円) ね。安いでしょ。 学生の頃、コンパだなんだで1万円を使っていたのが夢のようです。日本に出稼ぎに行くべえかと、真剣に考えてしまいます。 …さてさてさて、上は実は2001年3月28日の日記の再掲だったりします。いや、自分でね今ちょっと過去日記を読み始めて唖然としてしまったんですよ。 なんだって?アイルランドが安いって?日本に出稼ぎに行きたいって? 現在確かにユーロが高止まりしてますよ。だけどさ、7年でここまで変わるか? (レートは1ユーロ=160円として計算) ★ 缶コーラ、会社の自販機で80セント(128円)182%の値上げ …ちょいとそこで「日本は値上げラッシュだ!」と お嘆きのあなた、上を見てから言って下さいよ!考えてみたら、日本ってこの10年だか下手したらそれ以上の間、デフレだなんだで物価がほとんど上がらない 状態でしたよね。その頃この大陸の西の果ての島国では下手したら10年で物価が2倍という勢いで上がったんですよ(通信費のような例外は確かにあります が)。 つまり、他国の通貨に対してそれだけ価値が上がったことを意味するわけで。考えてみると、インフレって他の国で進んでいる以上は日本でも必要という言い方もできると思うのですが。そうアイルランドはいつの間にかインフレのおかげで「物価の安い国」から「ヨーロッパでも屈指の物価の高い国」にたった10年で変貌を遂げてしまいました。あああ、そう分かっていたら、もしここに10年住むことがわかっていたら家の一軒くらい買ってたのに(…ってたぶんローンの審査で落とされたと思いますが)。 アイルランドの物価上昇について一言居士な方は、こちらへ(掲示板へのリンクです)。
日本では4月1日は私の誕生日だったにもかかわらずほとんどそれを祝わずに(一人の優しい読者さんがメールをくださりましたが)なんだかガソリンが25円安くなったならないで大騒ぎをしていたようで。 … 私の誕生日うんぬんはもちろん冗談ですが、なんか外から見ててこのガソリン騒動は情けないですね。10年とかかけて2大政党制を進めてきて行き着くところ は意味不明な混乱。与党と野党、どっちがいいとか悪いとかの議論じゃなくて、なんだかアホらしくて見てられない気分です。一番の被害者はガソリンスタンド とその関係者でしょうが。 てなわけで、今日のお題はガソリンスタンド。…と言っても暫定税率の話じゃありません。 ドイツの某田舎のMausi宅。こと週末の朝食はその日の朝買って来る焼き立てのロールパンで始まります。…と書くと、近所にベーカリーがあってそこに買いに行くように感じられるかもしれませんが実は違う。実はガソリンスタンドに買いに行くのです。 確かに、近所にベーカリーもあるのですが、実はそこよりもガソリンスタンドのほうがパンが焼き立てでおいしいのです。で、そのガソリンスタンドに行くと、お菓子の他にカー用品、日用品等々いろんなものを売ってます。果ては酒に至るまで。 …ウソじゃありません。ガソリンスタンドで酒を売ってます。 これって、別にドイツに限った話じゃなくて、アイルランドの一部のガソリンスタンドでも売ってます。ちゃんと調べたわけじゃないけど、たぶん、世界的には珍しい話じゃないと思う。ごくごく簡単に言えば、ガソリンスタンドにコンビニの機能を付加しているというわけ。こと、ドイツのイナカではスーパーは遅くとも午後8時には閉まってしまうし、日曜日は休み。24時間営業のコンビニなどはなし。 そんな時にいわば「駆け込み寺」としての役割がガソリンスタンドにあるわけです。いい考えだと思います。どうせガソリンスタンドを24時間開けて店員を置くなら、ついでにコンビニを併設して、ついでにパンも焼いてしまえ!という発想は実に合理的です。それで実際うまく行ってるんだから。 そ れに対して日本はといえば、ごくごく一部を除いてガソリンスタンドが異様なほど煌々と明かりをつけている向こうでコンビニはコンビニでまばゆいばかりの光 を放って別々に営業してます。これってものすごく無駄な気がするんですよね。ましてや、おそらくガソリンスタンドで酒を売っている例などないと思います (あったら教えてください。私の意見が根本的に壊れますので)。 環境への影響などから一部コンビニの24時間営業を見直しという 意見が出ている昨今、その代わりにガソリンスタンドのコンビニ化を言い出す人はいないんですかね。少なくとも、酒を置かなきゃさほどの反対は起こらないよ うな気がするのですが。ガソリンスタンドとコンビニの相乗効果(人件費や光熱費、配送費の圧縮)でガソリンがリッター1円でも安くなればそれは企業努力と して褒め称えられていい気がします。 ま、日本の最近の飲酒運転の撲滅運動の盛り上がりなどから考えると、もし、「ガソリンスタンドで酒を買えるようにしよう!」なんて意見を言ったら袋叩きに遭いそうな気がします。もちろんドイツでもアイルランドでも飲酒運転をするバカタレがいます。なのにそれでもガソリンスタンドで酒を売っているというのはリスクよりも利を取った結果。 これが日本でできないと思われることは(好きな言い回しではないのですが)やっぱり日本の社会が成熟してない証拠なんですかね。もっと言えば、ガソリンスタンドで酒を買って、それを飲みながら運転するってあまり考えられない光景のような気が。 誕生日のプレゼント未だに募集中。プレゼントを下さるというありがたい方は、こちらへ(掲示板へのリンクです)。 Snigel |MAIL |アイルランド真実紀行へ |掲示板へ |
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