【Göttingenで買い物=上】Ronnefeldt(ロンネフェルト)のお茶をゲットせよ

Göttingenに行ってきました。…この日記では何度か出てきた地名だけど、ほとんどの人が、「はぁ?」というとこだよね。


はい。ここです。

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見ての通り、ほぼドイツの「真ん中」と言っていいかと。


別にたいした用事があったわけじゃありません。「買い物」です。


今回の買い物には、とある課題が課せられていた。


課題:「Ronnefeldtのお茶をゲットせよ」


なにそれ?


無知な私、そのロンネフェルトとやら、聞いたこともなかった。というわけで、ドイツ人のCさんに聞いてみた。


Cさん:「なにそれ?聞いたことないわよ」


…またかよ。なんかよくあるんだよねえ。日本人のほうがアイルランドに詳しかったりとか、ドイツに詳しかったりとか。


というわけで、調査開始。


確かに、日本に公式サイトがある。そして、どうもフランクフルトに店があるらしい。…はい。フランクフルトで乗り換えしますよ。だけど、乗り換えの1時間で街になんか行けるわけがない(しかも夜の9時に店が開いているわけがない)。


しかも、調べれば調べるほど、見つかる可能性が低いことに気がつく。だいたいが、日本語で調べたほうがドイツ語で調べるよりヒットするということがすでにおかしい。


と、半ばあきらめ、「買い物のついで」程度でこのロンネフェルトを探すことに。


高速の渋滞に巻き込まれつつ、Göttingenに到着。土曜日の午後、立体駐車場もほぼ満車でようやく一番上の階に空きスペースを見つける。


そして、街に出た次の瞬間。


いきなり登場する誇らしげにRonnefeldtのステッカーを貼ったお茶屋さん。


…いや、まずい、まずいって。この展開は。番組進行上。


たとえていうならさ、2時間の特番、「松方ナントカ世界を釣る!幻の重さ300キロの何とかマグロを追え」のために1週間船をチャーターして出港した瞬間にその幻の魚がつれちゃった…みたいな。この番組あと1時間半どーやって持たせるのよ…みたいな。ちょっとここは「大人の事情」で対応しようか…みたいな。


中に入ります。


私:「すいませーん、Ronnefeldtのお茶、置いてますか?」
店員:「あるよー」


…あっさり。


リクエストはアールグレイのティーバック。アマゾンでは25袋で1575円という超強気の価格設定がなされている逸品です。


私:「アールグレイのディーバック、置いてますか?」
店員:「あるよー、25袋で4.1ユーロ(420円)」


…前略リンツさま、この前の日記でヨーロッパ価格の3倍以上の強気設定の価格がいかがなものかという記事を書きましたが、私の認識不足を恥じ、陳謝いたします。ここに、ほぼ4倍の価格設定しているさらに強気のお茶があったよ。


というわけで、アールグレイのティーバック3箱、アッサムのティーバック1箱、ついでにアッサムのお茶100グラム一袋を購入。〆て20.3ユーロなり。まあ、スーパーでティーバック25袋は2ユーロもしないで売られているから、かなり強気の価格設定ながら、日本で1575円と聞いてから買うと、すごくお買い得だったような錯覚を起こすから不思議。


かくして、番組進行を無視していきなり本日のイベント終了。


以下、「消化試合」的なGöttingenは次回に続く。


(ついしん)ティーバッグじゃないリーフティはけっこうお買い得な感じでした。もちろんスタッフがあとでおいしくいただきました。


【追記2016年3月】このお茶屋さん、もう存在しません。その代わりというか、割りとほかのお茶屋さんでも手に入りやすくなり、ネット上でも直販で買えちゃったりします。