1月にワードローブを買ったよーというお話をしたことをご記憶でしょうか。買ったんです。それから3か月が経ちようやくワードローブが配達されたのですが…ここまでが長かった。長い話になりますが、まあ聞いてくださいよ。
Cさんの家。主寝室となる部屋が完全に物置化してたの。というのも、Cさんの祖父母が20世紀の終わり頃、時をほぼ同じくして亡くなって、それ以降はとりあえず何かを置いておこう…という感じで物置に。
(実質物置の部屋)
だけどまあ、部屋そのものはおそらく日本的に言えば12畳は余裕であるし、こっちのひとはあんまり気にしないんだけどこの部屋、南向きで採光もいいわけよ。それに対し、今の寝室は8畳位でしかも西向き。とりあえず、引っ越そうということになり、引っ越すなら扉が傾き、中のハンガーも落ちかかっているような古いワードローブはこの際捨てようとなったと。まあ、お金のかかることだけど、そんなに何度もやることじゃないし、快諾。この時点での自分の見通しの甘さというか、先を読む能力のなさにはもう笑うしかない。
んでまあ、ワードローブを注文しましたよ…というのが1月までのお話。それから。
父:「床も貼り直したほうがいいね。もういい加減古いし」
…ごもっとも。なんだか知らんが、80年代かヘタしたら70年代のデザインそのものの床、貼り直す時期に来てるわ。
父:「壁紙も剥がして、一度きれいに貼り直したほうがいいね」
…ですよねー。床をやるんならついでに壁もやったっていい気がする。
ここまでは良かったんだわ。ならば、次に床を選ぼうと。
床。シロート考えに、板張りとカーペットが考えられるわけですが(病院じゃあるまいし、まさか寝室にタイル敷かないよね)、カーペットはそもそもの選択肢になかった。猫がいるし、掃除のしやすさなどでは明らかに板張りに軍配が上がるような。あ、あと、ビニール床というのもあるけど、これもなぜか選択肢には上がってこなかった。
んじゃあ、板張りに…ということになるのだが、これも大きく2つの可能性に分けられる。すなわち、パケット床とラミネート床。めっちゃ平たく言うと、前者は本物の木材で後者は本物じゃない木材。まあ、今知ったかをして語ってますが、1月の時点ではそんなことなんにも知らなかった。
床を選ぶにあたって向かったのはHammerという店。なんでも、家人がここの特別割引会員だとかで、一律10%引きになるんだとか。
行ってみました。
ふーむ。20種類くらいの床は在庫もありお持ち帰りも可能。ほかは注文。これがまた、文字通りピンからキリまでなのね。高いものは1平方メートルあたり60ユーロとかからで、安いものは5ユーロを切っているものすらある。
品質の表示はわりと統一されていてわかりやすい。まずは床の厚み。安いのは6ミリとかで薄い。で、中堅クラスになると8ミリとか、厚いのになると10ミリを超えていたりする。また、質の良いものは防音加工などがなされており、階下に足音が響きづらい。なるほどなるほど。勉強になるわ。
ついでだからと、別の店にも行ってみる。最初に行った店は、カーテンとかマットレスとかも置いてあったのに対し、こちらはドアだとか床だとかより建材に近いもののみを扱っている。値段もさほど変わらない。
この日はまだ決めるつもりはなかったので、「ふーん」という感じで帰宅。
帰宅すると、Cさん父が言うのだ。
父:「天井も、貼り直さないと、ダメだあ」
はぁ。
数日後、近所のOBIに向かう3名。OBIは、日本で言う、ケーヨーデイツーとかドイトみたいなホームセンター(ローカル丸出しですいません)。
父:「どれにしようか?」
…天井の張替えはすでに既定路線なのですか。
どれにしようかって言われても…どれも一緒に見えるんですけど。
こうして、なんだかよくわからないまま、寝室改造計画、始動。
そのうち家を建て替えるという話になったり・・・・・・しないか(笑)。
建て替えってオプションは…ないですね。御存知の通り100年とか平気で住んじゃいますからねえ…。