ごぶさたをしております。ごろごろしたり、うとうとしたり、寝込んでいるうちに2週間も経ってしまいました。しょうがないですよ。春ですもん(意味不明)。
週末にね、珍しく町へ出かけました。タンドリ(ー)レストランに。だいたいタンドリーってなんなんだ…ってとこから始めないといけない私。思い浮かぶことはたった一つ、大学生のころ行きつけだったファミレス、ジョナサンのメニューの中でタンドリーチキンとメキシカンピラフ(Google画像検索結果へ飛びます)ってのがあってそれが私のお気に入りだったこと。
あれは確かピラフの上にチキンの胸肉が載っていたなあ。どんな味だっけ…おいしかったよなあ、そして…おいしかったよなあ。そう、私には食通評論家に必須の食べ物の表現力と記憶力の両方が欠如しているのでした。ちなみにこの「タンドリーチキンとメキシカンピラフ」が好きだった理由は実はその味よりも価格。ほかのハンバーグセットとかが1300円とかしていた中でこのタンドリーチキンとメキシカンピラフは800円とか900円だったと記憶している。
で、今、この日記を書くに当たってタンドリーを調べてみたんだけど、インドにもメキシコにも行き着く。よーわからんわ。要するにスパイスなんだろうけどね。ほんで、この日向かいましたは、Tante Zoe’sというテンプルバーにあるレストラン。名前からすればメキシカンですな。メニュー見て一言。高っ。
スターター(前菜)が8ユーロ(1000円)くらい。これだけで、ジョナサンのタンドリーチキンとメキシカンピラフが食べられてしまうっ(いや、そろそろそこから離れいや)。食べたのはフィッシュケーキ。味は…ま、こんなもんでしょ。ただ、どこらへんがタンドリーだったのかは謎。
あ、今回、レストランネタにもかかわらず写真なしです。実は前回この面子(会社の同僚の一部)で出かけたときに、連中の乱痴気騒ぎを撮影したところ、翌日しらふに戻ったやつらから「あれは酒の上の席での不埒だっ。忘れるべきもので撮影なんかすんじゃねえ」と文句をつけられまして、それ以来この連中との席でのカメラの持ち込みは禁止されておりますのであしからず。
ほんで、メインは、Ostrich。なんじゃらほい、ダチョウです。こいつのステーキ。大きなお皿の上には二つに切れば口に入ってしまうほどの大きさのステーキ3切れ。中には赤みが残っていい加減に焼けていたかのように思えたが、なんか外のほうから焦げたような味がする。それよりもなによりもこのダチョウのステーキ3切れで30ユーロ(3800円)ってどんだけ?一切れ10ユーロ?一切れでタンドリーチキンとメキシ(以下略)。
根っからのビンボー人の私、こーゆー次元でしかものごとを考えられないのが悲しい。もっと言えば、ステーキのどこらへんがタンドリーなんだろう?もしかして、私、自分の無知を晒しているだけですか?
で、デザートはフライドアイスクリーム。揚げたアイスクリームのはちみつとクリーム添え。…聞いただけで一部の人はその濃い組み合わせに吐きそうになってますが、逆の一部の人はおいしそうと思ったわけで。私は後者の一人。
このレストランの結論。
デザートがおいしい。
それだけ階と突っ込まれそうなので、あとひとつだけ。私らのテーブルを担当した女性が優秀でした。実は12人とかの大きなグループだったんですよ。こーゆー大きなグループで行くと、たいがい誰がどれを頼んだかわかんなくなって、「このチキンは誰のー?」などと騒ぎになるもんですが、この人はちゃんとメモってあったのか、そのような間違いは一切なし。当たり前と思われるかもしれませんが、ダブリンのフツーのレストランではけっこうフツーじゃないことなんですよ。
ほんで、今回このレストランに出かけた理由、実は、宝くじの当選金の還元のためだったのです。
なに?こいつ、宝くじが当たったのか。
とお思いの方、まあ聞いてちょうよ。
会社の同僚15人くらいと数年前から宝くじの共同購入をしています。ひとくち月に16ユーロ(2000円)。16ユーロかける15人で月に240ユーロ(32,000円)。240ユーロかける12ヶ月で2880ユーロ(40万円)。これだけの投資をしての回収額はいくらだと思います?
730ユーロ(ちゃりりーん)(9万円くらい)
投資金額の1/4の金額のみ回収。ちなみに去年もほとんど同額の回収。確か中学校の確率の授業で、確率の標本は母数の数が多くなれば多くなるほど正確になる=例:サイコロを振ったときに1が出る確率を調べるときに10回振るよりも1000回振るほうが1/6に近くなる)という事実から勘案するに、宝くじは投資目的としてはいかに役に立たないものかがお分かりいただけるかと思います。
ともあれね、この月に16ユーロ、年に192ユーロの投資を一晩の食事会で使ってしまおうという企画。ちなみに不参加の場合も返金なし(鬼)。かくして参加してきたわけですが、はっと気がついた。
あの食事が192ユーロだったとしたら、さっきのダチョウは一切れいくら(ばきい)。