数日後、九州へ。実家のある大分へ。前回1週間かけて観光して回った距離を一気にヒコーキで大分へ向かうべく羽田空港へ。
早めのリムジンバスで羽田空港に向かったので時間が余る。好奇心が服を着て歩いている私は、ターミナル2で搭乗手続きをして荷物を預け身軽になったあと、無料のシャトルバスに乗り国際線ターミナルまで観光に行く。なんかさ、雑誌などの特集でとんでもなく広大なレストラン街があるような印象を受けたけど、さほど大したもんじゃなかった。数分で満足してターミナル1へ。
…よっぽど注意深い人じゃないと上の段落のおかしさに気がつかないですよね。私が乗るのはもちろんスタアラのANAでターミナル2,で、向かったのはJALのターミナル1。いや、いくらヒマだからってターミナル1まで出張するな…という感じですが、いちおう理由があるんです。
ターミナル1。うわあ、いつだっけか、JALの工場見学して以来だわ(いや待て、スターフライヤーで北九州に行ったほうが最近だったか…記憶が…)。ものすごく懐かしく感じる。向かったのは
JR九州が直営のレストランを出していると聞いて気になったので気になってやってきたわけ。…はい。見紛うことなくヒマ人ですね。なんでも自社で養鶏場を持っていて、そこで作ったたまごで親子丼を作っているとか。
時刻は午後1時半。お昼時を大きく外しているせいもあってか十数席しかなさそうな小さなレストランながら空いている。親子丼に調子こいてランチビール。
親子丼。正直好物じゃないんですよ。いや、嫌いじゃないですよ。だけど、丼ものならうな丼が堂々の第一位、そしてカツ丼(ただしソースかつ丼一択)、海鮮丼、牛丼の順で親子丼って優先順位が低いのです。
そんな私が言うんだから間違いない。美味しかったです。お好みでカウンターにある生卵をかけてもいい…というのもなかなかいいと思いました。
しかも、ほら、空港のレストランって基本値段が高い割に美味しくない…っていうのがお約束じゃないですか。ですが、ここは値段も良心的。もちろん牛丼チェーン店並みに低い敷居のせいもあるのでしょうが、日本一混雑する空港内でこの値段と質なら自身を持って勧めることができます。
というわけで、おみやげの卵パックを手に大分へひとっ飛び。地元の友人と一緒に佐伯に行きました。
はい。佐伯です。「さいき」です。…知らないですよねぇ。私だって詳しい場所じゃありません。私の実家の場所からは車で1時間以上かかる場所でして、元大分県民の私ですらほとんど知らない場所なのです。もう少し走れば宮崎県境という場所です。
別に佐伯をばかにするつもりは毛頭ないのですが、このあたり、最近まで正直「陸の孤島」と呼んでもいいような場所でした。そもそも日本って基本的に東(あるいは南)側が「表」と言えると思うのですが、なぜか九州だけは西側が「表」と言えると思います(四国?話をややこしくしないためにとりあえず忘れましょう…)。
ホントについ最近東九州道がようやく北九州から宮崎までつながりまして(ただし、そのほとんどは対面通行というオチはあるのですが)、ようやく少しはマシになったといえるのですが、未だに鉄路は大分駅以南は単線で(重箱の隅対策で、確かに大分駅以北にも一部単線区間はあります)、特に宮崎県境あたりは特急が一時間に1本しか走っていない(すごく蛇足ながら、このあたり、普通列車が一日3本のみという青春18きっぷ利用者泣かせの区間)という寂しい状態で、直轄事業として高速道路が開通した今でもやっぱり陸の孤島感が残っているわけです。
大分市以南ほとんどの区間で追い越しのできない対面区間が続くというおよそ高速道路とは呼べない東九州自動車道を佐伯インターへ。まずは友人を迎えに行く。そしてさらに南の鶴見町へ。
大分県はとことんまで平成の大合併をやった県です。一部天邪鬼な町と、ある意味尋常ではない離れ小島の村を除いて全部合併。鶴見町ももう存在せず現在は広大な佐伯市の一部。
友人が安くて美味しい店があるというのでまずはお昼ごはん。
この友人、モロに地元の人。なので、この人に任せておけば間違いは起こらない。この友人が勧めるんだから、間違いなく安くて美味しい店なのだ。
到着。
…閉店のお知らせ。
前言撤回。いきなり間違いが起こったぞ。
お隣の水産物直売所へ行くと…
「ああ、先月で閉店しちゃったんですよ。でも(逆側の)お隣に別の店がありますよ。ちょっと高いですけどね」
へいへい。行ってみましょう。…ってか、ぶっちゃけてるなあ「ちょっと高いですけど」って。
そこは道の駅のような趣の場所。つるみ農水産物直売所水産物直売所の中にちょっとしたレストランがある。
私が頼んだのは海鮮丼。ただしミニサイズ。
…ってこれ、ミニなのか?
そして友人はブリカツカレー。さらに調子に乗って塩ラーメン(ミニサイズ)を分ける。
お値段は…安い。とっても安い。確か3品で2000円してないと思う。これが「高い」ってことは閉店した店はどれだけ安かったんだよ。味もこのような場所だからあまり期待していなかったのだが期待以上のものでした。
(長くなったので続く)
佐伯は馴染みがないのですが、臼杵は知ってます。
フンドーキンみそ美味しいです。
鍋出汁もオススメ。
またー、大分ローカルネタをよくご存知で。フンドーキン醤油は大分、良くて九州くらいだと思ってましたけど、そちらまで知られているとはちょっと驚きです。
過去に日記のネタにしたような気もしますが、実家の醤油はなぜかもっとマイナーな、原次郎左衛門醤油です。
私の相方の両親もそうなのですが、こちらは九州出身の方が結構おられるせいか、フンドーキンの味噌と醤油は近所のスーパーに普通においてます。あと、鹿児島の麦味噌とかもけっこう。
うちは、味噌はフンドーキンを、醤油は長崎のチョーコー醤油を使ってます。
これは、九州の醤油ですが甘くないので、筑前煮用にフンドーキンの「ゴールデン紫」も常備してます。あの、甘い醤油でないと、本場の「がめ煮」の味がでないと相方は言います。
原次郎左衛門醤油は、さすがに近所では見たことないので、今度ちょっと探してみます。デパートとかだとあるかも知れませんね。
へぇ~ですね。キッコーマン醤油が九州外で進出しているというのは。
がめ煮!…なんじゃそりゃと思ってググったら、あれ、よく見る煮物じゃないですか。こんな名前があるとは知りませんでした。
いいのか悪いのか、原次郎左衛門醤油に限らず、たいがいのご当地醤油もネット通販で買えてしまう時代。デパートまで足を運ばすとも、moppieさんの目の前にある箱でポチポチすれば、数日中にクロネコさんか飛脚さん(あるいはダウンタウンの松ちゃんが)家まで持ってきてくれると思われます。
あら、ちょっと見ない間に帰省なさっていたのですね。好奇心が服をきて歩いている・・・受けました。私は好奇心が強いこと以外何の取り柄もありません。フンドーキン味噌に、チョーコー醤油・・・これまたローカルネタですね。私のお勧めは古式醤油。九州産かどうかは存じないですが、美味しいです。糸島市の「つまんでごらん」で扱ってます。甘めのお醤油。ちなみにつまんでごらんの卵は最高。高確率で1つの卵から二つの黄身が出てきますよ。得した気分です。
は、おいておいてついこの間の「鶴瓶の家族に乾杯」は中津市でした。中津といえば鶏の唐揚げ。本当に美味しいですね。唯一一時期ケンタッキーフライドチキンが売れなくて撤退した場所。でも全般に大分はチキンが美味しいイメージです。日田の豆田のも美味しかったですし。
宮崎は陸の孤島・・・確かに。九州でも東側は見捨てられてますよね。(おいおい)でも時期高速道路が通るのかな通ったのかな。北九州市とその周辺ですら東側に行きたがる人はいないですから。宮崎は明るいイメージなんですが(夏に行った事がない)
ところで、久々に遊びに来たのは、鹿児島大学の地質学の学者さんが、Snigelさんがお好きそうなものアップなさったので、そのプレゼントと、このまえ志布志志布志のお水twitterで流されたでしょう。あれ九州だったのですか?てっきりアイルランドかドイツかと・・。
で、これです。リンク貼っときます。
https://twitter.com/tigers_1964/status/828790036766142464
数少ないTwitterのフォロー者のお一人となってくださりありがとうございます。正直ほとんど存在を忘れてますが、たまに思い出してアホなことを言ってます。
チョーコー醤油…これは見たことないです。長崎ローカルになるのかしら。古式醤油は…出雲…なんですかね。軽くググった結果で語ってます。
実は中津の唐揚げって食べたことがありません。理由は簡単。実家のまわりにもたくさんからあげ屋さんがあるのでわざわざ中津くんだりまで行く価値がないのです。おっしゃるとおり、おんせん県では鳥はどこでも食べられます。
東九州自動車道は宮崎道とつながるところまでは完成しました。つまり、北九州から大分・宮崎経由で鹿児島に行くことは可能です。まあ、私が北九州から鹿児島まで車で効率的に移動しようとするなら迷わず九州道を使いますけどね。
志布志の水の話はたぶんそのうち日記に出てきます。期待しないでお待ち下さい。
ちなみに、ですね、そっち系(ってどっち系)の人には坑道には触手が動かないのです。たぶんなんですけど、隧道なんかと違って中に下手に入ると迷うわガスが出ている可能性はあるわでキケンがアブナイのです。
なるほど。大分唐揚げ多いのですね。でも鶏の消費日本一は福岡県らしいです。(多分。Mybe 聞き違いでなければ)チョーコー醤油はどこかしらん。わが家はずっとキッコーマンでしたが、福岡に家を建ててから、母親が地元のえびす醤油に切り替えました。その後私が無添加醤油を探して、今はそれを使ってます。(名前忘れた。古式醤油は使いきりました。)古式醤油、仁多郡かあ。結婚一歩手前までいった大学で付き合っていた人のお里です。ここから送られてきた出雲蕎麦がちょ〜美味しかったです。
へえ、東九州道そこまでは繋がってたのですね。まあ、そっちを利用して鹿児島に行く事はまずないでしょう。(鹿児島住んでいましたし、訪れたいところがない。強いて言えば内之浦?又は指宿かな)
志布志志布志のお話は指を加えて楽しみに待ってます。
で、あれれ、坑道フェチではなかったのでしたっけ?なにフェチなのでしょう?
話がらっと変わりますが、昨日あたりにクロテッドクリームのなんちゃってな作り方がアップ。そこをクリックすると英国料理を食べようみたいなリンクがあって、ええええとなり。そこから以前もお話したと思うグルメアイルランドを思い出しサーチ。ありました。ご覧になられるようであれば、感想をお願いいたします。こっちでは見られないようです。
http://www.bbc.co.uk/programmes/p02xp3y8
鶏の消費日本一は宮崎か福岡…と聞きましたけど、福岡なんですか?どっちにしても九州ですが。
こうやって考えると、醤油ってかなり地元色が強いですね。
坑道じゃないです。一般人が通る(あるいは通っていた)道です。