市役所での結婚式の後、車で市の端にあるレストランへ。予約をしてあったので問題なく席に案内される…というか、他に客はおらず完全に貸切状態。
ウェイトレスさんがおめでとうと言いに来て、それからオーナーと思われる人までやってくる。
なんかよく見るとテーブルの上もいろいろ飾られてるのね。
何はともあれスパークリングワインで乾杯。午後1時にして本日3杯目。
そんな中出てきた2コースのランチ。
スープ。
…うーん、いわゆるひとつのコンソメスープですな。決してまずくはないけど「ハレの日」感もないなあ(かなり辛口の評論です。ほかの参加者からの評価は◎)。そして、メインコース。
とりあえず、ローストビーフとサラダが乗っている。よく見るとパプリカが包丁でハート型にくり抜いてある(ご苦労なことで)。あとの野菜やいも類は勝手に取り分けてくださいという方式。後の方になってローストビーフのおかわりも来た。いつものことながら、あんたらよく食べるなあ。ほら、日本だったら新婦さんとかおしとやかを気取ってたくさん食べなかったりする(ような気がする)けど、身内だけの気安さか、新婦さん、ローストビーフのおかわり行ったぞ。
それから、ローストビーフのおかわりをした新婦さん以上に調子こいた私はビールを頼み午後2時にしていい感じに出来上がる。それでも、私には今回任務があるのだ。
写真撮影。
友人の中にはカメラが好きな人とかいるんだけど、身内には私だけ。なので、私は今回の一部始終を撮影するように頼まれていた。なので、いい気分で酔ってる場合じゃないのよ。写真、撮らないと。後日気がついたのだが、こーゆーのって、プロのカメラマン、雇わないか?こんな大事なときにコンパクトカメラしか持っていない私に撮影を頼むなんてどーかしてるよ。まあ、友人もカメラを持っていたから、いちおう私がダメでも何とかなったと思われるのだが。
外は記念撮影におあつらえ向きと思われる公園(だからこのレストランを選んだろうけど)。そこで大撮影大会が始まる。
まずは、温室の前で…
鉄道博物館(そんなもんがあったんか)の入口付近…
橋…
…と、まあ、数カ所で撮影。お気づきかもしれませんが、新婦さん、女性の82%が憧れるとされる(当社調べ)純白のウェディングドレスを着てません。本人曰く
「もう純白のドレスを着る年齢じゃないわ」
とのこと。なんか、日本人っぽいことをいいますねえ。初婚なんだし、着てもいいじゃないかと私はするんですけど。
それから、新郎側の身内と新婦は新郎の母親の墓参。こともあろうに、結婚式の2ヶ月ほど前に急逝してしまったのだ。きっと今日の息子の晴れ姿を見たかっただろうなと思うと、母親の冥福を祈らずにはいられない。
これ、BAの帰りの機内で書いてるんだけど、今、ヒコーキが一瞬左右にめっちゃ揺れた。一部悲鳴も上がった。…なのに、シートベルト着用サインは出ないまま。日本の揺れなど全く感じないのにシートベルトサインが着くのとはホントに基準が違うなと思う。
閑話休題。話は翌日。
翌日は披露宴。近所のパブの宴会場を借りきってパーティーを開くという。で、日本とは違いますね。食事はパブが出すものの、会場の設営などは自分たちでやらなければいけないとのこと。かくして、新郎新婦と私とその彼女、そして、家族同然の友人数人と昼過ぎにパブに準備に行く。
私が存在すら知らなかったパブに到着。
え?ここ?
ここで本当に結婚式やるんですか?
不安を抱えつつ、続く。
日本の花嫁さんはお色直しなどで忙しくてご飯はほとんど食べれない(食べない)のが普通かもー(。❁ฺω❁ฺ。)
ドレスでも和装でもタイトそうだし(。❁ฺω❁ฺ。)
そうそう、新婦さん、とあるお話で、メロンだけでも食べようとそればっかりを考えているうちに披露宴が終わってしまったというのがありました。それに比べて、今回の新婦さんはがっつり食ってましたねえ(ぼそっ
私の友人の、お色直しからキャンドルつけたり、新郎はみんなに挨拶して・・・と忙しくてそれどころじゃないから、
後で食事をホテル(披露宴会場)が気を利かせて二人分用意してくれるのが普通みたいですね。その間に2次会会場に移動したり、とお客さんも時間をつぶす・・・と。
お色直しもないし、そんな緊張する歳でもないと開き直ったんじゃないでしょうか?彼女のお姉さん(笑)
いあ、開き直ったんじゃなくて、この結婚式、ドイツの結婚式に5回かそれ以上参加した私的にはとても平均的なものだったと思います。まあ、身びいきしてもいいなら、いい結婚式だったと思いますです。
多分、「新郎新婦が食べるヒマもない」って結婚式、ドイツ人にはわかってもらえない気がします。