かくして。猫立入禁止の寝室の話の続き。5月の半ば、好天が続き、まあ、本当に気分の良い日が数日続いたんです。そんな日の話。
さあ、午後11時過ぎだったか、そろそろ寝るべかと思い寝室に行きました。電気つけて、あ、ちょっとスマホのゲームやって…あ、そうだ、ゲーム内のクエ消化しな…い…t…zzzzz
それから何分経ったやら、目が覚めた。なんかさ、腕に虫が止まってるの。くすぐったい。なんだかなあ。…あ、電気つけっぱだった?とりあえず、メガネ、メガネ。
眼鏡の向こうに見えた風景。それは…
(あまり意味のない参考画像)
大量の虫。
正直ぞわわとなったよ。天井を中心に壁にもゴマ粒くらいの羽虫からコドモの手のひらサイズの蛾まで。たぶん4桁の虫がいたんじゃないかな。状況がよくわからんという方。イナカのコンビニの窓を思い浮かべてほしい。夜に虫が集まってきて気持ち悪い状況になっているのに出くわしたことがないですか?窓が開いたままになっていることに気がつかず、電気をつけてうとうとしていたら…そりゃ虫が集まるわな。さすがイナカ…って感心してる場合じゃない。こんな部屋で寝られるはずがない。
どうしようかと思いまず思いついたのが、殺虫剤。…ふっと気がついたんだけどあのキンチョールだとかの殺虫剤、こっちで見たことないわ。いや、キャンプ用品の店とかに行ったらあるいは見るのかもしれないけど少なくともスーパーに山積みされて売られているようなシロモノじゃあないぞ。当然ここにはない。しかも、そんなもんで虫を一網打尽にしても、後の掃除はどーするんだという疑問も。
とりあえず、隣の部屋に虫がいどう知ればなんとかなるかなとか思って寝室の電気を消して隣の部屋の電気をつけるが…ははは、そう都合よく虫は動いてくれない。というか、完全に無視された。さて、どうしますか。うーむ…と悩んでいるとおそらくこちらもリビングで居眠りをしていたものと思われるCさんがやってきた。
Cさんがおもむろに用意したもの。
掃除機。
…まさかこれで全部吸い取れと?
現在時刻午前1時。そこから深夜の大・虫捕獲大会が盛大に開催される。ゴマ粒ほどの羽虫。掃除機の吸引口が近づけられても逃げやしない。あっさり吸い込まれてゆく。そして、蛾のたぐいは逃げはするんだけど結局掃除機の中に吸い込まれてゆく。ところが、いかんせん数が多すぎた。目につくすべてを吸い取るまでには小一時間を要した。つまり、気が付くと2時近くになっている。目もすっかり冴えたわ。
(※)
虫がいなくなったので、掃除機をベランダに放置して(なんとなく虫が生きていて出てきたら嫌だなと思った)電気を消し、ベッドに入ると…
Cさん:「…聞こえない?」
…聞こえるね。虫が飛んでる音。
電気をつけると、…あ、蛾が飛んでる。掃除機持ってこないと。そして、掃除機で再び吸い取る。…もうやっていることは、志村けんと石野陽子の「5時の夫婦」と同レベル(アホなコントをやっているうちに朝になっちゃうという話ね)。
(ここで5行上の※に戻る)。
ちなみに、「なんで網戸がないのよ」とお思いの方もいらっしゃると思いますが…あるんですよ。この家にも。ちゃんと網戸がついてます。…寝室を除いて。なんだか窓の大きさが特殊だからとか何とかの理由で寝室に「だけ」網戸がついてないんですよねえ。
今日の教訓:窓は忘れずに閉めましょう。