ドイツでわしも考えた(どーでもいいことを)

ホントに久しぶりにデュッセルドルフに来ました…と言ってもヒコーキを降りて電車に乗り換えただけなんですけど。


その前に、この日はSpecsaversに注文をしていたコンタクトレンズを取りに行った。なんでもハードレンズの場合、装着をして医師の検診を受けなければいけないらしい。別の日にすればいいのに、街にわざわざ行くのが億劫なものだから、3時半に予約して、5時50分出発のヒコーキに乗ろうというちょっと心配な計画を立てる。まあ、30分待たされて、ごちゃごちゃ30分かかったとしても4時半。最悪タクシーで空港に行けばなんとか間に合うだろうというかなり楽天的な見立て。

(前回の日記の写真の使い回しです)。


幸い、街までのバスが定時に運行されたので、予約の20分も前に到着。更に運がいいことに、前の予約客が来なかったか元からいなかったか、到着と同時に医師の検査を受けることができた。


この日の検診は、うら若き女医さん以上に若い女医さんがやってくれた。…って、どうも新人研修だったらしい。横から土曜日に検診をしてくれた若い女医さん(でも新人じゃない…ってああややこしい)があーでもない、こーでもないと解説するのだ。


とても若い新人医師:「この(目に若干の着色をして見やすくするためだと思われる)なんとか液はここに垂らせばいいんですか?」
それでも若い医師:「そこよりちょっとずらしたところに垂らしたら、なんとかまで染まってもっと見やすくなるわよ」


…良かった。早めに来て。


ごくごくちなみに、検査、3ヶ月分の一日使い捨てレンズ、両目のハードレンズ全部含めて350ユーロなり。


早く来たお陰でSpecsaversでのごちゃごちゃは4時前には終了。そこから、最寄りのバス停に移動して、Aircoachというバスで空港まで移動。このバス停で嫌なもん見たのよね。


この街中のバス停、かなりの本数のバスが運行されていて、違う系列のバスが3-4台まとまって停車するなんて当たり前なのね。そうなると、かなり本来のバス停から離れた位置でバスが停車して客を乗降させるってことをけっこう当たり前にやる。これをやられるとお年寄りとかにはかなり辛い。バス一台の車長は12メートルとかあるから、3台並んで、自分の乗りたいバスが3台目とかだったら延々30メートルとか歩く羽目になるわけで。


なんでこんなこと書いたかというと、杖をついたおばあちゃんというにはかわいそうな年齢の女性が一生懸命自分の乗りたいバスの方におばちゃんにしては全速力で杖ついて歩いて行ったのね。ところが、あと数メートルってところで運転手、ドアを閉めてしまった。杖をついた人だし、運転手、もう一度止まると思いきや、知らん顔して発車しやがった。


幸い、このバス、46Aという、私の知る限りでは一番多頻度で運行されているバスなので、次のバスはほどなくやってきた。ところが、バス停から離れた位置にいたおばちゃんは結局このバスにも乗れなかった。


見てるだけでどうしようもなかった私もダメですが、ダブリンバスはもっとダメだなあと思った瞬間でした。


閑話休題。話は、ヒコーキに戻る。ぶっちゃけダブリンからHannoverに行くのに一番安い方法は、デュッセルドルフまでエアリンガスで飛んで、あとはドイツ国鉄。だけど、この方法は極力避けている。まず、エアリンガスのあの快適じゃない機内が嫌だ。最近日本でもLCCとやらが幅を利かせてきているようなのでわかってもらえる人も多いと思う。


あの、ピーチだかエアアジアだか知らんが(乗ったこともないし)、あのシートピッチがエアリンガスだといえばわかってもらえるかと。短足の私ですら足を組めないほどできついんだから、長身の人は辛いだろうなあ。前のやつがシート倒してきたりしたら、軽く殺意覚えるもんね(…ってそれは大げさか。でも、あのくそ狭い機内でシートを倒そうという根性にはある意味感動するわ。そーゆー意味ではシートがもともと倒れないくされRyanairのほうがマシ…というのも一理ある)。


で、まあ、正直1時間半程度のヒコーキの旅だから、多少席が狭くても我慢出来る。だけどさあ、接続に保証がないことが何よりも気がかり。ルフトハンザでフランクフルト経由で飛ぶ場合、最初のヒコーキが遅れて接続を逃したら、ルフトハンザの費用持ちで空港ホテルに泊まれるのよね(もちろん最終便を逃した場合ね)。


それに対して、もし、ヒコーキが遅れて、電車を逃したら…自腹でホテル宿泊。しかも、途中で乗り換えがあるから、この乗換でもなにか起こったらアウト。なにせ、最終のICE(新幹線)から最終の近郊列車に乗り換えて、目的の駅に着くのは日付が変わって午前1時過ぎというなんとも言えない無理筋の計画なのだ。あー、やだやだ、ルフトハンザがいいっ。


ダブリン空港で1時間ほど時間の余裕があったので、パブへ。ここで、「ハイネケンとハンバーガ10.95ユーロ」という空港にしては値頃感のあるセットを注文。もちろん、なんの期待もしてません。ひたすらに、朝、マネージャー会議の残り物のデニッシュをつまんだだけだったのでお腹すいてたのね(残り物というあたりに私の情けない人生が濃縮されてます)。

(こちらが、「見本」)


そして、出てきたのが、これ。


…うーん、写真じゃ伝わらないかなあ。バーガーが間違いなくどっかの工場で作られたひどいシロモノだった。Lidlあたりで5個2ユーロとかで売られているやつに限りなく近い。そりゃこの値段で文句をいう私がアホタレなんだけど…まずかった。とか言いつつ全部食ったけどね。


くそ狭い機内に耐えること1時間半。ヒコーキは…若干遅れた。と言っても15分以内で、記録上は「定時運行」でデュッセルドルフに到着。運良く入国審査に誰も並んでいなかったので空港内のモノレールで鉄道駅へ。そこから、2階建ての詰め込み車両でDortmundへ。


あれ、Dortmundってなんかサッカーかなんかで有名なんだっけ?知らんわ。まあ、それはそうと、この車内で隣のお姉さんが居眠りこいて、私の方に寄りかかってきたんだわ。日本でよくあるでしょ。隣の人の頭が自分の肩に乗っかってくること。まあ、こんな時に、オッサンだったらわざと肩を揺らしたりしたりとか、可愛い女の子だったらそのままにするのは当然のことですが。


でね、隣はかわいいかどうかは知らんが、妙齢の女性だったのね。この時に思いがけず「ヨーロッパと日本の違い」に気がついてしまった。


お姉さんの頭が私の肩に届かない。


そう、数値で言えばおそらく2-3センチだろう。自分の席が日本の電車のそれより広いのね。で、そのわずかな差のせいで個人の空間が保たれてるの。


いや、もしかしたらボックスシートとロングシートを単純比較している私がアホなのかもしれないよ。だけどさあ、やっぱり、あの隣の人と密着しているのが当たり前という日本の通勤電車って、ある意味独特のものなのかなとか感じた。