【2013冬日本帰省】まずはコペンハーゲン(4)

翌日。この日の主な目的はクロンボー城へ行くこと。


とりあえずホテルをチェックアウトして、空港へ搭乗手続きへ。マイルを使ってビジネスクラスにアップグレードしてもらうようにお願いする。結果は搭乗口にてわかる。出発時間は午後9時なのでまだ半日ある。よし、行こう。


クロンボー城までは日中20分に一度出ている近郊列車1本で行ける。


そうそう。デンマーク国鉄がすごい。完全にパターンダイヤになっているのだ。毎時10分30分50分発…と言った感じで。これは利用者としては利便性が非常に高いと思う。あ、日本もドイツもそうか。そうじゃないのはアイr(某国政府により検閲削除)。

大きな地図で見る
そんな便利なデンマーク国鉄。ぱっと地図を見た限りでは風光明媚な海沿いを走って対岸のスウェーデンも見えそう…と期待していたのだが。


…雨。ま、私の人生、こんなもんさっ。


駅についた。スゥエーデン行きのフェリーがすぐ脇から出ている。そう、フェリー乗り場が駅に直結している感じで言えば、Holyhead駅に似てるかも。


件のクロンボー城は、駅からすぐに見える場所にあった。そこまで歩いて行くのだが…雨。テンションがダダ下がる。


そもそも駅からお城が見えているのだから迷いようがないのだが、道にはしつこいくらい「お城はこっち」と書いてある。ここで迷う人はおそらく世界のどこでも迷うと思われる(当社調べ)。


15分ほど歩いてお城に到着。


まずはお城周りを半時計方向に散策。これは順路を逆走していた。あとで気がついたのだが、推奨の散策路は時計回りだった。


街を一望。

(対岸のスウェーデンが見えてますね。見えてるんだってば。見えない人は心眼で見てくださいっ)


たった4キロ先の対岸、スウェーデンがかろうじて見えます。橋を架けようとかいう機運があっても不思議はないのですが、すでにコペンハーゲンと対岸のマルメの間に橋があるので、日本の本四連絡橋みたくあっちもこっちもと橋をかけるとは思えないので、おそらくこのままではないかと。


しっかしまあ、21世紀の世の中です。お城の中や周辺にWifiが飛んでて、それで説明が聞けてしまうという。


お城の内部。あ、歴史にあんまり興味があるわけじゃないので写真を何枚か撮っただけです。ネット上にはまともな旅行記がごまんとあります。


お城の内部より、地下に興味津々。


アヤシゲな入り口から地下に降りると


真っ暗。いや、上の写真なんていいほうで…


暗所恐怖症の方は間違いなく発作が出る仕様です。


フラッシュを使って撮影しております。


うわーん、暗いよ狭いよ怖いよー(訂正:狭くはありません)。


生還。


街に戻る。日曜日なので、店はほぼ全て閉まっている。そんな中で、カフェを見つけたので飛び込む。ドアを開けた瞬間後悔した。


誰も居ない。


いや、別にナンパ目的で入ったわけじゃないから誰もいなくたっていいよ。だけどさ、誰もいないということは食べ物がおいしくないとか、おととい殺人事件が起こったとか何らかの理由があってしかるべきではないだろうか。


なぜかLeonard CohenのCDがかかる謎の店で頼んだのは、サーモンバゲットとコーラさすがに昼下がりからのビールは自重した…が飲めばよかったと後で後悔した。だって、コーラとビール、値段ほとんど一緒なんだもん。


このバゲット、バゲットを軽く温めて、クリームチーズを塗ってスモークサーモンとコスレタスを挟んだだけのもの。私だって簡単に作れる。だけど、予測に反して素朴で美味しかった。コペンハーゲン滞在中で頂いた食事の中で一番おいしかった。「たいへんよくできました(さくらマーク)」を進呈したい。ただ、この食事が2000円したことは…いや、もう諦めよう。この国ではお昼は2000円、夕飯は3000円が最低ラインのようだ。

クロンボー城

クロンボー城


続く。