呪われた家…

昨日は「スーパームーン」だったらしいですね。いや、そもそも、スーパームーンって何よ。数カ月前にクスリで捕まった人がモーニングムーンって歌を歌ってたけど関係ないわな。十五夜のこと?だったらおとなしく「中秋の名月」言えよ…とか思ったり(今調べたら違うみたいですね)。


まあ、スーパームーンが何かはわからなかったけれどもとにかくすごい月が見られるなら…とCさん連れて午後9時頃外に出ましたよ。


もう何度言ったかわかりませんが、私の住むドイツ某所、そりゃあもうイナカです。…ということはですよ、当然の帰結として満天の星空が見られるんですよ。このイナカに住む数少ない利点の一つです。まあ、当然月も見えれば綺麗です。


二人で外に出ました。


…どんより曇ってました。あー、雲の向こうにかすかに月明かりが見えないと言えなくもない…という状態。ダメだこりゃ。


…と家に戻ろうとすると、Cさんが言うのだ。


Cさん:「あの赤い光、何?」


なるほど、家のガレージの方から何やら怪しげな赤い光が見えてる。それが何かはすぐにわかった。車のテールランプだ。


あはは、Cさん両親、ライトつけっぱなしだ。早く気がついてよかったね…と思ってエンジンかけてみたら、すでにバッテリーは上がっていた。つまり、エンジンを掛けるほどのバッテリーは残ってないけど、車のライト程度のバッテリーは残っていた…という感じね。


なんでこの話を始めたかというと、なんかさあ、この家、車に関してはここ最近完全に「呪われた家」になってるのよ。


まず、Cさんの車。ポンコツイタ車(痛いじゃなくてイタリアね)、一気にガタが来た感じ。まずある日突然運転席からトランクを開けることができなくなった。これを修理したと思ったら今度はエアバッグの異常を示す警告灯がつきっぱになった。修理工場に持っていったところ、エアバッグそのものには異常はないものの、計器に異常があると言われる。この車はもう捨てどきだと私は強く主張している。


で、Cさん姉のドイツの車。こちらは数カ月前、10万キロ近く走ったところでお約束のようにタイミングベルトが切れた。1,500ユーロの修理見積もりの前にC姉、車を手放す。


そしてCさん両親のチェコ産の車(イナカなので一人一台の勢いで車があるのね)、こちらは走行中に突然集中ドアロックが作動するようになった。鍵が勝手に閉まったり開いたりするのね。この修理のためにやはり1,500ユーロかかると言われ、Cさん両親新車を買おうかと言い出してる。


最後に私の車ね。ドイツで登録ができないという話。


で、Cさん父、車の物色を始める。で、何やら「魅力的な」広告を見つけたらしい。


KIA、新車7年保証。


…うん。確かに7年保証ってすごい。一定の条件を満たせば、無償で7年間修理をしてくれるらしい。これがものすごい魅力にCさん父、感じているらしい。


私の頭のなかに昔見た標語が浮かんだ。


…これだよね。こんなうまい話にウラがないわけがない。とりあえず、殴ってでも止めるべきか、それとも放置するかちょっと悩んでます。まあ、人の世話する前に自分の車売らないといけないんだけどね。はい、ただいま私の車絶賛次の所有者を探しております。よろしければ昨日の日記をご覧ください。