【更新強化月間2】まっきー病に伏せる

うちの新同居人、まっきーが病気です。ここ数日、げほげほげほげほ咳してる。夜中、隣の部屋からげほげほやってるのが気になる。そうこうしてたらついにダウンしちゃいまして。ついに語学学校も休んでしまった。ある日、家に帰ってくると部屋の入口にこんな張り紙が。


まっきーたん死亡中。


スキヤキ食べたいです。


(くま)




病人がすき焼きを欲するな。


当然すき焼きなんて作れっこないので、作らない。え?なんでという方、まず、薄切りの牛肉がほとんど手に入らない。それから、うちには卓上コンロとか卓上IHとか、そんなかしこいものがない。ついでに、アイルランドで生食する文化がないから、溶き卵ですき焼きができるか疑問…というわけです。


そう、アイルランドって卵を生で食べる文化がないのよ。日本の卵は消費期限が産卵後1週間くらいに設定されてるでしょ。だけど、アイルランドのは3-4週間後に設定されてて、それを知らずに調子こいて「わーい、まだ消費期限内だ」と生食すると、もれなく地獄を見ることができます(いや、鋼鉄の胃を持ってる人はその限りじゃないかもしれないけど)。


ところが、この張り紙を貼った翌日。ついにまっきーは医者にかからなければいけない状態に。うちから徒歩5分のところに務めている私は会社をこっそり抜けだして、まっきーを近所の医者に連れていく。


迷医ひでかすの見立てによると、まっきーは気管支炎から下手したら肺炎を発症してるんじゃないかとのこと。待合室でまっきーに勝手に問診をして、症状のレポートを書く。…というか、賢ブレーンのまっきー、来る前にちゃんと症状を紙に書いてきてた。偉いぞ。だけど、日本語じゃなくて英語で書いたらもっと偉かったね(ってそれは病人には酷な要求か)。


そして、自称「通訳」としてずかずかと診察室に乗り込む私。じゃあ、胸をはだけてくださいなんてなったらどうしよう キャッ/// とか思っていた私(←冗談の通じない人のために書いとくと、その際は診察室から出ていくつもりでいましたよ)。だけど、診察は、耳から体温はかって(本人は熱は下がったと言っていたが、十分学校なら早退できる体温だった)、Tシャツをはだけずに聴診器当てて、問診の後に出された結論は…


「インフルエンザですね」


えっ?


意外な診断。迷医ひでかすに言われて気管支炎ないし肺炎と思い込んでたので「えっ?」と思った。抜け目なく日本の旅行保険の申請書と処方箋を書いてもらい退却。


その日の午後まっきーいわく、抗生物質だか痛み止めが効いてだいぶ元気になったと連絡があった。だからって


まっきーたん「もう少し」死亡中。


スキヤキケンタッキー食べたいです。


(くま)


…病人がケンタを要求するな。


この辺はさすがは関西人と褒め称えるべきなんだろうなあ。このたとえ熱で死にそうになっていても笑いを取ろうとするその根性に敬意を表します。


医者が私を見ながら気になることを言った。


「このインフルエンザは強力ですよ。伝染しますよ」


…発症するなら週末はやめてください(ちなみに土曜日の夜現在私は平気)。ちなみに、ひでかすには伝染した模様。私も時間の問題なのかな。いや、冬が来る前に予防接種受けたからもしかしたら大丈夫かな。大丈夫であってほしいな。ぶつぶつ。