本日より新企画、「どこよりも詳しいリューゲン(Rügen)島ガイド」(当社基準による)を開始します。
…どこよそれ…とおっしゃる方、ここでございます。
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上の地図の青いピン、それぞれの記事に連動しております。ご利用ください。
これじゃわからんという方のためにもうちょっと引いてみます。
ここね、ドイツ最大の島なんです。んでね、ここに1週間も行ってきたのよ。10月に。
ここに行くのは、ドイツ人のご年配の方とか、ドイツ人のお年寄りの方とか、ドイツ人のじっちゃんばっちゃんとか、そんな人ばっかなのね。少なくともウェブを見る限りでは、ここに好き好んで1週間もいた日本人はいない。なので、日本語で書かれた旅行記なんかもいまいち痒いところまで手が届いていないというかなんというか。
こんなとこの詳細なレポートなんていらんという人ばかりだろうけど、まあ、万が一にも必要としている人のために開始します。「どこよりも詳しいリューゲン島ガイド」。旅のお相手は、私Snigelとその彼女(おったんか)、Cさんです。以下、「奥さん」とか「ツレ」とかテキトーな呼称で呼んでます。
まあ、この奥さん、張り切っていた。行く前から、計画をノートに書き出して私は言われるままの運転手役。そう、予定は立てた。でも「運転手は君だ。車掌はボクだ」状態。リューゲン島に着くまでに車を5時間も運転した。全線私が。ほぼ全線下道。
(手書きの予定表。気合入ってます)
リューゲン島はドイツ最大だろうとなんだろうと、「島」なんです。だけど本土とは2本の橋で結ばれています。何を血迷ったかは定かではないけど、2本の橋が並んでいる。
突然ですけど、ルパン三世の最新作『the Last Job』ご覧になられた方いらっしゃいますか?私は見てません。けどね、聞いた話では、件の橋を五右衛門が切ってしまうらしい(ないない…ありえないと現地を見た私は言う)。
(参考写真:こちらの写真は後日撮影いたしました)
この橋を渡るなりガイド役の奥さんが言うのだ。
「ここで(高規格道路から)降りる」
…え?まだ島に入ったばかりだよ。
予約した宿は今入った西の橋から見てまさに反対側にある東の端のSellinという村。なんでここで降りるの?と思いつつも、はいはい、泣く子と彼女には勝てません。降りましょう。
降りた先にあったのは…田舎道。道幅が狭く、村の中を除き全線が80キロに規制されている。
私:「なんでこの道に来たの。ちょっと、そのガイドブック見せて」
C:「ほら、この道(L29とかいう地方道)、太い線で描いてある」
私:「…これって、(風景的に)おすすめルートって書いてあるじゃん。これが幹線道路とはどこにも書いてない」
…ってかさ、ガソリン、尽きてきたんですけど。
Putbusという村まで来たが、ガソリンスタンドがない。これはまずいと島の中心の街Bergenに戻る…つまり、幹線道路に戻る。無駄なことをする。
そんなこんなで6時間ほどかけてSellinという村に到着。