【どこよりも詳しいリューゲン島ガイド12】Königsstuhl(白亜岩)の遊覧船(ヤスムント国立公園)

翌朝。つまり3日目の朝。


昨日気になっていたこれに乗りましたよ。

(正確にはこの船じゃなかったけど、ほぼ同型)


遊覧船。


この遊覧船の行き先はね、Königsstuhl…石灰岩の崖。長さ10キロちょい、高さ海面より最大118メートルほどの崖なんですと。行ってみましょう。



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この遊覧船、数社が同じようなツアーを出していて、Binzや私たちの泊まっていたSellinなどからも乗ることができる。ただし、乗れる本数が限られているし、所要時間も運賃も距離に比例してあがる。効率よく回りたいなら、昨日潜水艦を見たSassnitzから乗るのがいいかと。私たちもそうしました。運賃は90分で13ユーロ。これがSellinからだと20ユーロにあがる。


港に車を停めるなり係員がむこうからセールスにやってきました。このドイツでは考えられないほどの商売っ気の強さに驚いた。聞けば目の前にいる船がまさにいま出港しようとしているとのこと。渡りに船とはこのことだ。事前に調べた限りではどの会社も横並びのサービス内容と価格だったので迷わず乗り込む。


船は(乗客が立ち入れる部分は)2層構造で上のデッキか下のキャビンという二択。最後に乗り込んだこともあってキャビンは混んでいたので、寒いにもかかわらずデッキを選ぶ。


出航。まずは、港の堤防をぐるっと回りこんで外に出ます。


町外れまで来ると…

(デジタルズームを最大まで活用)


ああっ、昨日の廃線跡、遊歩道かなんかになってる。…行ってみたかった。


と、ぜんぜん石灰岩の崖とは無関係なところで感想を持つ私。


おっ、それっぽくなってきた。


おー(それ以外に感想はないんかいとか言わない)。


たださ、どうも今調べた限りのほかのKönigsstuhlの写真と比べて…白くないのよね。天気の関係だったんだろうか。


先端に到着。ちっちゃな灯台があるの、見えますか?


ほらね。


再びデジタルズームの限界に挑戦すると…撮れちゃったよ。すごいね、手振れ防止機能のついたデジカメは。


崖の上からも見学できるようです。この一帯、ヤスムント国立公園に指定されてます。歩いてみたかったなあ。


ここで反転。


この反転時に下のデッキが水浸しになります。注意のアナウンスは流れていたらしいが…ドイツ語で。


それにしても寒い。しかも、雨まで降ってきた。もう我慢できんと下のキャビンに。あったかいSanddorneを飲む。…ってSanddorneって何よと調べてみると、このページにたどり着いた。


リューゲン島の名物(特産品)扱いされて、ジャムとかをあちこちで見たけど、上のWikiを見る限りでは、「西はイギリスを含む西欧・北欧から東は中国・モンゴル・シベリア、南はパキスタン・インドの高山まで分布する」とのことで、別に、珍しいものではなさそう。


そういえば昨日岬にもあったな。


味は…柑橘系の味。私は砂糖なしで飲んだけど、砂糖を入れる人もいるとか。とりあえず、冷え切った体は温まった。


かくして90分の船旅は終了。このくそ寒い旅のお供は


Nordwind北風号のお世話になりました。ひゅーるりー。